カミカミ期にとりたい野菜!ちょっとの工夫でたくさん食べよう
離乳食の後半のことをカミカミ期といいますが、このころになると食べることのできる食材も多くなり、離乳食完了も間近になります。このときにママの多くが思うこと、それは「もっと野菜を食べてもらいたい」ではないでしょうか。今回は、カミカミ期にとりたい野菜や、野菜をたくさん食べてもらうためのコツをまとめました。
離乳食後半カミカミ期のポイント
一日3回食にしていこう
1日3回食の場合には、パパママの食事のタイミングに合わせて食べさせてあげるのもよいですし、赤ちゃんのお腹のすき具合や授乳のタイミングに合わせて多少前後しても大丈夫です。
ただし、赤ちゃんの食が細い場合や、離乳食の進みが悪いと感じた場合には、一旦2回食に戻すことを検討したり、食事の量を少し減らしたりするなどの工夫をするとよいでしょう。
離乳食後期といっても食べることの練習期間です。焦らずのんびりいきましょうね。
野菜スティックは手づかみ食べに最適
自分で食べものを持って口に運ぶ動作もとても大切なことです。ぜひ積極的にチャレンジさせてあげてくださいね。ただ、そうなると気になるのが食事中の汚れですよね。
食べものがこぼれてしまい、床や服がベトベトになってしまうのは避けられません。掃除をするのも大変ですし、それが1日3回となるとストレスに感じるママもいると思います。
そんなときにおすすめなのが野菜スティックです。野菜を細長くカットして柔らかく茹でてあげれば手で持ちやすいですし、汚れにくいですよ。
栄養バランスは数日まとめて考える
離乳食本や離乳食メーカーなどのサイトには、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど、バランスよく食べられるようなメニューを取り入れましょうという言葉の記載を目にすると思いますが、この言葉をあまり鵜呑みにしすぎるのもよくありません。
もちろん、1日3食、栄養バランスのよい食事を食べてくれればよいですが、食べムラがない赤ちゃんのほうが少ないですよね。食べものの好き嫌いがある、体調が悪い、機嫌が悪いなどそのときの状態によっても差があります。
栄養バランスは1食ごとそろえるのではなく、数日まとめて考えるようにするとよいですよ。
あげても大丈夫?野菜の種類と調理法
気をつけたい野菜の種類
・固さがあり繊維質の強いもの
・苦味があるもの
レンコンやゴボウは十分に噛んで飲み込む必要があるため、カミカミ期の赤ちゃんにとっては少し早いかもしれません。細かくなるまで噛むことができずに、喉に詰まらせてしまう恐れもありますので注意が必要です。
苦味のあるもの、例えばピーマンやセロリなどですが、大人でも苦手な人が多いですよね。細かくカットしたり味付けを工夫して食べやすくしてあげる必要があります。
繊維の多いものは切り方を工夫する
ただ、カットの仕方に気を付けることで食べやすい状態にすることもできますので工夫してみましょう。
カミカミ期の食材に適した大きさは、だいたい5mm角程度が理想的です。しかし、繊維の多いものは食べにくいのでそれよりもやや小さめにカットするとよいでしょう。
小さくカットしても食べにくそうにしている場合には、ハンドミキサーなどを使ってペースト状にしたりスープにしてあげてみてもよいかもしれませんね。
冷凍野菜を上手に活用しよう
そんなときにおすすめなのが冷凍野菜です。冷凍野菜はスーパーやドラッグストアなどの冷凍食品コーナーで購入することができますが、食べたいだけ取り出して調理すればよいのでとても便利です。
ただ、国産野菜でないことも多いので、その点が気になるようであればママ自身で冷凍野菜のストックを作るのもよいですね。多くストックを作りすぎると味が落ちる恐れもありますので、だいたい2週間程度で食べきれる量にするとよいでしょう。
野菜たっぷりメニューづくりのヒント
ゴロゴロお野菜の煮込み料理
コンソメスープの素を入れてあげれば野菜たっぷりのコンソメスープになりますし、和風だしを入れてうどんをプラスしてあげるのもおすすめです。味噌とだしを入れればお味噌汁のできあがり。
調味料を変えるだけで同じ具材でもまったく違うメニューに変身します。多めに煮ておき、あえて味付けをせずに冷凍ストックしておけば、あとはその都度火にかけて調味料をプラスするだけです。
野菜を豊富なアレンジで食べさせてあげたいときに、おすすめなレシピですよ。