就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

幼稚園の年中さんはどんな年ごろ?成長やこの時期からの入園について

幼稚園の年中さんはどんな年ごろ?成長やこの時期からの入園について

年中さんになると「どんなことができるんだろう?」「どんな問題が起こりやすいのかな?」などと気になりますよね。ここでは年中さんにフォーカスし、この頃の特徴や、トラブルの原因などを見ていきたいと思います。また、年中から入園することへ不安を持つママ!この記事を読んで不安を解消してくださいね。

年中さんって何歳?この時期の特徴

年中さんの年齢と生まれ月

「年少・年中・年長」の基準となるのは、1月1日ではなく、学校の入学時期である4月1日時点です。4月1日時点で満4歳だと年中です。

ちなみに満◯歳、という満年齢については、少し注意が必要です。満年齢は、生まれた年=0歳。誕生日を迎えるごとに、1歳増えていく数え方なのです。法律で「誕生日の前の日の午後12時(24時)に1歳加える」と定められていることに由来します。これは、2月29日があるうるう年生まれの子に配慮したためです。

例えば、3月10日時点で満3歳の子どもがいるとします。誕生日が4月7日の場合、「4月1日の時点だと、まだ満3歳なので今年度は年少クラス。来年の4月1日は満4歳なので年中さんクラス」になります。

自分のことが自分ででき、文字にも興味が

年中さんの子どもは、自分の好みや特定の物事に興味や関心が出てくる時期です。「楽しい」「好き」などの感情や状態から「学び」へと興味を広げていく時期でもあります。

例えば、ひらがななどの文字、数字、工作、運動・体操など、幅広い分野へ関心が強くなります。そのため年中さんの時期は、子どもの興味や関心に合わせて「楽しいな」「もっとやりたいな」と思うような経験を、たくさん積むことが大切です。

また、自分で考えたり、意思表示をしたりすることも増えてきます。好みや意思がはっきりしてくると、その分親への反抗や友だちとのトラブルも増えてくるかもしれません。ママはその子らしくコミュニケーションできるように、サポートしていくことも大切です。

心が成長して友だち関係もより豊かに

年中は、集団生活になじみはじめたり「集団の中にいる自分」という意識も育ちはじめます。

自立心も育ってくるので、周りに関心を持ち、積極的に関わっていく姿勢が見られます。同時に自意識が高まってくるため、ほかの子と自分を比べ始めるのも年中頃の特徴です。

例えば、友だちに「おもちゃを貸して」と伝えたり、一緒に遊んだりする機会も増えてくるでしょう。ときには、友だちとのコミュニケーションがうまくできないこともあると思います。

ですが、それも一つの成長過程なので、子どもの気持ちを理解して、見守り、必要なときに助けられる体勢でいるとよいでしょう。そうすれば、次第にコミュニケーションがうまくなっていきますし、自分でできることが増えていくようですよ。

年中さん向けの遊びや起こりがちなトラブル

お友だちやグループならではの遊びができる

年中さんの頃は、お友だちやグループならではの遊びができる時期でもあります。

言葉で自分の気持ちなどを伝えることも、だんだんと上手になってきます。おしゃべり、言葉遊びをすることも増えてくることでしょう。お友だちとのコミュニケーションも上手になってくると、お友だちと遊ぶのがどんどん楽しくなってきます。

自分たちでルールを決めて遊んだり、役割を決めて「ごっこ遊び」をしたり。いろいろな状況に合わせて行動したり、話したりする様子は、見ていて楽しいものです。

社会性を身につけていくこの時期。もしうまくいかないことがあっても、焦らなくて大丈夫です。ぜひママも、お友だちのなかで成長する子どもの姿を、あたたかく見守ってあげてくださいね。

集団を意識しはじめるがゆえのトラブルも

お友だちと遊ぶ機会が増えていくと、集団を意識しはじめるがゆえのトラブルも出てきます。

子どもたちの間でトラブルがあると、つい親は心配して「◯◯ちゃんと遊んじゃダメよ」などといってしまうことがあるかもしれません。ですが、子どものケンカというのは、相手が嫌いでするケースはとても少ないようです。ほとんどの場合、遊びの延長としてケンカになってしまうなど、仲よくしたいけど表現がうまくできなくて発展するようなケンカだといわれています。

むしろ子どものケンカは、子ども同士で問題を解決する貴重な機会です。この時期に人間関係やトラブルの解決方法を学ぶことは、その後のコミュニケーション能力に影響を与えます。ケンカは、子どもが成長するための重要な教材でもあるのですね。

お友だちと話し合うことを学んでいく

ケンカしたときこそ、お友だちと話し合うことを学ぶ絶好の機会です。幼稚園や保育園に通っている子どもは、トラブルがあったときは先生が間に入って、子ども同士の話し合いを誘導してくれることでしょう。このような園での生活の中で子どもたちは「話し合いで問題は解決できる」ということを体験していくのです。

年中さん頃から「◯◯ちゃんはおもちゃを取られてきっと悲しかったんだな」など相手の気持ちを考えられるようになってきます。相手の気持ちを考えて、自分たちで解決するための下地がようやく整ってきたということです。

ママは子どもたちがケンカを始めても、やみくもにケンカをやめさせるのではなく、しばらく様子をみるようにするとよいでしょう。
28 件

関連記事


  • テニ-とテーオ