赤ちゃんに添い寝で寝かしつけ。添い寝のメリットや危険性について
添い寝で赤ちゃんを寝かしつけているというママも多いはず。赤ちゃんが寝始めたらそっと離れて家事をしようと思ったのに、ママが離れた途端に泣き始めることもよくあります。そこで今回は赤ちゃんが添い寝でよく寝る理由やメリットとデメリット、添い寝の危険性やトラブル防止策などについてお話しします。
赤ちゃんが添い寝でよく寝る理由やメリット
ママの温もりで赤ちゃんはよく眠れる
赤ちゃんもママと同じで、ママの鼓動を聞いて温もりに包まれると、お腹の中にいたときのような安心感が得られます。また、赤ちゃんは約50分おきに浅い眠りと深い眠りを繰り返しますが、眠りが浅くなったときに寝ついた環境と違うと、恐怖を感じて泣き出すことがあるようです。
寝る前はママが隣にいたのに目が覚めていなくなっていると、赤ちゃんは大きな不安に包まれるでしょう。この体験が、夜泣きの原因になることもあります。ママがいつでもそばにいてくれるだけで、赤ちゃんは安心して眠れるのですね。
赤ちゃんの心の安定にもつながる
こうして育った赤ちゃんは独立心が強く、手のかからない子どもと思われることも多いでしょう。しかし、添い寝で育った子どもに比べて感情表現が苦手だったり、孤独感を抱えていたりする傾向もあるようです。
添い寝は、親が子どもを守るための本能的な行動ともいえます。子どもにとっても、心の安定を得るのに欠かせないスキンシップです。ひとりで眠ることを嫌がる赤ちゃんはいても、添い寝を嫌がる子はほとんどいないですよね。添い寝は、毎日の眠りを心地よいものにするための一つの方法なのです。
ママは赤ちゃんの夜泣きや変化に気づける
実は、寝ているときに赤ちゃんの小さな声や動きに反応できるのは、ママだけの特別な能力です。しかし、親子が離れて寝ていれば、せっかくの能力も発揮できませんよね。
赤ちゃんは眠っているときにミルクを吐き戻したり、布団を蹴って寒くなったり、気づかないままでいると心配なことも多くあります。添い寝をしていれば、赤ちゃんがもぞもぞ動き出しただけでも気づけてすぐに対応ができますよ。
本格的に目を覚まして泣き出す前に授乳や背中トントンをすれば、夜泣き防止にもつながります。
添い寝に慣れるとデメリットもあるの?
ママが横にいないとぐずって寝ない
ママも赤ちゃんと24時間ずっと一緒だと、疲れやストレスが溜まりますよね。「夜だけでもパパに寝かしつけをして欲しい」と思っても、ママの添い寝に慣れている赤ちゃんはママがいないとぐずることが多いです。
最初は「添い寝が楽」と思っていたママでも、ママの添い寝でないと赤ちゃんが寝なくなると寝かしつけを誰かにお願いできないので辛くなっていくのでしょう。
少し離れただけで赤ちゃんが起きる
育児だけに集中できる環境であれば問題ないですが、赤ちゃんが寝ている間に洗濯や料理、掃除など、家事を進める必要があるので、「離れるとすぐに起きて泣くので、家事がなかなか進められない」と悩むママもたくさんいます。
また、赤ちゃんが寝ている間にゆっくりごはんを食べたり、テレビを見たりしたいと思っても、横にいないと泣き始めるため、ママの自由時間が減るのも添い寝のデメリットでしょう。
ママも寝不足になりやすい
また、熟睡して赤ちゃんに覆いかぶさらないかや、ちょっとした赤ちゃんの動きに起きてしまうため、ママが熟睡できずに寝不足になるのでしょう。添い寝によってママの疲れやストレスが溜まってはいけないので、辛いときは添い寝を止めるのも一つの方法かもしれませんね。
赤ちゃんの体調や機嫌によって、添い寝をするかどうかを決めるのもよいですよ。