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4歳児が感じるストレスとは?サインや心の負担を軽減する接し方

4歳児が感じるストレスとは?サインや心の負担を軽減する接し方

家族や環境の変化がストレスになることも

ママやパパがイライラしている

4歳の子どもを取り巻く環境で一番身近なのがママとパパですよね。愛情を注いでくれるはずのママやパパがイライラしたりすぐに怒ったりすると、子どもは自分を否定されていると感じ、愛情を感じられずにストレスを抱いてしまいますよ。

ママやパパが直接子どもに攻撃的になっていなくても、夫婦喧嘩をしてイライラしていたり家族内の雰囲気が悪かったりすると子どもに伝わります。すると、子どもが委縮してしまい、ストレスになることもありますので注意しましょう。

ただ、育児をしていると、どうしてもイライラしたり子どもにきつい態度で接したりしてしまうことはあるものです。ママやパパのイライラが子どものストレスになると意識するだけで、影響は最低限に抑えられるでしょう。

自分自身や周囲の環境の変化に馴染めない

4歳という年齢は、周囲の環境に慣れるまでにまだまだ時間が必要です。そのため、ようやく慣れてきた生活環境が変化するだけで、ストレスになることがあります。

たとえば、幼稚園や保育園に通うようになってママやパパと一緒にいる時間が減る、引っ越しをして家の環境が変わる、下の子が産まれて上の子へのママやパパの関心が減ることなどです。どんな子どもも経験しそうなことですが、子どもの適応能力によってストレスの感じ方は違います。

環境の変化に対応できないからといって弱い子どもだと思わず、周囲の変化を敏感に察知できる能力のある子どもと受け入れてみましょう。環境の変化にどうやって慣れることができるのかを考えることが大切ですよ。

ママやパパが先回りし過ぎている

心配する気持ちが強いことから、子どもがしようとすることをママやパパが先にやってしまったり、ママやパパの考えを押しつけてしまっていることはありませんか。ママやパパが必要以上にサポートし過ぎると、子どもは自分のしたいようにできずにストレスを感じます。

ときには、親に反抗してみる子どももいますが、「子どもがいうことを聞かない」と、さらに語気を強めてしまうママやパパがいます。子どもにしてみると「自分はママやパパに受け入れてもらえない」「愛されていない」と感じ、ストレスになってしまうことがあるのです。

子どもが心配で手や口を出してしまう気持ちは分かりますが、まずは子どもがどうしたいのかを聞いてみましょう。それだけで、子どもが感じるストレスは減少されますよ。

4歳児のストレスを和らげるためにできること

スキンシップを大事にしよう

赤ちゃんは産まれたときから、ママが抱っこすると安心して泣き止むことが多いですよね。ママとのスキンシップは、安らぎを感じられて脳にもよい刺激になるとされています。

肌で温もりを感じると、脳の中でオキシトシンという物質が多く分泌され、このオキシトシンが心身のリラックスにつながる副交感神経に働きかけます。副交感神経が働くと、余分な力が抜けて安らぐことができるのです。

4歳児は、まだまだママとのスキンシップが大好きな時期です。スキンシップを取ることで、子どもがリラックスできたり安心したりして、ストレスが軽減されますよ。

抱っこやハグ、手をつなぐなど、子どもとたくさん触れ合いましょう。子どもだけでなく、ママやパパも穏やかな気持ちになりますよ。

親子遊びを思いっきり楽しもう

子どもがストレスを発散するには、思いっきり体を動かして、好きな遊びをママやパパと一緒に楽しむことも大切です。

子どもに限らず、大人でも体を動かすことで嫌なことを忘れてリフレッシュすることがありますよね。子どもも体を動かすことで、楽しみながらストレスを忘れることができるのです。

また、体を動かさなくても、子どもが好きな遊びをママやパパと一緒にすることで、ストレスを忘れることができます。大好きなママやパパと遊ぶことで、「自分はママやパパにとって大事な存在なんだ」と感じることができ、楽しみながら安心できるのです。

子どもにとって、遊びは色々なことを学ぶというほかにも、ママやパパの愛情を感じ取れる大切な時間なのですよ。

深呼吸で心のコントロールを

体と心をリラックスした状態に導いてくれる副交感神経は、深呼吸することで活動するといわれています。深呼吸をすることで、体から余分な力が抜けてリラックスでき、気持ちが落ち着くでしょう。

大人が感じているのと同じように、4歳の子どもでも深呼吸をすると体の余分な力が抜けます。大きな深呼吸をすることで、心が落ち着くのです。子どもがイライラしていたり、疲れて集中力が欠けたりしているときは、深呼吸をしてみましょう。

肩の力が抜けて表情が緩やかになれば、少しずつ心が落ち着いてきて気持ちをコントロールできるようになるりますよ。鼻から吸って口からゆっくりと吐く深呼吸をすることが、体にも心にもよい働きをしてくれるでしょう。

まとめ

4歳という幼い体と心で、ストレスを感じながらも頑張っている子どももいます。親として、まずは普段と変わりなく過ごしているかを見守り、いち早くSOSに気づくことが大切です。

また、ママやパパがストレスを感じていると子どもにもストレスが伝わります。ですので、親もストレスを溜めないよう心掛けたいものですね。

ストレスは悪いものと思わずに、「ストレスはあって当たり前」「ストレスはみんなが感じていること」と意識して、親子でストレスと上手につき合って楽しく過ごしましょう。
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