ママじゃないと嫌がる赤ちゃんの抱っこ。原因や慣れさせる方法
ママが抱っこしないと泣き止まない赤ちゃん。「ママじゃないとイヤ」というのは可愛くて嬉しいですが、いざ赤ちゃんを預けたいときに大泣きして無理、となると困ってしまいますよね。なぜママじゃなくちゃダメなの?ママ以外の抱っこに慣れてもらえるようおすすめの方法をご紹介します。
赤ちゃんがママじゃないとダメな原因とは?
赤ちゃんにとってママの抱っこは特別
赤ちゃんの目がまだはっきり見えない頃から、ママの声や匂い、肌でママを感じ、ほかの人と区別がついています。ずっと慣れ親しんできたママの抱っこは気持ちがよく、大きな安心感を与えます。
抱っこをすると泣かれてしまうパパや周りの人は寂しいですが、赤ちゃんがママの抱っこじゃなくちゃダメと泣いて気持ちを表現することは成長している証拠なのです。ママの抱っこは特別なものだと理解してあげてくださいね。
赤ちゃんの人見知りが始まる時期
人見知りは個人差がありますが、早い子はママをはっきりと認識してくる6カ月くらいから、多くの子は8カ月頃から始まるといわれています。
7、8カ月頃になると、ママの方へ手を伸ばすようになり、ますます可愛くなってきますが、抱っこを拒否されてしまう人たちには、ショックな時期でもあります。
そんな様子を見て、ママも申し訳ない気持ちになってしまうかもしれません。しかし、人見知りはママと赤ちゃんが愛着関係をきちんと築けている証拠です。それだけママを安心できる人と認識し、他人と区別ができているということなのですよ。
赤ちゃんはパパでもダメな時期がある?
パパに対しても人見知りしてしまう「パパ見知り」は、人見知りより少し遅い9カ月から1歳前後に始まることが多いようです。
パパ見知りは、あるときを境にパパが抱っこしようとしたり、ママが離れパパと2人になったりすると泣き出してしまいます。
育児に協力的だったパパほど、ショックを受けてしまうようですが、決して「ママ以外はイヤ」なだけで「パパがイヤ」なわけではないので、あまり落ち込まないようにしてくださいね。
ここでめげずに、赤ちゃんに近づく努力を続けることがパパ見知りの時期が早く終わるポイントですよ。
ママじゃないとダメ!育児ストレスに注意!
ママは抱っこ疲れになりやすい時期
だんだん重くなってくる赤ちゃんの抱っこで、肩や腕、腰が痛くなってしまうママも多いようです。また、肉体的だけではなく「抱っこ抱っこ」とせがむ赤ちゃんへ精神的に疲れてしまうママもいます。
公園など比較的赤ちゃんが泣いても迷惑にならないようなところでは、パパに抱っこひもを使って赤ちゃんを抱っこしてもらうなどして、少しでもママの体を休める時間を作りましょう。
ママが疲れ果ててしまう前に、赤ちゃんが泣くのを覚悟して、ほかの人に頼むことも大切かもしれませんね。
疲れたとき対策!1人の時間の作り方
1人になれる時間といえばお昼寝の時間ですよね。赤ちゃんが寝ている間に家事を済ませるママが多いかと思いますが、疲れているときはその時間を思い切って自分のために使いましょう。
朝から育児支援センターなどで思いっきり遊ばせてあげれば、いつもより長めにお昼寝をしてくれるかもしれません。
外に出たいママでも、お昼寝の時間ならパパに頼みやすいですよね。美容院へ行くなど、ほんの数時間でも自分のために時間を使えれば、ママも笑顔でお家に戻ってこれそうです。
1人になるのが難しい場合は、赤ちゃんをベビーカーに乗せて散歩や、ウインドウショッピングに出かけてはどうでしょう。きっとママも赤ちゃんも気分転換になりますよ。
ママじゃないとダメ!はずっとではない
多くのママは「終わりは突然やってきた」といいます。ママが見えなくなると泣いたり、追いかけたりしていた赤ちゃんも、ママがトイレに行くことなどに気づかず、気づいたときに泣かずにいられると、それがきっかけになることもあるようです。
一人遊びができるようになったり、夢中になるものができると、終わりが近づいてきている目安になります。赤ちゃんが何かに夢中になっているときに、自然にママ以外の人がそばにいるようにすることで、だんだんほかの人を受け入れるようになる場合もあります。