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子どもが速く走るためのコツとは?子どもと楽しんで練習をしよう

子どもが速く走るためのコツとは?子どもと楽しんで練習をしよう

幼稚園や保育園の運動会では、「我が子がかけっこで活躍できたらいいな」と考えているパパやママは多いのではないでしょうか。そこで、子どもが走ることが苦手になる理由や速く走れるようになるコツについて解説します。あわせて、親子で練習する場合に気をつけたいことについてもご紹介します。

遺伝のせい?走ることが苦手な理由

子どもの運動神経に遺伝は関係ない

運動神経がそれほどよくないと感じているパパやママにとって、もし運動神経が我が子に遺伝するのであれば申し訳ない気持ちになりますよね。しかし、これまでの研究で運動神経は遺伝よりも環境の方が大きく関係していることがわかってきています。

それでも、幼稚園や保育園の運動会で我が子がいつも後ろの方を走っていると、「自分に似たんだなあ」と感じてしまいます。しかし、これは遺伝で足が遅いのではなく、小さなころからの遊びや運動の経験が少なかったからなんですよ。

パパやママが運動嫌いだと、日ごろの生活の中で積極的に運動する機会が少ないようです。我が子が足の速い子になってほしいのであれば、小さなころから体を動かす機会をたくさん作りましょう。

走るときの姿勢が悪くてスピードが出ない

幼稚園や保育園のかけっこで足が遅い子には、共通点があります。それは、走るときの姿勢が悪いということです。姿勢が悪いと、スピードが出なくて速く走れません。

速く走れない子どもの多くが、背中を丸めて走っています。背中が丸まった姿勢では、足を高く上げて前に踏み出そうとしてもできません。その結果、歩幅が狭くなって地面を強く蹴ることもできなくなってしまうのです。

走るときの姿勢が良いのか悪いのかは、子どもにはわかりません。パパやママは、子どもが走っているときに前や後ろ、横から注意深く観察してみましょう。もし背中を丸めて走っていたり顎を前に突き出すようにして走ったりしていたら、フォームが悪いと考えた方がよいかもしれませんよ。

普段からあまり運動をしていない

走るのが苦手な子どもは、普段からあまり運動をしていない傾向が見られるようです。走るときの体の使い方は、頭でわかっていてもすぐに体で表現することはできないでしょう。日ごろの遊びや運動の中で、身につけていくものです。

子どものころから運動の経験が少なくなったのは、生活の変化が影響しているといわれています。自動車の普及とともに交通の便がよくなって、歩く機会が少ないのが現実です。公園など子どもたちが思い切り走り回れるスペースも、どんどんなくなってきています。

そのほかにも、不審者や大気汚染、熱中症などの問題も外遊びが少なくなった原因かもしれません。外で遊ぶよりも家の中にいた方が安全だと考えるママの気持ちは、よく理解できますよね。

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子どもが速く走れるようになるコツ

親子で運動をして体力をつけよう

子どもが速く走れるようになるためにパパやママがいくら特訓をしても、すぐに結果が出るなどということはほとんどありません。親が夢中になればなるほど、運動嫌いの子どもに育ってしまう可能性だってあります。

特に小さな子どもであれば、パパやママが率先して子どもと一緒に遊びを楽しむことが大切です。親子で遊ぶことで体を動かすことの楽しさに気づき、自発的に運動する子どもに育っていくことでしょう。

親子で運動するなら、鬼ごっこがおすすめです。逃げたり追いかけたりする中で楽しく走力が身につき、バランス感覚や持久力も磨かれていきます。公園の遊具を使って遊ぶのも体力向上には効果的です。お家の中で音楽を流しながらダンスをするのもよいですよ。

走るときの正しい姿勢を身につける

走るときの正しい姿勢を身につけただけで、走力は増すものです。パパやママが普段の生活の中でほんの少し気をつけるだけで、子どもの走力は高まっていきます。

走るときに、体が左右に揺れていませんか?このような走り方では、前に進む力が左右に逃げてしまいます。速く走るには、体の軸をしっかりと保つことが大切です。

また、両腕の振り方も影響します。肩の力を抜いて両肘を後ろに力強く振ることで、足の回転も速くなってスピードが増していくのです。

さらに顎を引き、視線は少し前を見て背筋を伸ばしましょう。下を向いているようであれば、斜め前を見るように声かけしましょう。腰が引けていたり上半身が後ろに反ったりしていても、正しい姿勢とはいえません。

スタートダッシュの練習をする

幼稚園や保育園のかけっこでは、スタートダッシュが上手にできるかどうかで順位が変わってしまいます。運動会などでは、ピストルの合図があって1テンポ遅れてスタートする子どもの姿をよく見かけますよね。

笛やピストルの合図で素早くスタートするためには、反射神経が必要です。楽しく反射神経を磨くような遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。親子でリビングに座り、合図で少し離れたおもちゃを取り合うようにすると、子どもは夢中で遊びます。

スタートをするときの姿勢も大切です。両足を前後に開いてスタートの姿勢になりますが、前の足に体重をかけておくと素早くスタートダッシュができます。そのためには、後ろ足の踵を上げて上半身を前に倒すことがポイントです。

親子で練習をする場合に気をつけたいこと

練習は無理なく楽しく行うことが大切

足の速い子どもにとっては、走るのは楽しくてたまらないことでしょう。しかし、足の遅い子どもにとっては憂鬱でしかないかもしれません。走る練習をするときには、子どもの様子を見ながら無理なく楽しく行うようにしましょう。

走る練習をしているときの子どもは、どのような表情をしているでしょうか。もし楽しそうな表情をしていなかったら、練習を早めに切り上げて子どもと一緒に遊ぶとよいでしょう。

また、子どもの体調に合わせて練習メニューを考えるのも、パパやママの大切な仕事です。体調が悪いときに無理な練習をすると、怪我に結びついてしまうことだって考えられます。一生懸命なあまりに水分補給を忘れるようなことがないように、気をつけてくださいね。
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