5歳児のコミュニケーションが心配!下手な原因や改善の方法を知ろう
5歳といえば年中から年長になり小学校入学も気になる年齢ですね。幼稚園や保育園の友だちとの関わりが広がる中で、コミュニケーションが下手だと気になりますよね。どうしてコミュニケーションが下手なのでしょうか?5歳になってもコミュニケーションが上達しない原因と改善方法をご紹介します。
まずは5歳児の平均的な発達の目安を知ろう
身長や体重は月齢の差も大きい
5歳から6歳にかけて身長は男女ともに3~6cmほど伸びます。体重は出生時の5~6倍になり、18kgを超えるようになるでしょう。
この時期には食べ物の好き嫌いがはっきりとしてきますから、好きなものだけを食べるという偏った食事をとる子どもも出てきます。偏った食事で体重が急激に増える子もいますから、身長や体重に個人差がより現われます。
個人差がありますので、ほかの子どもと比較するのではなく、どのように成長しているかをみることが大切です。
会話がうまくなり説明もできるようになる
5歳までは相手の状況は考えず自分の言いたいことを言うだけで精いっぱいでしたが、5歳になると相手の状況や気持ちを考えて話ができるようになってきます。友だちが泣いているのを見て「ボールが当たったの?痛かったね。大丈夫?」などと相手を気遣う声掛けをすることもできるのです。
話し相手が楽しそうに話を聞いてくれたら、うれしくてどんどん話をしてしまうこともあるでしょう。ママが他人に知られたくないことまで話されて、困ってしまうかもしれませんね。
周囲との関わりがうまくなり楽しめるように
状況や相手の気持ちもわかり、思いやりの心も育ってきますから、周りとうまく関われるようになってきます。遊びの中で自分たちでルールを作り、ルールを守って遊ぶこともできますよ。
年下や年上、同年齢と幅広い年齢の子どもたちと一緒に遊ぶことができますので、関わりの幅も広がるでしょう。関わりがうまくなる一方で、友だちとのけんかや嘘をつくことも出てきますので、ママとしても友だちとの関わりを注意しておく必要があるかもしれませんね。
コミュニケーション下手は個性や成長も関係
持って生まれた性格がおとなしい
自分から関わろうとしない子どもは、おとなしくて引っ込み思案の性格なのかもしれません。周りの子どもに圧倒されてしまい、自分からは関わろうとしないのでしょう。
子どもの性格は親の影響を受けるともいいます。ママやパパも人前に出ることが苦手であれば、子どももそうなってもおかしくないということですね。
5歳の時点でおとなしいと感じていても、小学校に行くようになったら活発になったということもありますから、成長を見守っていきましょう。
コミュニケーションの楽しさをまだ知らない
少しずつ友だちと一緒に遊ぶようになり、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを知った子どもはコミュニケーションを進んでとるようになるかもしれません。一方で、集団に慣れない子どもや自分の世界に入り込む子どもは、コミュニケーションを楽しいとは思っていないのでしょう。
まずは、ママが子どもと積極的にコミュニケーションをとり、コミュニケーションは楽しいと思えるような体験を重ねてみましょう。楽しいことと思えたら、積極的にコミュニケーションをとるようになるかもしれませんね。
発達障害が原因の可能性も
発達障害でみられる行動としては、集団から離れてひとりで遊ぶ、友だちが話していることを無視して自分のことだけを話す、相手の状況や感情を読み取ることができないなどがあるようです。しかし、コミュニケーションが下手だからといって発達障害というわけではありません。
コミュニケーション以外にも気になる行動があるのかを見ておくことも大切ですね。5歳では発達障害と判断するのは難しいでしょうが、どうしても気になるママは専門家に診てもらうとよいでしょう。