幼児期に水遊びのすすめ!簡単おもちゃの作り方や水遊びの注意点
暑い夏、水遊びを楽しみにしている子どもも多いことでしょう。何げなくさせている水遊びは、冷たくて気持ちよいだけではないことをご存知でしょうか。特に幼児期から遊ぶことで、たくさんのメリットがあるのです。今回は水遊びの効果や、遊びを楽しくする手作りおもちゃ、遊ぶ上での注意点などご紹介します。
幼児期に水遊びをするとどんな効果がある?
五感を通して、子どもの感性が磨かれる
幼児期に五感に多くの刺激を受けることは、脳の活性化を促します。そして感覚が研ぎ澄まされ、感受性が豊かになるのです。さらに豊かな感受性を持つことで強く心が動き、行動力にもつながるといわれています。五感を使って敏感に感じ取ることは、心の豊かな大人へと成長するための基礎になるのです。
子どもにとって、とても身近でありながら、飽きることなくさまざまな感覚を刺激してくれる存在、それが「水」なのです。水遊びは楽しみながら五感を刺激し、子どもの感性を磨くことができる遊びといえるでしょう。
自律神経の発達を促し、体力がつく
しかし夏の暑い時期に外遊びは心配ですよね。そんなときこそ涼しさのある「水遊び」をしてみるのはどうでしょうか。肌への水の刺激も、自律神経を発達させる効果があるそうですよ。
また水の中は陸上と違い水圧があるため、動くことに力を使います。不安定な水の中でバランスをとるなど、普段使わない筋肉を鍛えることもでき、遊びながら体力アップも期待できます。とはいえ、水遊びは短時間でもたくさんのエネルギーを使いますので、あまり長い時間遊び続けないように注意してくださいね。
精神を安定させ、ストレス発散になる
また水に触れたときの「気持ちよい」という感覚は、子どもに満足感を与え、水に浮くことは開放感をもたらすといわれています。さらに体を動かして、楽しみながら体力を消費することは、ストレス発散にもとても効果的です。
つまり水遊びは精神を安定させ、究極のリラックスをもたらし、ストレス発散にも効果がある素敵な遊びといえるでしょう。
手作りおもちゃで水遊びをしよう
牛乳パックで水中メガネ作り
材料
・牛乳パック
・輪ゴム
・ラップ(透明なビニール袋でも)
きれいに洗った牛乳パックの口と底を開き、上下をハサミで切り取り筒状にします。筒の上下どちらか一方に、ラップをぴんと張りましょう。そしてラップを輪ゴムで、数カ所固定すれば完成です。
顔に水がかかるのが苦手な子は、筒を長めにすると怖くないですよ。またラップで包む範囲が狭いと、水が入り込んでしまうことがあります。できるだけ大きめのラップで、筒の長さの半分ぐらいまで覆うようにするとよいでしょう。
ペットボトルでスプリンクラー作り
材料
・ペットボトル(水圧がかかっても安定感のある、四角いペットボトルがおすすめ)
・ビニールテープ
きれいに洗ったペットボトルに、均等にビニールテープを巻いていきます。次に、キリで穴をランダムに開けましょう。あまり大きな穴だと噴射しにくくなるので、開け過ぎに注意してください。そしてペットボトルの口にホースを差し込み、ビニールテープで固定します。ホースから水を入れれば、ペットボトルスプリンクラーの完成です。
巻きつけるビニールテープの色を可愛くしたり、穴のあける場所を考えて噴射する水の流れをデザインしてみたりなど、色々楽しんでみてくださいね。
ビニールシートでウォーターベッド作り
材料
・厚めのビニールシート
・クッキングペーパー
・ビニールテープ
ビニールシートを二つ折りにします。「わ」になった以外の3辺をクッキングペーパーではさみ込み、その上からアイロンで接着して袋を作ります。このとき後から水を入れるので、1カ所ホースが入る隙間をアイロンがけせず残しておきましょう。アイロンをかけるときは、溶けたビニールシートがアイロンにつかないよう、必ずはさんだペーパーの上からかけてくださいね。次に、残しておいた隙間にホースを差し込み水を入れます。そしてホースを抜き、差込口をビニールテープでしっかり止めれば完成です。水に色をつけてもきれいですよ。
水遊びをするときに注意することは?
体調不良のときは水遊びを控えよう
まず、水遊びの前には子どもの体調をしっかり確認してください。病気による明らかな体調不良のときはもちろんのこと、「目が充血している」「鼻水が出ている」「うんちがゆるい」なども結膜炎や風邪の前兆の場合がありますので、水遊びは控えましょう。
また「食欲がいつもよりない」「寝不足」といった場合は、体力が落ちていることも考えられます。そのまま遊ばせると、思わぬ怪我につながったり、風邪をひいてしまったりすることも考えられますから、我慢する方がよいでしょう。