赤ちゃんのお世話は手洗いが大事!注意点や正しい手洗い方法を知ろう
人の手には、さまざまな菌やウィルスが付着しており、それが原因で何らかの感染症を引き起こすこともあります。赤ちゃんの体はパパやママと異なり免疫力が未熟ですので、お世話をする際には手洗いがとても大事です。今回は、赤ちゃんのお世話の際に注意したい点や正しい手洗い方法をご紹介したいと思います。
赤ちゃんのお世話に手洗いが大切な理由とは
赤ちゃんが一番触れることの多いママの手
赤ちゃんの月齢が低ければ低いほど、身の回りのお世話をすべてママがしてあげることになりますので、当然手が体に触れる機会も多くなります。むしろ、触れていない時間がないくらいといってもよいかもしれませんね。
そして、ママの手は家事や仕事などでもあらゆる場所や物に触れることが多いので、それだけ菌やウィルスを手に付着させている状態だということをしっかりと自覚しておくことも大切です。
手を介してうつる感染症はたくさんある
パパママの体の中には、長年つちかった免疫力がありますので、実際に体内にウィルスや菌が侵入してきたとしても病気として発症するに至らなかったり、発症したとしても症状が軽かったりすることがほとんどです。
しかし、まだまだ十分な免疫力がない赤ちゃんの場合には症状が重症化したり命を落としてしまったりする危険も0ではありません。
手洗いの徹底で赤ちゃんを感染症から守ろう
しかし、月齢の低い赤ちゃんの場合には、できるだけそれらの病原菌と触れる機会を少なくし、感染症にかかるリスクを減らしてあげることも大切です。感染症のリスクを下げるために意識したいこと、それは、ママが手洗いの徹底をすること。これが赤ちゃんを感染症から守る一番簡単かつ効果的な方法です。
ただ、単にこまめに手を洗えばよいというわけではありません。正しい手洗い方法を学んだり、衛生グッズを使ったりするなどの工夫が必要です。
意外に気づいていない注意すべきポイント
パパママの生活で気づかない菌の付着がある
菌やウィルスの怖いところは、パパママがどれだけ意識していたとしても普段の生活で気づかない付着が避けられないというところです。ドアノブ、コップ、パソコンのキーボードなど、日常生活を送る上で、何気なく触れている部分にも菌やウィルスは山ほどいるのです。
目で見て明らかな汚れがない部分であっても、菌やウィルスはしっかりと身を潜めています。目で見える汚れだけに対して敏感に反応しているだけでは注意が足りないといえるでしょう。
見逃しやすい手を拭くタオルにも注意
しかし見逃しやすいのがタオルの扱いです。手洗いをしたときには、ほとんどの人が近くにある手拭きタオルを使用しますよね?このタオルが清潔でない場合、せっかく手洗いをしたにもかかわらず、再び菌やウィルスを手に付着させてしまうこともあるのです。
タオルは、清潔なものを一日に数回交換できるのが理想的です。間違っても、汚れていないからといって数日間使いまわすことだけは避けてくださいね。
石鹸でしっかりと手を洗い、清潔なタオルで水分を拭き取ることがポイントです。
おむつ替えは前後で手洗いがベター
手にはたくさんの雑菌が付着していますので、おむつ替えの前に手洗いをしていないと赤ちゃんへの感染症のリスクが出てきます。また、おむつ替えの手洗いはママへの菌の感染予防となります。
ロタウィルスやノロウィルスなどは、排泄物が感染ルートとなることもあります。赤ちゃんにそれらの病気の症状が出ていなくても、ウィルスを保有している可能性もありますのでおむつ替え前後の手洗いは徹底するようにしておくことが大切です。
正しい手洗いの方法や便利グッズを知ろう
正しい手洗いの方法を覚える
正しい手洗いの方法は、
・手を水で流し、石鹸やハンドソープをしっかりと泡立てる
・手のひら、手の甲を洗う
・指の間に反対の指をはさみ、指の付け根をしっかりと洗う
・手のひらに反対の指を立てて当て、爪と指の間を洗うようにこする
・最後に、手首も忘れず洗う
このような工程でしっかりと手を洗うことで、手に付着した雑菌を少なくすることができます。普段していた手洗いよりも手順が多く、時間がかかるかもしれませんが、習慣化することで清潔な手を維持することができますよ。