1歳児の赤ちゃん返りをなんとかしたい!原因と上手な対応法を学ぼう
歩けるようになったり、自分で自分のことをしようとしたりなど、成長を感じていた1歳のころに、急に赤ちゃんのように戻り「どうして?」と悩むママはいませんか?多くのママが経験するものと分かっていても、どう接すればよいのか悩みますよね。ここでは、1歳児が赤ちゃん返りをする理由や対応法などをご紹介します。
赤ちゃん返りをする原因と意味とは
下の子が産まれる前後で起こることが大半
下の子の妊娠や出産は、パパやママにとって幸せなことですよね。しかし、上の子の寂しさを分かった上で、まずは上の子のケアをすることが大切です。
「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから」と上の子に我慢させるのではなく、上の子を優先しましょう。子どもの心が満たされていれば自然と赤ちゃん返りがなくなって、下の子にも優しく接するようになりますよ。
環境の変化で赤ちゃん返りすることも
保育園生活が始まると、今までは家でママと安心して過ごしていたのに急にママと離れ離れになり、たくさんの友だちや先生と過ごす環境に変化します。保育園では食事や外遊びの時間など、規則正しく生活を送るため、慣れない環境や人にストレスを抱えて赤ちゃん返りをする子どもも多いようです。
ママも仕事復帰をすると忙しさから心に余裕が持てないかもしれませんが、子どもの気持ちに寄り添い家庭では安心して過ごせるように心がけましょう。慣れない環境にも慣れてくると、自然と治まってくる子がほとんどですよ。
赤ちゃん返りは成長する上で大切な過程
赤ちゃんという存在は、自分でできることが何もない状態ですよね。自分で何もできない、誰の役にも立たない、泣いて自分の気持ちを主張するだけの存在なのに、赤ちゃんというだけで愛されますよね。
子どもが赤ちゃん返りをするのは「自分は何もできなくても、パパやママに愛されている」と分かっているからです。自己肯定感が高く自分に自信があるからこそ、ときには赤ちゃんのように無条件に可愛がってもらいたいのですね。
1歳児の赤ちゃん返りによくみられる行動
できていたことができなくなる
例えば、自分で食事をしようとしない、着替えを嫌がる、できていた遊びをしようとしないなど、赤ちゃんに戻ったように何もできなくなります。突然できていたことができなくなると、ママは焦ったり無理にやらせたりしてしまうでしょう。
しかし、これも赤ちゃん返りの行動と思って「今日はできないのね。次やりたくなったら自分でやろうね」と優しく対応することが大切です。
ママっ子になったり癇癪を起こしたりする
機嫌が悪くなっておもちゃを投げたり、テーブルの上に置いた食べ物や飲み物を手で払いのけたりして、ママをイライラさせることもあります。
また、きょうだいができると、上の子が赤ちゃん返りでママっ子になることが多いようです。赤ちゃんにママを取られた気になって、ママの気を自分に向けようと必死になっているのでしょう。赤ちゃんを叩いたり、髪の毛を引っ張ったりすることもあります。
夜泣きをするようになる
その日たまたま何か嫌なことがあったせいで夜泣きをしたということではありません。夜中に授乳していたときのように何日も夜泣きをすることがあります。油断していた時期に始まるので、驚いたり不安に思ったりするママも多いでしょう。
上の子の夜泣きがきっかけで下の子が目を覚ましたり、2人同時に泣き始めたりすることもあります。
反対に、下の子の夜泣きがきっかけで上の子が泣き出すこともあるでしょう。子ども2人のおむつ交換や下の子の授乳に加えて、夜泣きも…となるとママの睡眠時間はどんどん削られてしまいます。