男の子にあだ名をつけるのはあり?つける方法や種類と注意点を知ろう
女の子はよくあだ名や名前にちゃんづけで呼ばれていることがありますが、男の子もあだ名で呼んでよいのか、ふと疑問に感じたママがいるかもしれません。そこで今回は、子どもをあだ名で呼ぶメリットとデメリット、男の子のあだ名のつけ方、あだ名をつけるときに気をつけたいことなどについてお話しします。
子どもをあだ名で呼ぶメリットとデメリット
ママがあだ名で呼ぶことで周りも呼びやすく
子どもに名前をつけるときに、「この名前だったらみんなにこういう風に呼んでもらえるかな」とあだ名を思い浮かべながら決めるというママやパパもいます。子どもに友だちができたときに、少しでも親しみを込めて名前やあだ名を呼んでもらえると嬉しいですよね。
子どもをこんなあだ名で呼んでほしいと思うのであれば、まずママからそのあだ名で呼んでみましょう。それを聞いた周りの人が、同じようにそのあだ名で子どもを呼んでくれることでしょう。
あだ名は一度定着すると、変えることが難しいかもしれません。子どものために、愛着の湧くあだ名を考えたいですね。
あだ名で呼び合うとすぐに距離が縮まる
人はどうしてあだ名をつけたがるのか、不思議に思うかもしれません。「◯◯さん」というように、苗字にさんづけでも相手を呼ぶには十分ですが、それでは呼んでくれている相手との心理的な距離感を感じますよね。
あだ名で呼び合うことにより、相手と仲間意識が生まれ心理的な距離が縮まります。最初は慣れない園生活や学校生活も、友だち同士あだ名で呼び合うことにより、親しくなることができるかもしれません。
特に園生活では、子どもたちはまだ難しい発音が苦手なため、ほかの子どもからも呼びやすい発音のあだ名をつけたいですね。
役割呼びは本人のプレッシャーとなる場合も
最初は「僕はお兄ちゃんになったんだ」と上の子も嬉しく感じるかもしれませんが、子どもの性格によってはプレッシャーとなることもあります。
「お兄ちゃんだから我慢して」というようにいわれると「お兄ちゃんなんだから我慢しなくちゃいけない」というように子どもは思い込んでしまい、助けがほしいときもママやパパに甘えられなくなる可能性もあります。
役割で呼ぶのもよいですが、上の子と向き合うときにはきちんと名前もしくはあだ名で呼んであげたいものです。
つい呼びたくなる男の子のあだ名のつけ方
可愛らしさが男児にも定番の「ちゃん」づけ
園に通っている小さな子どもが自分のことを「◯◯ちゃんはね」と呼んでいると可愛らしいですよね。あるアンケート調査によると、子どもが「ちゃん」づけを好むのは就学前までという結果も出ています。
子どもが小さい間は、可愛らしさが増す「ちゃん」づけをして、今の時期だけの呼び方を楽しむのもよいですね。子どもの成長とともに、いずれ「ちゃん」づけを嫌がるかもしれないので、それまでは可愛らしく親しみを感じる「ちゃん」づけで呼ぶのもよいかもしれません。
名前の一部を略したり繰り返したりする
たとえば「ゆうちゃん」と呼びたい場合は「ゆうすけ、ゆうだい、ゆうと」というような名前がありますね。「あーくん」と呼びたい場合は「あきら、あきと、あお」などの名前が思い浮かぶかもしれません。
また、名前の一部を繰り返すことにより、愛らしさを増すあだ名もあります。たとえば「しゅんたろう」という名前の場合、「しゅんしゅん」と繰り返すと可愛らしいイメージになりますし、周りからも呼びやすいですよね。
子どもにぴったりのあだ名を考えてみましょう。
語尾に「太郎」「吉」などをつけて古風に
たとえば「あお」という名前であれば、「あお吉、あお太郎」、「さとし」であれば「さと吉」というのも古風で面白みがあり、周りからも覚えやすいかもしれません。
身内から少し古風な名前をつけるようにアドバイスされたものの、ママやパパの意思で現代風の名前を子どもにつけたということもあるでしょう。この場合、あえてあだ名を古風なものにすることにより、身内の気持ちも和らぐかもしれません。
子どもの名前を考えるとき、あだ名で「太郎」や「吉」などをつけても違和感のない名前を選ぶのも一案ですよ。あだ名から名前を考えてみるのも楽しいですね。
あだ名をつけるときに気をつけたいこと
身体的特徴や性格をあだ名の由来にしない
たとえば子どもがほかの子どもに比べて小柄な場合、「おちびちゃん」と呼びたくなるかもしれません。ママとしては可愛らしいと思っていても、子どもとしては嬉しくない可能性が少なからずあります。
また、子どもが怒りっぽい性格の場合、「おこりんぼ」と茶化して呼ぶこともあるかもしれませんが、避けるようにしたいですね。マイナスイメージのあるあだ名で呼んでしまうと、将来友だちからもそのように呼ばれ、いじめの原因にもなりかねません。