お風呂タイムはバスソルトで発汗!子どもと一緒に楽しむ入浴法を紹介
仕事や家事育児で忙しいママは疲れやストレスがたまりがちです。時間がなくてリフレッシュできないというママは、お風呂タイムにバスソルトを使って心と体を癒してみませんか?今回は、バスソルトの特徴と作用、使い方、子どもと一緒に入浴を楽しむ方法を紹介します。
バスソルトの特徴と作用を知ろう
バスソルトと入浴剤の違いとは
入浴剤は「医薬品」や「医薬部外品」に分類されるもので、体を温めながら健康な状態を作ることを目的としています。保湿効果やあせも、あかぎれ予防、疲労回復などの効果を持った薬用入浴剤は特に人気です。
一方、バスソルトは「雑貨」や「化粧品」に分類されるもので、美肌やデトックスを目的としています。「ヒマラヤ岩塩」や「死海の塩」をハーブや香料と混ぜたもので、文字どおり「お風呂に入れる塩」のことです。
また、バスソルトのなかには天然塩から硫酸マグネシウムという成分を取り出して作る「エプソムソルト」を使用しているものもあります。
バスソルトで発汗するメカニズム
入浴剤による発汗は体が温まることによって起こるものです。トウガラシや生姜、炭酸などの成分で体を外から温めて汗をかくという仕組みなので、体が温まりにくい人は発汗量が少ないこともあります。
一方、バスソルトによる発汗は塩分濃度の違いによって起こるものです。お湯の塩分濃度が汗の塩分濃度よりも高くなると、お互いに同じ濃度になろうとする働きが生まれて体内から汗が引き出されます。
また、塩分を含む汗は排出されますが、塩分以外のミネラルは体内に取り込まれやすくなります。そのため、ミネラルの効果で血行がよくなり、体が内側から温まるといわれていますよ。
発汗以外にも嬉しい作用がたくさん
また、新陳代謝が活発になって肌のターンオーバーが正常に戻り、美肌になるそうです。塩による保湿効果や代謝アップによるダイエット効果など美容面で嬉しい作用があるともいわれています。
さらに、血行がよくなることで冷え性が改善すれば、肩こりや腰痛にもよいでしょう。体が冷えやすく血行不良や代謝低下を起こしやすい冬は「足湯」がおすすめですよ。
バスソルトに入っているハーブなどの香りは気持ちをリラックスさせてくれます。優雅なローズ、心が落ちつくラベンダー、リフレッシュに最適なオレンジなど気分に合わせて香りを楽しんでもよいですね。
バスソルトの使い方と注意点を確認しよう
使用量や注意書きを確認しよう
また、入浴剤のなかには「追い炊きをしないでください」という注意書きがあるものがありますが、バスソルトのなかにも追い炊きできないものがあります。成分に「硫黄」を含んでいる場合、追い炊きは避けましょう。
塩分濃度が高いので長時間浴槽にためたままにすると浴槽や風呂釜が傷む原因になります。洗濯に使用する場合は早めに使用し、使用しない分はそのまま流してください。
浴槽は成分が残らないよう洗剤や水を使ってしっかり洗いましょう。
ぬるめのお湯に20分を目安に浸かろう
バスソルトを使うときは38〜40℃のぬるめのお湯が最適です。体に負担をかけず芯からゆっくり体を温めることができますよ。
また、入浴時間は20分を目安にするとよいでしょう。20分以上入浴すると疲労を回復するつもりが体力を消耗してかえって疲れてしまったり、汗をかきすぎて脱水症状を起こしたりします。
とはいえ、入浴時間が短すぎると効果が少なくなってしまいます。天然の岩塩を使用しているものは成分が浸透しにくいので、最低でも10~15分以上入るようにしましょう。
時間があるときはマッサージで角質ケアを
【用意するもの】
・バスソルト
・ボディオイルかお湯
・ボディクリーム
【やり方】
1.大さじ1杯くらいのバスソルトにボディオイル(またはお湯)を加えペースト状にする
2.滑らかになったらマッサージしたい場所に円を描くように優しく塗る
3.マッサージが終わったらぬるま湯で洗い流し、ボディクリームで保湿する
マッサージをするときに力を入れると肌を傷つけてしまうので注意してくださいね。また、毎日すると刺激が強いので、週2回程度にしておくとよいでしょう。
バスソルトのお風呂を子どもと楽しもう
赤ちゃんもOKなバスソルトもある
バスソルトのなかには赤ちゃんでも使用できるものがあります。個人差はありますが、肌の状態が安定する生後3カ月ごろから使用できるようです。
また、バスソルトの成分は塩やハーブが主体なのでお風呂のお湯を飲んでも中毒の心配はほとんどありません。粉を舐めたり飲んだりしたときは湯冷ましやミルクを飲ませて様子を見ましょう。
スプーン1杯分飲み込んだときや、ホウ砂を含んだ商品を舐めたときは病院を受診しましょう。吐いたものが詰まって窒息することがあるので、舐めたり飲んだりしても吐かせようとしないでくださいね。