5歳児に昼寝は必要?よくある悩みや考えかたと昼寝の見極めポイント
1日を通して睡眠リズムを整えよう
そもそも必要な睡眠時間はどれくらい?
必要な睡眠時間はその日の体調によっても異なりますが、5歳であれば11時間程度といわれています。これより短い家庭は生活リズムそのものを見直す必要があるかもしれません。
近年では、幼児教育の注目も高まり、早くから習い事を始めている子どもも多いですよね。しかし、そのせいで帰りが遅くなり、夜型の生活になって子どもの大切な睡眠時間を減らしていては本末転倒ですよ。
休日も生活リズムを崩さない
保育園や幼稚園に通っている家庭であれば、起床時間や就寝時間だけでなく、昼寝の時間や食事をする時間もなるべく合わせるようにしましょう。こうすることで休み明けの負担も少なくなりますよ。
また、幼児期に生活リズムがきちんと身についていれば、将来たとえ崩れてしまうことがっても立て直しやすいといわれています。休日も規則正しい生活を目指しましょう。
大人が睡眠リズムを整える工夫を
また、寝る前にはスマホやテレビの画面を見ることはよくないと耳にしたことのあるママもいますよね。子どもは大人よりも様々な刺激を敏感に感じ取ってしまいます。そのため、寝る前にスマホやテレビなどの強い刺激を受けると、脳が興奮状態になり、睡眠に影響を与えるといわれています。
夜に良質な睡眠が取れなければ、日中眠たくなり、いつまでも昼寝が必要になってしまいます。小学校に入学すると日常的に昼寝をすることは難しいので、今から昼寝のいらない睡眠リズムを作っていきたいですね。
5歳児、昼寝が必要か見極めるポイント
朝、早起きができるか
そして夜になるとセロトニンを原料とした、睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンが多く分泌されます。メラトニンは体の免疫力を強化する役割を担っているので、できるだけ夜はぐっすりと眠り、メラトニンの分泌をうながすことが大切です。
このように、子どもの健やかな成長のためには朝早起きすることはとても大切です。朝起きるのが遅い子どもの場合は、朝早く起きれるように少しずつ生活リズムを整えてみましょう。
夕方から夜にかけてぐずらないか
もしくは夕飯時にぼーっとしていたり、眠たそうにうとうとしていたりする場合も昼寝が必要です。毎日夜は早く寝て、朝は早く起きるという規則正しい生活を心がけているのにもかかわらず、午後眠たそうな場合は、しばらく30分程度の短い昼寝を続けるようにしましょう。
成長とともに、次第に30分の昼寝も自然と必要としなくなってきます。子どもの体がそのときなにを必要としているのか、そばにいるママが判断することが大切です。30分以上寝てしまう場合は、そっと起こしてくださいね。
昼寝をしても夜ぐっすり眠れるか
普段は昼寝をしない子でも、朝早くから体を思い切り動かした日などは、疲れ果てて昼寝をすることもあります。それでも疲れているときは、いつもより早い時間から眠ってしまうこともあるので、このような場合には昼寝をした方がよいでしょう。
このように普段昼寝をしない子どもでも、ときには必要なケースもあるので、子どもの様子を見て柔軟に判断することが大切ですよ。
まとめ
昼寝の間にいつも家事を済ませていたママにとって、昼寝がなくなるのはちょっと辛く感じてしまうかもしれませんが、昼寝をしなくなるということは、それだけ子どもの体力もついてきたということです。
昼寝が必要なときは、短い昼寝を午後早い時間に済ませるようにし、就学に向けて子どもの生活リズムを整えていくようにしましょう。