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4歳児が感じるストレスとは?サインや心の負担を軽減する接し方

4歳児が感じるストレスとは?サインや心の負担を軽減する接し方

子どもが4歳になって、いつもと違う行動をしたり体調不良を訴えたりすることはありませんか?もしかすると、それはストレスのサインかもしまれません。4歳児は、まだ自分のストレスに気づくことができません。そこで今回は、ママやパパに知ってほしい4歳児のストレスサインや原因、対処法をご紹介します。

4歳児の心の成長や知能の目安を知ろう

友だちの存在を意識できるようになる

4歳になると、幼稚園や保育園で集団生活を経験している子どもがほとんどですよね。ママと離れて園でたくさんの時間を過ごすようになると、少しずつ友だちや先生の存在を意識できるようになるでしょう。

それまでは、自分中心で色々なことを考えていた子どもが、友だちのことを考えたり我慢を覚えたりします。たとえば、泣いている友だちに「どこか痛いところがあるの?」と聞いたり、自分が1番に遊具で遊びたくても順番を守ったりするようになりますよ。

このように、友だちや先生と一緒に時間を過ごすことで、子どもの社会性が育まれます。しかし、園で気持ちをコントロールしている分、ママには甘えたい子どもは多いものです。もし、子どもが甘えてきたらしっかり受け止めたいですね。

時系列を認識できるようになる

4歳児は、語彙も増えてコミュニケーションがよりスムーズになります。また、時系列も認識できるようになります。ですから、会話の中で、過去、現在、未来について話すシーンも出始めますよ。

時系列を認識できるようになると、過去に起こったことや経験したことを元にして、次に起こることを予測できるようになります。「前にも〇〇したことがあるよね」「今度〇〇に行ってみたいな」などと話したり、「前はこうだったから、今度はこうなるだろう」などと、考えたりするようになりますよ。

過去を思い出して言葉にすることは、子どもにとって簡単なことではありません。まだ、時系列が混在してしまうこともあるでしょう。そのようなときでも、なるべく訂正せずに子どもの話を聞きましょう。

親子で乗り越えたい「4歳の壁」とは

4歳児は、自分以外の人や時系列を認識できるようになったり、相手の気持ちを考えられるようになったりして心身ともに成長が見られる年齢です。

しかし、心が成長するには時間がかかります。相手を思いやったり、自分の意見を伝えたりしながら少しずつ成長します。嬉しいこともあれば、我慢が必要な場面もあるでしょう。そのような心の変化は、子どもにとって戸惑いや不安を感じてしまうことにもつながります。

子どもは、自分の気持ちを上手にコントロールできずに、急に泣いたり叫んだりすることがあります。このような4歳児の心の葛藤を「4歳の壁」といいます。

ママは、子どもの話を聞いて、気持ちを整理できるようにサポートしましょう。子どもが甘えられたり安心できたりするとよいですね。

4歳児が示すストレスサインとは

腹痛などの体の不調に現れる

4歳児といえば、会話がスムーズにできるようになっていますね。しかし、まだ自分の気持ちを理解したり言葉で表現したりするのは難しい年齢です。そのため、ストレスを感じてもうまく消化できず、体の不調に現れることがあります。

体の不調で一番現れやすいのは、腹痛といわれています。幼稚園や保育園に行こうとすると「お腹が痛い」と、子どもにいわれたことがあるママもいるのではないでしょうか。

そほかにも、頭痛、下痢、嘔吐、動悸などに現れることがあります。このような様子が見られたら、仮病と思わずに病院に行くようにしましょう。

体に問題があったら大変です。体調不良の原因が何かを調べてもらい、それでも原因がはっきりとしない場合は、ストレスが原因とも考えられますよ。

ストレスが精神的な変化に現れる

4歳児のように、自分の気持ちを理解したり表現したりするのが難しい年齢では、ストレスが精神的な変化に現れることもあります。ちょっとしたことでイライラして怒りやすくなったり、気分が沈みがちで黙りこんでしまったり、集中力がなくボッーとしてしまったりするなど、子どもそれぞれで様子が異なります。

普段の子どもの様子と違って、気分の浮き沈みが大きかったり、モノや人に当たったりすることが目立つ場合は、ストレスが関係しているかもしれません。そのようなときは、子どもの様子を見守りましょう。

子ども自身は無意識な場合がほとんどなので、ストレスが解消されないとその状態が続く可能性があります。ですから、まずはストレスの原因を知ることが大切ですよ。

赤ちゃん返りや夜泣きなどが増える

子どもがいつもと違う行動をしているときも、ストレスが原因になっている可能性があります。「爪をかむ」「赤ちゃん返りをする」「夜中に泣いたり叫んだりする」「よく泣く」などの様子が増えることがあります。

子どもがいつもと違う行動をし始めて気になる場合は、何をきっかけにして始まったのか振り返ってみましょう。ストレスの原因を知る手掛かりがあるかもしれませんよ。

ママは、子どもの気になる行動をやめて欲しいと感じることもあるでしょう。しかし、無理をすると、よりひどくなる可能性もあります。「そんなことやめなさい」と注意せずに、まずはそっと見守ることが大切です。

そして、ストレスの原因を考えてみましょう。ママが子どもの変化に気づくことが大事なポイントですよ。
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