赤ちゃんは秋もあせも対策が必要。できやすい理由と予防法を紹介
秋にあせもができたときの対処法
シャワーできないときはこまめに着替える
しかし、外出先などで清潔にすることが難しい場合もありますね。そのようなときは、こまめに着替えらるように準備しておきしましょう。
頭に汗をかいたら、タオルやハンカチでできるだけ拭くとよいですよ。ウエットティッシュや濡らしたガーゼなどで拭くと、赤ちゃんもさっぱりしますね。
一日の終わりには洗浄料を使って洗いましょう。力強くこするのではなく、泡で優しく丁寧に洗うように心掛けるとよいですよ。
汗をかき過ぎないようにエアコンで温度調節
外にいる場合には仕方がありませんが、室内で過ごす場合はエアコンで23~25℃の室温を保つと、赤ちゃんの汗のかき過ぎを防げます。寝ている間にも汗をかくので、できれば夜間もエアコンで快適な室温をキープしたいですね。扇風機を併用して、エアコンからの冷気を循環するとよいですよ。
また、西日が当たる部屋は秋になっても気温が上がりやすいので、あらかじめ室温の調整をしておきましょう。
赤ちゃんは汗かきなので、大人が快適に感じる室温でも汗をかいていることがあります。こまめにチェックして快適に過ごせるようにしましょう。
治りにくいときは薬を使うか早めに病院へ
「こまめに着替える」「汗をたくさんかいたらシャワーを浴びる」「汗をかき過ぎないように調整する」などに気をつけましょう。それでもあせもが治らない場合は、悪化する前に薬の使用や病院で受診することも考えましょう。
あせもなどの皮膚の炎症には、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン剤が用いられます。病院で処方してもらえますし、薬局・ドラッグストアにもあせも用の塗り薬は取り扱いがあります。
市販品を購入する場合、効果の強さや値段なども様々なので、店頭にいる薬剤師に相談すると安心ですよ。
秋も汗をかく赤ちゃんのあせもの予防法
暑がりなので秋は着過ぎに注意する
秋になると、日中もだんだんと過ごしやすい気温になります。朝晩に涼しい風が吹くと、少し肌寒いと感じるママもいるかもしれませんね。
しかし、寒いからといって赤ちゃんが洋服を着過ぎると、ママが気がつかないうちにびっしょりと汗をかいてしまうことがあります。
見た目は問題なく見えても、背中やおしりが蒸れてしまっているというようなこともありますよ。秋の赤ちゃんの洋服には気をつけましょう。
お風呂では赤ちゃん石鹸で肌を清潔に
汗をたくさんかいた日には、お風呂で赤ちゃん石鹸できれいに洗い流しましょう。石鹸をたっぷり泡立てて、泡のクッションでソフトに洗うことがポイントです。
赤ちゃん石鹸なら、デリケートな肌も優しく洗い上げてくれます。手足のくびれ部分やしわになっている部分には、汗が溜まりやすいので念入りに洗うように心掛けましょう。
ただし、汗が気になって、その都度シャワーをする場合はぬるま湯のみにして、石鹸を使うのは1日に1回までにしましょう。赤ちゃん用とはいえ、石鹸は肌のうるおい成分も流してしまいやすいので、肌の乾燥の原因になります。ですから、石鹸の使い過ぎには注意したいですね。
あせもがないときはベビーパウダーを
お風呂上りなどで清潔な状態の肌に、水分をしっかり拭き取ってからベビーパウダーをつけましょう。そうすると、汗を吸着して快適な状態にしてくれますよ。
あせもはできていないけれど、手足のくびれ部分や、脚のつけ根部分などの蒸れそうな部分にあらかじめベビーパウダーをつけておくと、あせも予防にもなります。
しかし、もし、すでにあせもができてしまっている場合は、ベビーパウダーが汗腺を塞いでしまって、逆効果になってしまう可能性があります。ですから、その場合はベビーパウダーの使用は避けましょう。
まとめ
汗をかき過ぎないように、ママが室温を調整したり暑くなり過ぎないように服装に注意したりすることなども、あせも予防には大切です。
暑がりで汗をかきやすい赤ちゃんにとって、あせもは夏だけの悩みではありません。赤ちゃんが快適に過ごせる環境を整えて、あせもを予防しましょう。