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3歳の子どもの遊び方が幼い?子どもに合わせた遊びで成長を助けよう

3歳の子どもの遊び方が幼い?子どもに合わせた遊びで成長を助けよう

3歳くらいになるとお友だちと一緒に遊ぶ子が増えて、ひとりで遊んでばかりいたり集中力がなく次々と遊びを変えていたりすると、遊び方が幼いのではないかと心配になるかもしれません。今回はおよそ3歳くらいの子ができることや成長を促すような遊びをご紹介します。親子で楽しんで遊びながら成長を促せるとよいですね。

およそ3歳になる子どもができてくること

言葉の理解が少しずつでき表現力も豊かに

個人差がありますが、3歳くらいになると言葉で自分の気持ちを表現することが多くなってきます。それは、「ニャンニャンいるよ」などの2語文から「お腹すいた。ご飯食べる」など、もう少し長い文章が話せるようになり説明が上手になってくるからです。

数種類の色や体の部分が言えたり、大きい、小さいなどの形容詞や反対語がいくつか分かるようになったりもします。りんごやバナナは果物などのカテゴリーが分かってくるのもこのころです。

いつもではないですが、「コップとスプーンを持ってきて」などの複数の指示が理解できるときもあります。好奇心が旺盛で「どうして?」「なんで?」と質問も多くなるでしょう。ママは大変ですが、できるだけ答えたり一緒に考えたりできるとよいですね。

体の動きも活発になってくる時期

3歳になるとバランスを取る力がついてきます。短時間の片足立ちや平均台を渡ることができるようになる時期です。

階段を3段くらいなら足を交互に出して登れたり、約30cm上から飛び降りたりできるようにもなります。3歳くらいの子が好きなトランポリンやストライダーは運動能力に大切なバランス感覚を養う遊びです。

手先も器用になり、靴が履けたり折り紙を二つ折りしたりできるようになります。食事中にこぼす頻度も減り、大きなボタンの服であれば自分で着替えられるかもしれませんね。

今までよりは転びにくくなり、歩く、跳ぶ、登るなど体の動きや細かな手先の動きがスムーズになります。将来に渡っての健康維持や意欲を養うためにこの時期、体を使う遊びをたくさんできるとよいですね。

社会性が発達し好奇心旺盛になってくる

3歳はちょうど幼稚園入園のころですよね。今まではお友だちと近くで同じ遊びをしていてもお互いに別々に遊んでいることが多かったかもしれませんが、だんだんとお友だちとお話したり協力したりして遊ぶ時期になります。

とはいえまだまだ別々の遊びも多く、一緒に遊んでも自分中心でけんかをする場合もあるでしょう。けれども、物の貸し借りや順番を待つことが少しずつできるようになってきます。

けんかをすることで我慢や譲るマナーを学び、お友だちを観察したり真似したりすることでほかの人の気持ちを理解するきっかけを得るようになるのです。子どもにとってけんかは大切な体験といえますよね。

お友だちとの関わりや集団生活から社会性を身につけていく大切な時期でもあります。

子どもの好奇心をくすぐって成長を促す遊び

お友だちと一緒に遊ぶのが楽しくなるころ

何人かの子どもと公園に行ったら、おもしろい形の石や蝉の幼虫の穴などママがお題を出してそれを見つける探検ごっこをしてもよいですね。子どもは自然に交流したり協力したりし始めます。

室内でもできるのはお店屋さんごっこです。おもちゃや折り紙などで作った自作の商品を売ったり買ったりすると、子ども同士の会話が生まれますよね。また「なにかを買うにはお金が必要」と学べるかもしれませんね。

お友だちとあまり遊ばない子は、まずはママと楽しく遊ぶ体験を増やしてみましょう。そこからママ同士が知り合いで面倒見のよい小学生、幼稚園の年長さんなど、徐々に我が子の年齢と近い子どもたちと遊べるとよいかもしれません。

ママが見守りながら1対1で遊ぶと子どもは慣れやすいですよ。

3歳児が楽しむ保育士さんおすすめの遊び

保育士さんは子どもの発達に合ったさまざまな遊びを用意しています。たくさん体を動かしたがるこの時期は、音楽に合わせて体を動かすなど体を使った遊びが多いです。

ルールを理解し始めるので、簡単なルールの鬼ごっこやかけっこで盛り上がります。鬼が指定した色を探して捕まる前に触っているというルールの色鬼も楽しめますよ。

かくれんぼは予測する能力がつくこの時期におすすめの遊びです。とはいえ、あまり広範囲だと見つけられないので範囲を限って遊びます。

ママやパパ、お姉さんなど役を決めて遊ぶおままごとも3歳の子が好きな遊びです。初めは保育士さんが一緒に遊び子ども同士の関係をつなげていくと、だんだんと子どもだけで遊べるようなっていきます。

ママと一緒に楽しめるトランプ遊び

3歳くらいでトランプをするときは、絵札を抜き半分ほどのカードにすると遊びやすいです。神経衰弱は20枚くらいから始め、七並べは赤と黒2種類のカードで5を基準にする五並べにしてもよいですね。

ビッグ・オア・スモールは勘だけの勝負なので親子でハンデなく遊べますよ。

【ビッグ・オア・スモールの手順】
1.切ったカードの山ごとテーブルに乗せる
2.順番を決める
3.山の一番上のカードを数が見えるようにテーブルに置く
4.最初の人は山の中から自分が引くカードが、最初のカードの数より大きいか小さいかを予想する
5.カードを引いて当たれば最初のカードを取り、自分の引いたカードをテーブルに置いて予想を続ける
6.外れたら交代
7.持っているカードが多い人が勝ち

子どもの成長に合わせて遊びを考えてみよう

集中力を高めるには指先を使った遊びを

幼児期の集中力は年齢プラス1分ともいわれ長い間集中することは難しいです。けれども好きなことや興味があることには集中できる子が多いですよ。

つまんだり入れたりなど指先が器用になるこのころは、指先を使った遊びをすると集中しやすいです。たとえば、色のついた棒を台に空いた穴に差し込んでいくペグ差しです。色を組み合わせて模様や絵が描くおもしろさがあります。

ブロックやビーズなどの穴にひもを通す、ひも通しもよいですよ。自由に遊ぶだけでなく赤と黄色、丸、三角、四角などの色や形を繰り返しのパターンで通すと、できあがったものを見て法則性の美しさや楽しさを感じられます。

子どもが法則性に気づき、次を予想したり応用したりして問題解決する能力を養うこともできますね。
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