赤ちゃんの号泣を放置したらどうなる?影響や対処方法について紹介
赤ちゃんが号泣するとおむつを替えたり、あやしたり、泣き止ませるために色々努力をしますよね。それなのに、なにをしても泣き止んでくれないと、放置したくなることがあるかもしれません。ここではもし、赤ちゃんの号泣を放置したときの影響や対処法についてご紹介します。
赤ちゃんの号泣を放置する理由や影響
赤ちゃんの号泣を放置してしまう理由
出産後の慣れない育児でストレスがたまり、寝不足などからくる疲労でイライラしているところに、赤ちゃんの号泣が続くとすべてを投げ出したくなるときもあるはずです。
また、産後の身体はホルモンバランスが変化し、マタニティブルーズや産後うつになってしまうママも多いです。
言葉で伝えることのできない赤ちゃんが自分の感情や欲求を泣いて伝えていると頭では理解していても、育児に前向きになれず自分を責めてしまうママもいますが、環境やホルモンバランスの大きな変化が大きく影響しているのです。
号泣を放置することで赤ちゃんに与える影響
泣いてもママが声をかけてくれることもなく、抱っこもしてもらえない。そのようなことが続くと泣いても分かってもらえないと諦め、泣くことを止めてしまいます。
ママにとっては楽になったと感じるかもしれませんが、これは無感情、無表情になってしまった恐れがあり、心配しなくてはいけないサインです。
不快なことや要求があっても泣かず、ママを求めることもしない静かな赤ちゃんを「サイレントベイビー」と呼び、そのまま大きくなると人間関係をうまく築けなくなる可能性があります。
号泣をうまく対処できないとママの負担にも
赤ちゃんは泣くものと頭を切り替えることができず、赤ちゃんの号泣のせいで睡眠がよくとれないと、精神的にも身体的にもママの負担になってしまいます。
次に赤ちゃんが号泣したときに、前回のことを引きずり、どうせ泣き止まないからと赤ちゃんと向き合う気がしなくなっていってしまうママもいます。
号泣をうまく対処することができず、身体的、精神的な負担が大きくなっていくと赤ちゃんが泣いていても放置をしてしまうことに繋がっていくことがあります。
赤ちゃんが号泣したときの対処方法
まずは赤ちゃんが号泣している理由を確認
赤ちゃんが号泣して止まらないときは、まず以下のことを確認してみましょう。
・お腹は空いていないか
・おむつは汚れていないか
・暑すぎたり、寒すぎたりしていないか
・痛がったり、痒がったりはしていないか
・いつもの泣きかたと違っていないか(病気の可能性がないかを確認)
ミルクをあげたり、おむつをかえたり、赤ちゃんに触れ、1つ1つ確認していくうちに、熱っぽい、お腹が張っているなど、体調の変化にも気づいてあげられるかもしれませんね。
抱っこしたり、環境を変えてみたりしよう
いつもは横抱きが好きな赤ちゃんを縦に抱っこしたり、パパが抱っこをしたりするのもおすすめです。ママとパパでは感触が違いますし、大きな手や胸で包み込まれると安心するかもしれません。
ほかにも、抱っこしながらゆらゆら揺らす、おくるみで包むなど、抱っこには色々な工夫ができますね。
また、抱っこしながらベランダにでて外の景色を見せる、音楽をかけてみるなど、小さなことでも環境を変えるためにできることはたくさんありますよ。
赤ちゃんが泣き止まないときは病院へ
とくに泣きかたが激しいときは、病気や怪我の疑いがあります。また、激しく泣いていたのに、泣き方が弱々しくなってきたときも注意が必要です。
赤ちゃんの様子をよく観察し、いつもと違う様子なら病院に連れて行ったほうがよいでしょう。
パパに「大袈裟なんじゃない?」「もう少し様子を見たら?」などといわれると病院に連れて行くのを躊躇してしまうかもしれませんが、ママがなにかおかしいと感じたら、自分の勘を信じて受診してください。
夜間でも不安を感じたときは、救急に連れていくことも考慮してくださいね。
赤ちゃんの号泣でママが疲れないためには
散歩で赤ちゃんと一緒に気分転換を
ママは気分転換になりますし、いつも天井を見ていることが多い赤ちゃんもいつもと違う景色を楽しめます。また、外の空気にあたると気分もすっきりするでしょう。
赤ちゃんに「気持ちがいいね」「かわいい鳥が飛んでいるね」など、声を掛けながら散歩をすれば、赤ちゃんとのコミュニケーションにもなります。
赤ちゃんは1カ月健診が終わった頃からお外に出られます。季節にもよりますが、無理をせず徐々にお散歩の時間をのばしましょう。
今日はどのコースを行こうか考えるのも楽しそうですし、お天気のよい日はベンチでゆっくりしてもよいかもしれませんね。