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車にマタニティマークをつける?効果や車の運転の注意点を紹介

車にマタニティマークをつける?効果や車の運転の注意点を紹介

自治体によっては、母子手帳の交付時に車用のマタニティステッカーをもらえるところもあるようです。しかし、マタニティマークの効果が分からず、つけようか悩んでいるママもいるのではないでしょうか。そこで、マタニティマークの効果や、妊婦さんが車を運転する際の注意点をまとめてみました。

マタニティマークを車につける意味とは?

妊産婦への配慮を示すマタニティマーク

マタニティマークは、2006年に厚生労働省が推進する運動計画「健やか親子21」において、妊娠、出産における安全性と快適さの確保を目指して発表されたものです。今では利用している妊婦さんも多く、街で一度は見掛けたことがあるのではないでしょうか。

マタニティマークは、妊娠初期の妊婦さんが周囲に配慮してもらえるようにという願いも込められています。まだお腹も目立たない妊娠初期は、つわりや貧血で体調がすぐれないときでも、周囲に気づかれず辛い思いをすることもあるでしょう。

このマークをつけていることで適切な配慮をしてもらえたら、妊婦さんも快適に生活を送りやすくなりますね。マタニティマークは、交通機関の窓口や母子手帳交付時などにもらうことができます。

車に貼ることで妊婦がいることを示せる

キーホルダータイプが主流のマタニティマークですが、最近では車のパーツの販売店や保健センターなどで、車に貼るタイプのステッカーが手に入るようになりました。これを車に貼っておくことで、後続車などに妊婦さんが乗っていることを知らせ、配慮してもらえる効果が期待できます。

妊娠中は運転時、同乗時ともに、体に負担がかからないようにする必要があります。急停止、急発進を避け、ゆっくり走行するよう心掛けている方も多いのではないでしょうか。そのようなときに、「スピードは出せないのでお先にどうぞ」という思いが後続車に伝われば、自分も周囲も嫌な思いをすることが減るでしょう。

そのため、マタニティマークを貼る位置は、後続車の運転席から見えやすい後方の右側がおすすめです。

事故に遭った際妊婦だと判別してもらえる

車に貼るマタニティマークは、万が一の事故の際、助けに来た救急隊員などに「この車には妊婦さんが乗っている」ということを知らせるためのマークでもあります。

妊娠中は、急な体調不良や眠気により、通常時よりも事故を起こしやすいといわれています。しかし、生活をする上でどうしても車を運転しなければならないこともあるでしょう。万が一の事故の際、自分で伝えることができなくても、妊娠中に使用できない薬を避けてもらえたり、母子手帳を確認してもらえたりすると、ママも赤ちゃんも安心ですね。

見た目では判断しにくい妊娠初期は、マタニティマークが特に大切になります。できれば、車に乗るときは母子手帳も分かりやすい場所に置いておくとよいでしょう。

マタニティママの車は優先駐車場に駐車可?

優先駐車場の使用は申請をすれば可能

商業施設やパーキングエリアなどの駐車場には、車椅子マークがついた優先駐車場がありますよね。妊娠中で体調が悪いときやお腹が大きくなったときに優先駐車場を使えると、体への負担が減り外出もしやすくなるでしょう。

こうした駐車スペースは、法律で対象者が決められているわけではなく、駐車場の管理者の判断に委ねられています。最近では、妊婦さんも該当するとしてマタニティマークが表示されている駐車場もありますが、まだ少ないのが現実です。

自治体によってはパーキングパーミットという動きが広がり、優先駐車場の利用を希望する車両に利用許可証を発行しているところもあるようです。妊婦さんも対象となるので、車移動が多い方は自治体に問い合わせてみて使用許可の申請をしましょう。

高速道路のSAやPAは優先駐車場に駐車可

2013年以降、高速道路におけるマタニティマークの普及が進み、現在では多くのサービスエリアやパーキングエリアで優先駐車場にマタニティマークが掲げられています。「妊婦さんはここに駐車してもいいよ」ということがはっきり示されていると、後ろめたさや罪悪感を抱くことなく駐車スペースを利用できますよね。

こうした優先駐車場は、施設に近いところに設けられているため、トイレなどに立ち寄る際も体に負担をかけずにすむでしょう。

また、車椅子や障がい者の方と同じ優先駐車場のため、スペースが広く確保されています。お腹が大きくなっても乗り降りの際に周囲の車を気にすることなく、ドアを目いっぱい開けることができるでしょう。

公共施設ではマタニティ専用駐車場が増加中

最近では、市役所や保健センターなどの公共施設でマタニティ専用駐車場を設けている自治体が増えています。

妊娠中は、妊娠出産にかかる手続きの必要があったり、地域で行われている母親学級に参加したりするため、公共施設を利用する機会が多い方もいるのではないでしょうか。専用駐車場があるときは、利用してみるとよいでしょう。

また、大型のショッピングセンターや食品スーパーなどでも、専用駐車場が確保されている場合があります。体調がすぐれないときやお腹が大きくなってきたときでも、食品を買うために商業施設を利用する妊婦さんは多いでしょう。上の子を連れている方や、荷物が多いときは、専用駐車場が施設の近くにあると助かりますね。

マタニティママが車を運転する注意点

妊娠中は反射神経が鈍るので運転は控える

妊娠をすると、車の運転によって胎児に影響がないか心配になるママも多いのではないでしょうか。実際、車の振動などで胎児に影響が出ることは考えにくいですが、ママの体調の変化によって交通事故を起こす確率は高まるようです。

そのため、妊娠中は運転を控えることが理想ですが、住んでいる地域によっては仕事や通院のためどうしても車が必要になることもありますよね。やむを得ず運転をする際は、自分の体調と相談し、少しでも気になることがあれば控えるようにしましょう。

特に、眠気やだるさ、集中力の低下など、妊娠による体の変化や体調不良は、運転に必要な判断力や物を認識する力を鈍らせます。普段からよく車を運転する人でも、運転して大丈夫か慎重に判断したいですね。
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