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兄弟の末っ子は家族のアイドル!末っ子の特徴と育て方のポイント

兄弟の末っ子は家族のアイドル!末っ子の特徴と育て方のポイント

末っ子と聞くと「甘え上手」や「空気を読むのがうまい」といったイメージがありますよね。家族の中でもアイドル的存在の末っ子を、ついつい甘やかしすぎてしまっているママも多いのではないでしょうか。末っ子の自立心を育てながら、子ども一人一人に寄り添った育て方のポイントを紹介していきます。

末っ子の子どもによく見られる性格的な特徴

自己主張ができて甘え上手に育ちやすい

「末っ子は甘えん坊」というイメージを持たれることが多いですね。家族みんなが小さな末っ子のお世話をしてくれる環境が整っているため、自然と甘え上手になっていることが多いようです。

また末っ子は、ママに怒られたらパパやお兄ちゃんお姉ちゃん、おじいちゃんおばあちゃんなど、誰に甘えたらなぐさめてくれるのか、よくわかっています。甘えられる先をたくさん持っていて、自分が困ったときには上手に甘えて助けを求めることができるのです。

甘えたいときの泣き方も、どこか芝居がかっていて、ママは見ていて笑ってしまうこともあるかもしれません。自分の主張を通すための手段をいくつも知っているのが、末っ子の特徴といえるでしょう。

周囲の空気を読むのが上手

末っ子は、良いことも悪いことも、すべてお兄ちゃんお姉ちゃんがお手本となります。「こんなことをするとママに怒られるんだな…」「こうするとママに褒められるみたい!」と、よく観察しています。

このように、お兄ちゃんお姉ちゃんのしていることを見て、自分がとるべき行動を考えているのです。末っ子は小さいころから周囲をよく観察するクセがついているので、自然と空気を読むのが上手になる傾向にあるといえるでしょう。

また、遊び方や生活習慣に関することなども上の子のマネをして学んでいくので、ママが手取り足取り教えなくても自然とできることが増えていきます。末っ子が器用に感じられるのも、周囲をよく観察して学び取っているからなのですね。

兄姉に張り合って負けず嫌いになりやすい

末っ子は、上の子との年齢差に関係なく、自分が上の子と同じくらいの能力があると思い込みがちです。何をするにも上の子と張り合うようになり、「絶対に負けたくない!」という強い意志を感じることも多いでしょう。

上の子が優しいと、わざと下の子に譲ったり負けたりしてくれるので、自分が優位でないと気が済まない、わがままさを持ってしまうこともあります。家での扱いを外でも求めるため、保育園や幼稚園などの集団生活に入ると、周りのお友だちと衝突することがあるかもしれません。

しかし負けず嫌いであるのは決して悪いことではありません。諦めずに頑張るメンタルがあるということは、将来困難にぶつかっても乗り越えられるだけの強さを持っているということです。

末っ子ならではの育て方のポイント

子どものやる気を引き出そう

多くのママには、末っ子はいくつになっても「小さな子ども」のままといった感覚があるでしょう。例えば、上の子が3歳のときは「もう3歳なんだから」と思っていたはずなのに、下の子が3歳になると「まだ3歳だから」と甘やかしてしまうものです。

末っ子にできないことがあると、「まだできないから」とママはついつい手助けをしがちです。しかしここでグッとこらえて、子ども自身の力でやってみるという経験を積むことが大切です。そして失敗しても怒ったり責めたりせず、「頑張ったね!」と過程を褒めましょう。

「かわいい子には旅をさせよ」ということわざがありますが、励ましたり褒めたりしながら、末っ子のやる気を引き出す声掛けをしてくださいね。

個性を尊重し自立心が育つように導こう

末っ子は上の子どもに比べて何をするにも時間がかかったりうまくできなかったりと、ママは見ていてもどかしくなることも多いですね。「うまくできないから」と、子どもの先回りをしてなんでもママが手を出していると、末っ子は助けてもらうのが当たり前と勘違いしてしまうかもしれません。

「常にママが助けてくれる」と思うと、本人に悪気はなくても他力本願な性格になることもあるでしょう。ママは末っ子の甘え上手な個性を尊重しつつ、自立心が育つように導く必要があります。

「ゆっくりでいいよ」「できなくても大丈夫だよ」と声を掛けながら、末っ子の意欲を引き出しましょう。うまくできたら「さすが!上手にできたね~!できると思っていたよ!」と大げさに褒めることも忘れずにしてくださいね。

叱るときは共感しながら注意するとよい

末っ子を叱るとき、あまり強く言いすぎても効果がない場合が多いでしょう。甘やかされて育っているため、きつく叱られるとふてくされたり、聞かないふりをして逃げたりするのです。

ママの怒りが頂点に達したときには難しいかもしれませんが、末っ子を叱るときは厳しく言いすぎないよう注意が必要です。「こら!ダメでしょ!」と否定することや「なんでこんなことするの!」と質問攻めするのではなく、「やってみたかったんだね~、わかるよ」といったん共感するのがポイントです。

そして「でもそれをするとこんな大変なことになっちゃうね。次からしないように気をつけようね」と注意します。観察したり経験したりすることから学ぶのは末っ子の得意分野です。きっと厳しく叱るより効果があるでしょう。

末っ子を育てる上で注意したいこと

甘え上手な末っ子を甘やかしすぎない

「たっぷり愛情をそそぐ」ことと「甘やかす」ことはまったく別物です。末っ子が幼くてかわいいからといって、ママがなんでも手助けしていては、他力本願でわがままな子どもになってしまうでしょう。

しかし末っ子はママをメロメロにさせてしまう方法を自然と身につけています。甘え上手な末っ子のかわいいふるまいに負けず、甘やかしすぎないよう気をつけましょう。「できることは自分でやりなさい」というスタンスを崩さず、末っ子の自立を促します。

甘やかしすぎると「親離れ」も「子離れ」もできなくなってしまいます。「誰かが助けてくれる」と思わせないよう、末っ子がひとりでできることを徐々に増やしていきましょう。自信がつけば、ママに言われる前に自分でやってみようという積極性も生まれますよ。
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