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双子の抱き癖ってあるの?抱っこの必要性と方法について

双子の抱き癖ってあるの?抱っこの必要性と方法について

赤ちゃんを抱っこしていると「抱き癖がつく」といわれたことがあるママは多いのではないでしょうか。また、双子の赤ちゃんが泣きやまないと、抱き癖がついてしまったせいではないかと悩みますよね。この記事では、抱っこの必要性や双子を抱っこする方法をご紹介します。赤ちゃんを抱っこするときの参考にしてみてください。

抱っこしないと泣きやまないのは抱き癖?

「抱き癖がつく」は以前の考え方

「抱き癖」とは、ママが抱っこしないと赤ちゃんが泣きやまなかったりぐずったりしてしまう状態が続くことです。赤ちゃんが常に泣いて抱っこを求めるため、ママはずっと抱っこをしてあげないといけなくなります。

年配の人に「抱き癖がつくよ」といわれたことがあるママは多いのではないでしょうか。そもそもこの考え方は、戦後にアメリカの育児法から取り入れられたもののようです。

その育児法では「泣いてもすぐに抱っこしない」「添い寝をしない」などということを推奨していて、戦後に女性が社会進出したことにより、育児をする人が足りなくなったことを補うための育児法といえます。

「抱き癖がつく」というのは、赤ちゃんのためを思った育児法ではなく、大人の都合でできた考え方なのです。

近年では抱っこが推進されている

以前は、抱き癖をつけないように泣いても抱っこをしない、という考えが主流でした。ですが近年では、抱っこはたくさんしてあげたほうがよい、という考え方に変わってきています。

赤ちゃんが泣いているのにも関わらずママやパパがそれを無視すると、赤ちゃんは次第に泣くことを諦めて、泣かない赤ちゃんになってしまいます。

泣くことは赤ちゃんにとってのコミュニケーション手段です。泣かない赤ちゃんは一見すると手がかからず楽にみえますが、常に不安な気持ちを抱えたままになります。その結果、情緒が不安定な子どもに育つ恐れがあるといわれています。

泣きやまないのは、赤ちゃんの成長とともに落ち着いてくることがほとんどです。いまはママやパパの愛情でたっぷりと包んであげてくださいね。

赤ちゃんを抱っこすることの効果

「抱き癖がつくから抱っこはしないほうがよい」という考え方には根拠がありませんでしたが、近年の「抱っこをするとよい影響がある」ということには医学的な根拠があります。

抱っこをすることによって、安心や信頼を得られる「オキシトシン」というホルモンが分泌されることが明確になったのです。このホルモンのおかげで、赤ちゃんはママやパパに愛されていると感じます。

さらに、抱っこは肌の温もりや心臓の鼓動を感じることができます。大人でも不安なときは人肌が恋しくなりますよね。赤ちゃんも同じようにママやパパの温もりを求めているのかもしれません。

赤ちゃんが成長してママやパパの元から離れていくときのためにも、今はたくさん抱っこしてあげてくださいね。

双子を抱っこするにはどうしたらよい?

パパや家族に積極的に抱っこしてもらう

ママがひとりで双子を育てていくことは不可能に近いといえます。双子が生まれたら、まずはパパや身近にいる家族に協力を求めましょう。

双子が同時に泣いてしまっても、抱っこができる大人が2人以上いれば、赤ちゃんを1人ずつ抱っこしてあげられます。また、お風呂や哺乳瓶での授乳など、ママでなくてもできるものはパパや家族にもサポートしてもらえます。

祖父母などの家族が近くにいない場合は、パパの協力がとても大切です。仕事で忙しい中でも、なるべく早く帰ってきたり休日の育児を担当したりしてもらえると、ママも心強く感じられますね。

産後のママは、自分の身体もまだ回復しきっていない時期です。協力してもらうことができる家族がいるのであれば、遠慮せずにお願いしましょう。

無理のない範囲で同時に抱っこをする

大人が1人しかいないときに双子を同時に抱っこする必要が生じた際は、無理のない範囲で同時に抱っこしましょう。

首がすわる前の赤ちゃん2人を同時に抱っこするときは、赤ちゃんの姿勢や転落の危険性に十分気をつけてくださいね。

片手抱きを2人分するのであれば、おくるみなどでくるんで首を支えるとやりやすいです。赤ちゃんをそれぞれママの太ももにまたがらせ、縦抱きで授乳するような姿勢で抱けば、赤ちゃんの体重が太ももに集中するため、ママは腕が疲れませんよ。あぐらをかいて、両太ももを枕にして赤ちゃんを挟む方法は、落とす心配がないので安心です。

首すわり後は、双子用の抱っこ紐などを活用するとよいでしょう。長時間使用する際は腰痛に気をつけてくださいね。

ママの心を落ち着かせて対応しよう

双子の場合1人が泣き出すとつられてもう1人も泣き出してしまい、負の連鎖が起きてしまうことがあります。ずっと赤ちゃんの泣き声を聞いていると、ママは精神的につらくなってしまいますよね。

そんなときは、無理に抱っこして泣きやませようとしなくて大丈夫です。おなかが満たされておむつが清潔であっても泣きやまないようであれば、赤ちゃんを安全な場所に寝かせてその場から一度離れましょう。

少しの間であれば、赤ちゃんを泣かせておいてもよいのです。ママは音楽を聞いたり温かいお茶を飲んだりして気分転換してくださいね。

また、1人でも大変な子育てを2人分やっているのですから大変です。自分はよく頑張っていると、胸を張ってくださいね。

双子が泣いて抱っこが大変なときの対処法

ハイローチェアで寝かしつけ

双子が同時に泣いてしまうと、寝かしつけが大変ですよね。そんなときは、ハイローチェアを使うとよいでしょう。

ハイローチェアとは、色々な機能がついたベビーチェアで、一台でベッド、チェア、バウンサーの役割をしてくれます。最近では、自動でママの抱っこのように揺らしてくれる機能がついたものもありますよ。

おすすめの使い方は、ハイローチェアにのせたトッポンチーノの上に赤ちゃんを置き、寝かしつける方法です。

トッポンチーノとは赤ちゃん布団のことです。ハイローチェアに双子を寝かせて、ゆらゆら揺らしてあげればよいので、2人同時に寝かせられるし、抱っこで寝かしつけるよりも体力を使いません。寝ついたらトッポンチーノごと布団に移動すれば、背中スイッチも発動しませんよ。
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