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子どもは何歳から会話ができる?遅いときの注意点や関わり方のコツ

子どもは何歳から会話ができる?遅いときの注意点や関わり方のコツ

あやしても抱っこしても泣きやまない赤ちゃんに、「なにが不満なのか言葉でいってくれたらいいのに」と感じたことはありませんか。人間のコミュニケーション方法のなかでも重要な「会話」は、何歳からできるようになるのでしょうか。今回は子どもの言葉の発達が遅いと感じたときの注意点や関わり方のコツを紹介します。

まずは子どもの言葉の発達について知ろう

1歳頃に意味のある言葉を話すようになる

生まれたばかりの赤ちゃんは喉の発達が未熟なため、泣き声以外の声を出すことができません。しかし、成長するにつれて出せる声の種類が増えていきます。

生後2カ月頃になると鳩の鳴き声のような「クークー」という声を出し始め、生後4カ月頃から「あーうー」という声が出るようになります。

生後7カ月になると「マママ」「パッパッパ」という少し複雑な声が出せるようになり、言葉を話す準備ができてきます。ママの言葉がなんとなく通じていると感じることがあるかもしれませんね。

1歳頃になると「マンマ」など、意味のある言葉を話すようになる子どもが多いようです。「食べる?」「飲む?」などの言葉が通じることも多くなりますよ。

2歳になると二語文が出るようになる

1歳以降の子どもは、パパやママが話す言葉や絵本の読み聞かせなどから言葉をどんどん学んでいきます。

最初は「ママ」「パパ」「ブーブー」などの名詞しか話していなかった子どもも、「もっと」「いく」などの要求や行動を表す言葉が話せるようになるなど、言葉が急速に発達していきますよ。

また、ほしいものや興味があるものを指さしたり、テレビに映ったキャラクターの名前を伝えたりするなど、しぐさや言葉で周囲の人とコミュニケーションを取ろうとするのもこの時期です。

2歳頃になると「ワンワン いた」など、二つの言葉をつなげた「二語文」が出るようになります。言葉でのコミュニケーションが取りやすくなったと感じるママも多いのではないでしょうか。

3歳を過ぎると会話ができるようになる

二語文が出るころになると、それまで話していた「マンマ」などの幼児語が少しずつ減り、「ごはん」などの大人が使う言葉に置き換わっていきます。口や喉も発達して、聞き取りやすい発音で話せるようになるのも特徴です。

コミュニケーション能力も備わっていくため、「お散歩行く?」と聞くと「おさんぽ いく!」と答えるなど、簡単な会話ができるようになりますよ。

また、3歳頃になると「ぼく おそと いきたい」など、三つの単語をつなげた言葉を話せるようになり、3歳を過ぎると「てにをは」や接続詞を使った文章を話せるようになります。

自分の考えを伝える力も身につくため、雨の日に「お散歩行く?」と聞くと「雨だから行かない」と答えるなどの会話も成立します。

言葉の遅れが気になったら注意したいこと

子どもにたくさん話しかけ、関わっているか

例えば、「ドイツ語で自己紹介をしてください」といわれても、ドイツ語を勉強したことがないママは自分の名前をいうだけで精一杯ですよね。

言葉を話すためには、言葉を知り、言葉の意味や使い方を理解する必要があります。子どもが言葉を話せるようになるのも、子どもが言葉を学び、単語の意味や使い方を理解できるようになるからです。

子どもはパパやママが話す言葉を聞いて学んでいます。そのため、会話が少ない環境で育った子どもは言葉の発達が遅くなりがちです。

言葉の発達が遅いと感じたときは、子どもにたくさん話しかけているか、関わっているかをチェックしてみましょう。たくさん話しているのに言葉が遅いというときは、話しかけ方を変えてみてもよいかもしれませんね。

テレビやスマホを長時間見せていないか

近年、幼児向け教材などにDVDが添付していることも多く、子どもの発達によいというイメージをもっているママもいるのではないでしょうか。

教育番組や幼児向けの動画は子どもにもわかりやすい言葉が使われており、音楽やダンスなども取り入れた子どもにもわかりやすい内容になっています。トイレトレーニングなどの手助けになることも多いですよね。

しかし、テレビやスマホで見る動画は「会話」ではなく一方的な情報発信です。単語を覚える手助けにはなるかもしれませんが、言葉をコミュニケーションの道具として使う楽しさを知ることはできませんね。

言葉の発達をうながすためにも、テレビやスマホを長時間見せるのは避け、コミュニケーションをたくさん取るようにするとよいでしょう。

ママが子どもの発言を先取りしていないか

「気が利く」性格は美徳の一つです。「結婚するなら気が利く女性がよい」と考えている男性も多いですよね。

気が利くママがいる家庭では、トイレットペーパーが空っぽになっていたリ、シャンプーのストックがなくなったりすることはめったにありません。家族全員がいつでも快適に過ごすことができる環境になるでしょう。

しかし、ママの気が利きすぎるというのも、子どもの発達にとっては少し考えものです。子どもが「お水ちょうだい」という前にママが水を用意してしまったら、子どもは話す必要がなくなってしまいます。

言葉は「必要だから使う」ものです。子どもの言葉を引き出すためにも、子どもに対しては「ちょっと気が利かないママ」くらいでいる方がよいかもしれません。
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