幼児期に魚のおいしさを知ろう!魚嫌い克服のコツやレシピ
最近、魚嫌いの子どもが増えているようですが、「自分の子どもは魚を好きになってほしい」と思うのがママの本音ではないでしょうか。魚には、子どもの成長によい栄養素がたくさん含まれています。すでに魚嫌いな子どもでも克服するためのコツや、食べやすい魚、子どもに喜ばれる魚料理のレシピなどを知っておきましょう。
幼児期の成長に!たんぱく質である魚は大切
日本の食文化である魚料理を食べよう
しかし近年では、若い世代を中心に魚の消費量が減少していて栄養バランスが乱れ、生活習慣病が増加しています。「調理が面倒だな」、「骨が取るのが面倒で食べにくい」などの理由が原因の一つだと考えられます。
パパ・ママ世代でも魚を食べる機会が減ってきているのではないでしょうか。面倒臭がらずに魚、肉、野菜、乳製品などバランスよく食事に取り入れ、子どもに魚のおいしさを伝えていきましょう。
お魚にはどんな栄養が含まれているの?
ほかにも、疲れを回復させ目の働きをよくするタウリンや、筋肉や臓器の維持に必要なたんぱく質、おなかの掃除や調子を整える食物繊維などの栄養素も含まれています。
たんぱく質に関しては、お肉より少ないイメージがありますが、同じぐらいの量が含まれていて、消化・吸収に優れているので、赤ちゃんでも無理なく食べることができます。
子どもの脳の成長によいおすすめの魚は?
また、糖質の代謝を促進し、脳のエネルギー源に変えるために必要な、ビタミンB1を含む魚がおすすめです。脳へのエネルギーが不足するとイライラしたり集中力・記憶力が低下したりしますので子どもの脳に必要な栄養素だといえます。
このビタミンB1は、ウナギやタイ、サバ、サケ、アジ、ブリなどに多く含まれています。とくに、サケは魚嫌いの子どもでも食べられることが多いのでおすすめですよ。
魚嫌いを克服!魚を食べやすくするコツは?
魚の骨を取るのが苦手な場合
はじめのうちは、骨が見つけやすくて簡単に取りやすい魚から食べ始めるとよいですよ。たとえば、サケやサバ、タイ、カジキ、ブリなどの魚がおすすめです。また、焼き魚より煮魚のほうが、身がやわらかくなっているので、骨を取りやすいでしょう。
丸ごとの魚だと、骨を取るのが苦手な子どもは嫌がりますので、切り身や三枚おろしで骨の少なそうな部位を調理してあげるとよいですよ。慣れてきたら、小骨のある魚にもチャレンジしてみましょう。
魚の生臭さが苦手の場合
魚の両面に少し塩をふりかけて15分~1時間ぐらい放置しましょう。そうすることで魚の内側にある、臭みを含んだ水分が浸透圧の高い外側に出てきますので、キッチンペーパーでしっかりと取ってください。これで魚の生臭さをだいぶ軽減することができます。
ほかにも、味付けに子どもの好きなマヨネーズやチーズを使ったり、料理酒や生姜に漬け込んだりすることでも、魚の生臭さを取ることができますので、子どもでも食べやすい味になりますよ。
苦味、パサパサ感が苦手の場合
火加減は中火で、できるだけ短い時間で焼き上げることで、ふわふわでジューシーな仕上がりになります。たとえば、火加減を強火で焼くと焦げやすくなりますし、弱火でじっくり焼くと水分やうまみが逃げてしまいますので気をつけてください。
両面焼きのグリルなら短時間で魚を裏返す必要がないので便利です。片面焼きグリルやフライパンで焼く場合は、余熱で中まで火が通る程度の焼き時間にしましょう。
苦味が苦手な子どもの場合は、魚の内臓を取ってあげたり、レモンや大根おろしと一緒に食べたりすると苦味を軽減できますよ。
子どもが好きなおすすめ魚レシピ
食べなじみのある味付け!カジキの照り焼き
・カジキ(切り身)…2切れ(240g)
・塩…少々
・しょうゆ(A)…大さじ1
・みりん(A)…大さじ1
・酒(A)…大さじ1
・砂糖(A)…大さじ1
・片栗粉…適量
【作り方】
1.カジキの両面に塩をふります。約5分おき、出てきた水分をキッチンペーパーで取ります。
2.Aを混ぜ合わせてタレを作ります。
3.カジキの両面に片栗粉をまぶします。
4.油を熱したフライパンに3を入れて、中火で軽く色が付くまで両面焼きます。
5.4のフライパンに2のタレを入れて、カジキに絡めながら煮汁にとろみが付き、つやが出るまで熱します。
片栗粉をまぶすことで、パサつきを防いでふっくらと仕上がりますよ。