お宮参りは仏滅の日に行ってもOK?六曜との関係や気をつけること
お宮参りは赤ちゃんの健康や幸せを願う大切な行事ですが、パパママの親御さんたちと都合が合う日が仏滅だけという場合もあるかもしれません。赤ちゃんの大切な行事をこの日に行ってよいのでしょうか?ここではお宮参りの時期と六曜の関係や仏滅にお宮参りをしてもよい理由、吉凶よりも大切な注意点などをご紹介します。
お宮参りの時期や六曜との関係を知ろう
お宮参りとは生後1カ月ごろに行う行事
けれども、今では里帰りや自宅から遠い病院での出産も多いですよね。そのために出生場所にこだわらず、パパママが住んでいる地域を守護する氏神(うじがみ)神社で行うのが一般的です。
また、安産祈願をした神社にお礼参りも兼ねて参拝したり、有名な神社を選んだりするケースもあります。赤ちゃんの幸せを願う意味合いが強くなった現代のお宮参りでは、ご家庭の考え方に合ったお参りをする傾向がありますよ。
お宮参りの時期は男女や土地柄によって違う
また、雪が多い地域でも冬はお宮参りが難しいために、100日くらいに「百日詣り(ももかまいり)」を行うところもあります。地域によって日にちが異なる場合があるのですね。
日にちが分からない場合は、お宮参りをする神社に尋ねることもできますよ。パパやママの親御さんもお宮参りに参加する場合は、聞いてみるとよいかもしれませんね。
ただ、あまり日にちにこだわる必要はなく、赤ちゃんやママにとって都合のよい日にちを決められるとよいですね。親御さんたちも赤ちゃんやママの都合を尊重してくれる場合がほとんどですよ。
六曜の意味とお宮参りの関係性
六曜の各々の日で、お宮参によいとされる時間帯をご紹介します。
【先勝(せんしょう・さきがち)】午前中が吉なので、お参りは午前中がよいでしょう
【友引(ともびき)】お祝い事には問題ありません。朝が吉なので早めの午前中がよいでしょう
【先負(せんぷ・さきまけ)】午後が吉なので、早めの午後がよいでしょう
【仏滅】終日凶日ですが、一部には午後は縁起がよいという俗説もあります
【大安】どの時間でも大丈夫です
【赤口(しゃっこう・せきぐち)】11~13時のみ吉なので、この時間帯がよいでしょう
お宮参りを仏滅に行っても大丈夫?
お宮参りは仏滅でも都合がよければでOK
六曜は中国から始まった占いですが仏教とも関係がなく、由来もよくわかっていません。もともとは賭け事を占うもので、その後に日常生活のいろいろな事柄に適用されていったために信ぴょう性が薄いといわれます。
ただ、年配の方は六曜を重んじて仏滅にお宮参りを行うのを嫌がる場合もあります。一緒に参加する親御さんたちが仏滅を避けたいというときは、スケジュールを調整して別の日にした方が無難かもしれませんね。
仏滅は縁起がよいと言われることも
もともと仏滅は「空亡」「虚亡」と呼ばれていて、「空」や「亡」には何もないという意味があります。それなので何もないところから新しいスタートを切れる日として、新しい事業や就職活動を始めるのには大安よりもよいという考え方もありますよ。
また仏滅だけがクローズアップされがちですが、実は赤口も血を連想させ事故やケガなどに遭いやすい凶日です。六曜だけでなく二十八宿やこれからご紹介する十二直などさまざまな吉日や凶日があるために、すべて考え出したらきりがないかもしれませんよね。
十二直を重要視している神道も多い
十二直は十二支の方位と北斗七星の動きを組み合わせて吉凶の判断をしたもので、「建」「除」「満」など12パターンの日があります。今のカレンダーには「大安」「先勝」などの六曜が記載されているものはあっても、十二直が記載されているものは見当たらないでしょう。けれども昭和初期には六曜よりも重要視されていました。
ただ、神道では十二直を重要視している場合も多く、建物を建築するときの地鎮祭では十二直の吉日を重要視する伝統がありますよ。とはいえ、ほとんどの神社ではお宮参りで十二直の吉日にこだわることはありません。
お宮参りで吉凶よりも大切なこと
過ごしやすい天候の日を選ぼう
パパやママの親御さんたちと待ち合わせてお参りに行く場合もありますが、あまり極端な天候の場合は事情を説明して延期した方がよいかもしれませんね。赤ちゃんの健康や幸せを願ってお参りするのに、風邪を引いたら元も子もないですよね。
最近では猛暑や寒波が続く年が増えています。そのためになかなかお参りに行けないときもあります。
そんなときはひとまずパパやママがお参りに行き、気候が安定してから赤ちゃんと一緒に改めてお宮参りをするというのも一つの方法かもしれませんね。