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4歳の男の子の身長はどのくらい?体の発達と成長について理解しよう

4歳の男の子の身長はどのくらい?体の発達と成長について理解しよう

身体が急激に大きくなり始め、身のまわりのことにも興味が出てくる4歳は多感な時期です。なんでも自分でやりたがり、うまくいかないと泣き叫んだりすることも多くなります。この時期の男の子の特徴や成長を促進する要素、反抗期の心のケアなどについてご紹介します。

4歳の男の子の平均的な身長と体重を知ろう

カウプ指数で身長の目安を知ろう

就学前の成長バランスを調べるために「カウプ指数」という計算の仕方があります。肥満度が数字で判断でき、身長に関係なく計算できるので、乳児健診などでも使われたりします。

似たような用語に「ローレル指数」というものがありますが、こちらは小学生・中学生が対象になっています。年齢によって使い分けがなされているようですね。

複雑な計算式は省略しますが、15以上18未満が標準で、それ以上は太り気味、それ未満はやせ気味ということになります。数値を入力すると自動的に計算してくれるサイトもありますので気になる方はそちらを使ってみるとよいかもしれませんね。

ちなみにこの時期の男の子の平均身長は、月齢によって変わってきますが、だいたい100.2cm〜106.2cmです。

4歳児の発達と発育の特徴を知ろう

4歳ごろなると、個人差はありますが、全体的にバランスのとれた体格になってきます。活動量がますます増え、行動範囲が広がるため、目の離せない時期です。

行動範囲が広くなったら、その分運動量が増えます。活発な運動は、成長・発達に必要な刺激を与え、身体能力の基礎を養い、病気から体を守る免疫力を強化します。

また、外遊びに興味を持ちだす時期なので、公園や広場に連れて行くチャンスです。日当たりのよい場所で、思いっきり走り回ると運動能力の向上や、運動不足の解消にもつながります。

そして、身体をたくさん動かした分、よく食べるようになります。この時期にしっかりと摂っておかなければならない栄養素もいくつかありますので、栄養のバランスを考えた食生活を心がけましょう。

低身長が心配なときは検査をしてみよう

まれに、なんらかの成長障害で身長が伸びないこともあります。成長ホルモンの分泌量が不足していたり、骨や内臓の疾患、そのほかの病気が原因の場合です。

ただ成長の速度がゆっくりなだけの場合もありますので、気になるようでしたら、早めに専門家に相談してみるとよいですね。「小児内分泌科」や「内分泌内科」、一般的な小児科でも相談に乗ってくれますよ。

「たかが身長のことで病院に行くのはちょっと…」とためらってしまうパパやママもいるかもしれませんが、何か原因があるのであれば、早い時期に対処しておくのは大切なことです。素人判断は危険ですよ。

検査しても特に原因が見つからなかった場合、そのまま外来で成長を見守ることになります。

背を伸ばす要素!「栄養」「睡眠」「運動」

偏食をさせないことが大切。食経験を増やす

身体が必要としている時期に、必要な栄養を十分与えることは、背を大きく伸ばすための大切な要素です。「子どもの成長は6歳までの食事で決まる」という人もいるぐらいです。

まずは、規則正しい食事習慣を作りましょう。食事は「消化」「吸収」「排泄」のスタートになる大切なタイミングですから、この食事の時間がばらばらだと、身体が一日の動きのペースをうまくつかめず、食が細くなったり、偏食になったりするのです。

また食経験を増やすことも大切だといわれています。「食経験」とは、色々な種類の食べ物をバランスよく食べる経験を指し、この経験が豊富になることで、味覚の幅が広がり、食べられるものが増えていくのです。これにより自然と栄養のバランスもよくなります。

4歳児におすすめの運動遊び

この時期にたくさん運動した子どもは、運動神経も発達します。ポイントは「身体を鍛える」のではなく「楽しく身体を動かす」ことです。

4歳ごろになると、力の加減をコントロールしながら、タイミングを合わせて動けるようになり、遊びのマナーも理解できるようになります。お友だちと仲良く、滑り台やブランコ、ジャングルジムでも遊べるようになるでしょう。

そして、指先が器用になってくるため、身近な道具を使った遊びもできるようになります。なわとびやボール遊びなど、様々な遊びにチャレンジしてみてくださいね。

また、お友だちとルールを決めて、集団で遊ぶ楽しさが分かり始める時期です。簡単なルールの鬼ごっこやかくれんぼなどができるようになります。遊びを通じた、社会性の芽生えともいえますね。

睡眠や生活リズムを作る大切な時期

子どもの成長を促すには睡眠も大切です。この時期は基本的な生活習慣のほとんどができあがる重要な時期ですから、食生活のリズムだけでなく睡眠のリズムも大切にしましょう。

4歳を過ぎると、昼寝は午後1回だけで日中はほとんど起きたまま過ごします。5歳になると昼寝をしなくなる子も多くなるため、睡眠のリズムが大きく変動する時期といえますね。

そして、成長ホルモンは、寝ているときに多量に分泌されるため、睡眠のリズムが不規則だと、成長ホルモンがうまく分泌されないということになります。

だから、睡眠や生活リズムをうまく作るためにも、夜は決まった時間に暗い環境にすることが大切です。毎日決まった時間に睡眠に入ることで、成長ホルモンの分泌も盛んになりますよ。

寝つきが悪い子は生活を見直そう

よい眠りへのスタートは朝から始まっている

成長ホルモンの分泌を促すためにも、夜は早く寝かせたいですね。しかし中には、睡眠のリズムを作るために毎日同じ時間に電気を消しているのに、子どもがなかなか寝ついてくれず困っているママもいるでしょう。

睡眠と聞くと夜の習慣にばかり目を奪われがちですが、寝つきの悪い子はまず朝の習慣から見直してみましょう。

人間の体の中にある体内時計は、24時間よりも少し長い時を刻んでいるため、そのままにしておくと、徐々に後ろにずれていき、昼夜逆転を引き起こしてしまいます。しかし朝に太陽の光を浴びることでこれがリセットされ、1日の活動時間と揃うのです。

まずは朝、決まった時間に子どもを起こし、カーテンを開けて朝日を取り入れることを習慣にしてくださいね。
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