妊娠検査薬はいつから使えるの?使うタイミングや注意点について
妊娠検査薬を使うときの注意点とは?
生理不順は前回と前々回の生理情報が必要
生理不順の人が妊娠検査薬を使用する場合には、「前回の生理開始日+前回の生理周期日数+1週間後」が目安となります。検査をしても陰性が続き、けれども生理がこない場合には、検査のタイミングがずれている場合や、生理がこないほかの原因があることも考えられます。ですので、一度病院を受診してみるとよいでしょう。
生理不順も治療をすれば改善が期待できますので、ぜひ医師に相談してみてください。
フライング検査結果のリスクを知ろう
中には、1日でも早く知りたいという思いが強くなり、フライングで検査をしてしまうケースも多いようです。しかし、フライング検査をする場合にはいくつかのリスクがありますよ。
一つは、結果の信頼度が低いことです。正しい結果が得られる時期ではありませんので、妊娠していたとしても陰性と表示される場合があります。
そして、もう一つは化学流産を知ってしまう恐れがあるということです。化学流産については、後ほど詳しくお話しますが、フライング検査をしなければ分からないことなのです。
陰性の場合はタイミングが早過ぎる場合も
普段の生理周期が安定している人であっても、ストレスや体調などの影響があると、排卵日が遅くなってしまうことは珍しくありません。正常な生理周期の場合、排卵日から14日前後で生理がくるはずですので、排卵日が遅くなれば同時に生理予定日にも遅れが生じる可能性があるでしょう。
妊娠検査薬の購入時には、念のために2本セットを購入し、少しタイミングをずらして再度検査をしてみるとよいかもしれませんね。
妊娠検査薬後に病院へ行くタイミング
病院へ行くタイミングは6週目以降に
胎嚢とは、赤ちゃんが入っている袋のことをいいますが、この胎嚢が見えるのがだいたい妊娠6週目くらいです。妊娠している場合、生理予定日から1週間後は妊娠5週目にあたりますので、陽性反応が出てからさらに1週間ほど後の受診がよいということになりますね。
早く病院に行くこと自体問題はありませんが、診察代が実費になることや、通院回数が増えることもありますので、あまり焦らないようにしてくださいね。
体調に変化がある際は産婦人科を受診しよう
陰性だった場合には、ほとんどの人がそのまま病院に行くことなく生理がくることを待つでしょう。しかし、体調の変化があった場合には、生理を待たず病院に行く方がよいケースもあります。普段とは違う出血やおりものの量、腹痛や発熱など、どんな小さな症状でも見過ごさないようにしましょう。
これは、陽性反応が出た場合も同じです。おかしいなと感じたら、すぐに病院へ行くことが大切です。不安を抱えたまま過ごすことは、体にもよくありませんよ。
陽性なのに出血したら化学流産の可能性も
出血の原因として考えられる一つとして、化学流産があります。化学流産とは、妊娠検査薬で陽性反応は出たものの、その後妊娠が継続できなくなる状態のことをいいます。
化学流産が起こる原因は、母体に何らかの問題があるケースもありますが、ほとんどは赤ちゃん側に染色体異常などの問題がある場合に起こるといわれています。化学流産後には、重めの生理がくる人もいますが、普段と同じような生理がくることがほとんどです。
落ち込んでしまう人もいますが、化学流産は医師にも止めることができません。次の妊娠へ気持ちを切り替えることも大切ですよ。
まとめ
妊娠検査薬は、あくまでも妊娠したかもしれないという判断材料の一つです。確実な判定は、病院の受診が必要となりますので、タイミングをみて受診しましょう。
初診日までに、体調がおかしいなと感じた場合は早めの受診を心掛けましょう。