新築時に夫婦喧嘩が増える?仲良く円満に憧れの家を作るポイント
憧れのマイホームを建てることになり、幸せなはずなのに最近家のことを巡り夫婦喧嘩ばかりしているという家庭もあるかもしれません。そこで今回は、喧嘩が増える原因と気になる現象について、男女で違う家へのこだわり、家族みんなが満足する家を作るにはどうしたらよいのか、についてお話しします。
喧嘩が増える原因と気になる現象について
【原因1】希望の予算が合わない
たとえば、ママもしくはパパのどちらかが「一生に一度の大きな買い物だし、できるだけ快適な家にしたい」と予算を顧みずに話を進めようとすると、片方が「毎月そんなに高額なローンを払うのは無理」と不安に思うケースがあります。
ずっと住み続ける家だからこそ自分の希望どおりの家を建てようと考えるのもわかりますが、高額なローンを何十年も払い続けるのには迷うこともあるでしょう。
金額によって家の設備も変わってくるので、ここはお互いにしっかりと話し合いたいものですね。
【原因2】立地選びでもめてしまう
パパとしては駅から近いなど、通勤に便利な場所を希望することが多いようですが、ママとしては病院や公園の充実度や治安など子育てがしやすい環境を重視することが多いようです。もしくはどちらかの実家に近い地域を選びたがるケースもあります。
パパの通勤のしやすさ、子育てに向いている環境か、実家までの距離などの条件を加味して、お互いに妥協できる立地を見つけるようにしたいですね。どちらかの意見を優先にして決めてしまうと、家を建ててからも夫婦間でもめる原因になりかねません。
気になる「新築離婚」という現象について
今まではお互いに深く話し合うことがなかった夫婦でも、家を建てるにあたりお互いの金銭に関する考えや好み、将来設計などについてしっかりと話し合う必要が出てきます。
話し合いの中で「お互いに感性が合わない」と違和感を覚え、家が建ったのと同時に「やっぱりこの人とは暮らしていけない」と離婚を決意する夫婦もいるようですよ。
なお、家が建つ前に家が原因で離婚する夫婦も新築離婚の定義に含まれます。
男女で違う家についてのこだわりとは?
パパは家の性能が気になる
地震があっても耐えることができるのか、すぐに傷んだりせず耐久性はあるのか、断熱性や気密性はどれぐらい優れているのかなど、ママからすると「大事なのはわかるけど、私はそれよりもほかの面が気になる」ということもあるでしょう。
しかし家の機能性は一度決めて建て始めると途中で変更しづらくなるので、最初からパパと一緒にしっかりと検討して決めることが大切ですよ。パパの意見も聞いて、夫婦で長く住み続けることのできる家を建てたいですね。
ママがこだわるポイントは幅広い
一般的にママが気にかけるポイントは幅広く、外から見た家の外観はもちろんのこと、内装や使いやすさ、子どもがいても安心して暮らすことができるのかなどについて気にかけることが多いようです。
パパに比べ、家の中で過ごす時間の長いママにとって家の間取りや収納スペース、キッチンの使いやすさなど細かい点まで気になるので、パパから見ると「そんな細かいことまで考えるの?」と面倒に感じるかもしれません。
お互いがこだわるポイントを理解して尊重しながら、衝突せずに話し合いをするように心がけましょう。
意見が対立する場合はお互いの希望を書こう
お金のことを考えると、夫婦の意見両方を受け入れて満足できる家を建てるのは難しいかもしれません。お互いに意見が対立するときは、まずお互いの希望をリストにしてみるのも一案ですよ。
実際に紙に書き出して可視化することにより、より客観的に考えることができます。どうしても譲れないポイント、場合によっては我慢してもよいポイントなど優先順位をつけるとわかりやすいですね。
お互い感情的にならず、冷静になって妥協案を見つけるようにしましょう。
家族みんなが喜ぶ家を円満に作るために
すべてが完璧な家は存在しないことを知る
どんなに頑張っても8割満足できたら上出来です。たとえば料理であれば、1回目は思ったとおりの味にならなくとも、2度3度と繰り返して作ることにより、自分の理想の味に近づけることができます。
しかし家を建てる場合、かかる費用が大きい上に初めてのチャレンジで思いどおりの家を建てなければならないというプレッシャーがあるので、冷静な判断が難しくなることでしょう。
ときには少し肩の力を抜き、冷静になることも必要ですよ。