おくるみを嫌がる赤ちゃんの寝かしつけ。心地よく眠れる環境を作ろう
おくるみでくるむと赤ちゃんが安心して眠ってくれると聞いて試してみたら、泣いて嫌がって眠ってくれずに困ったことはありませんか?おくるみを嫌がる赤ちゃんを寝かしつけするときには、どのようにしたら心地よく眠ってくれるのでしょうか。おくるみを嫌がる赤ちゃんでも心地よく眠れる環境を作る方法などをご紹介します。
おくるみを嫌がる赤ちゃんがいるのはなぜ?
新生児期からおくるみを使っていない
赤ちゃんはママのお腹の中にいたときが、一番安心して心地よく過ごせていた時期ですね。おくるみでくるむと、ママのお腹の中にいたときのことが思い出されて、安心して眠れるといわれています。
しかし、生まれてからしばらくの間、ママが抱っこして寝かしつけをするなどしていた場合、突然おくるみでくるまれても、今までとの変化に戸惑ってしまうようです。おくるみでの寝かしつけを考えているのなら、新生児の時期から使って慣らしておくとよいでしょう。
おくるみが暑かったり巻き方がきつい
おくるみにくるむことで赤ちゃんの体の熱がこもってしまい、暑くなることがあります。赤ちゃんはまだ自分で体温調節ができませんから、暑すぎて不快になってしまうのです。
また、赤ちゃんはおくるみの巻き方がきつすぎてもゆるすぎても心地悪く感じるようです。きつすぎると赤ちゃんが心地悪いだけでなく、股関節脱臼をしてしまう可能性もありますから気をつける必要があります。
ゆるい場合は手足が出ることもありますし、巻いている意味はあまりなくなりますよね。程よいきつさで巻くことが必要なのです。
性格や成長したため嫌がるケースも
赤ちゃんは生まれたときから個性がありますから、中には手足をバタバタと動かせる方が好きな赤ちゃんもいるでしょう。そのような赤ちゃんが全身を巻かれて動きを制限されたら嫌ですよね。赤ちゃんがおくるみを嫌がるのは、成長して自分の個性を出し始めたと思えば、少しポジティブに捉えられそうです。
また、自分で思うように手足を動かせるようになって動かしてみたいのに、おくるみが邪魔でできなければ嫌がって泣くのかもしれませんね。成長しているからこそ嫌がることもあるのでしょう。
おくるみを使わない寝かしつけの方法は?
赤ちゃんの体をマッサージするように撫でる
まずは、赤ちゃんの体をやさしくマッサージするように撫でてみましょう。きっと気持ちよさそうにしてくれますよ。肌にやさしく触れることで、安心感や信頼関係が生まれてくるともいわれています。
赤ちゃんが触られると気持ちよく感じる部分は、眉間や髪の毛、足などとそれぞれ違いますから、我が子がどこを触られたら気持ちよく感じるかを探してみるとよいですね。赤ちゃんの肌に刺激のないオイルをつけてマッサージしても、気持ちよくなって眠るかもしれません。
赤ちゃんのお腹や背中をトントンする
ママのお腹の中にいるときにママの心臓の音を聞いて安心していた赤ちゃんですから、心臓の鼓動のリズムのようにトントンすると安心できるのでしょう。乗り物に乗ったときに一定のリズムで揺られることで、眠くなるのと同じですね。
また、赤ちゃんによって触られると気持ちよくなる場所が違いますから、トントンする場所も気持ちよくなる場所でする方が安心しそうです。強く叩いたらびっくりしてしまうでしょうから、やさしくトントンしたいですね。
赤ちゃんの好きな音を流すのも効果的
お腹の中にいるときにママが赤ちゃんにどのような音を聞かせていたかにもよりますが、赤ちゃんの好きな音はそれぞれで違います。ただし、ママの心音を聞くと安心する赤ちゃんは多いようですね。
ママの心音に似た音が出るグッズもありますから、その音を聞かせてみてもよいでしょう。それ以外にも、ゆったりとした音楽や掃除機の音、ドライヤーの音、水の流れる音などでも効果があるかもしれません。どの音で眠ってくれるか色々と試してみてもよいですね。