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赤ちゃんの指や手の発達を知ろう!発達段階ごとのポイントをご紹介

赤ちゃんの指や手の発達を知ろう!発達段階ごとのポイントをご紹介

なんでも触ったり口に入れたりする時期

この時期はなんでも触ったり、口に入れたりするので、ママとしてはヒヤヒヤしますよね。実はこのような行動にもきちんと意味があるんですよ。

生後4カ月を過ぎるとなんでも触ったり、口に入れたりする行動が活発に行われるようになります。これは赤ちゃんが手や口、舌を使って物の味や形、固さ、温度などを確認しようとするためです。好奇心旺盛な赤ちゃんは、五感を使って物の性質を確かめているのです。

しかし、やはりケガや火傷、誤飲などの恐れもあるので、ママとして気が気ではありませんよね。この時期に入ったら危ないものは赤ちゃんの手の届かないところに置く、誤飲しやすかどうか「誤飲チェッカー」でサイズを確認するなど、安全対策も忘れずに行いましょう。

色々な手触りの物を体験しよう

前述のとおり、赤ちゃんは指や手を動かすことで脳に刺激を与え、発達を促すことができます。さらに、色々な物を見たり、触ったりすることで脳の神経回路がつながり、感情が豊かな赤ちゃんに育っていくとも言われています。

生後半年ごろまでの赤ちゃんには色々な手触りの物を体験させ、脳に刺激を与えて行きましょう。つるつる、ふわふわ、さらさら、チクチク、イボイボなど、普段の生活ではなかなか体験できない刺激があると、赤ちゃんも興味深々なことでしょう。

中には初めての物に触ることを嫌がる赤ちゃんもいるので、自分から触ろうとしないときはママが触ったり、手に置いてみたりしましょう。親子で色々な物に触れる感触遊びを楽しんでみてくださいね。

おすわりが安定したころからの指や手の発達

両手の物を打ち合わせて音を鳴らす

生後8~9カ月になると腰がすわってくるので、おすわりが安定しはじめます。このころになると指や手だけでなく全身を使った動きが活発になってきますよ。

指や手の発達では力加減をコントロールすることができるようになるので、両手の物を打ち合わせて音を鳴らして遊ぶ姿が見られます。手から手へおもちゃを持ち変えることもスムーズに行うことができるようになりますよ。

また左右の手を非対称的に動かすことができるようになり、右手でティッシュ箱を持ち、左手でティッシュを抜くということができます。ティッシュが散乱しているとママとしてはちょっと困ってしまうかもしれませんが…。さらに物を取り出すだけでなく、箱の中に入れるようになるのもこの時期です。

親指とほかの指でしっかり物を掴める

生後8カ月を過ぎると手全体を使って握るだけでなく、親指とほかの4本の指を使ってしっかりと物をつかむことができるようになります。指先だけを使って物を上手につかめるようになるのもこの時期です。

このころには手を使う練習だけでなく、指先を使う練習も始めていきましょう。ママやパパが持っているものに興味を示し、なんでも触れようとします。探索行動も活発になってくるので、安全対策も今まで以上に意識して行きたいところです。

腕の筋力もついてくるので興味を持った物のところまでハイハイして近づく様子も見られますよ。さらに、ママの姿が見えなくなると不安になるで、ママの後を追うようにハイハイすることも増えてきます。

手づかみ食べにチャレンジしてみよう

この時期になると離乳食も進んできますよね。指や手の発達を促すために、離乳食では手づかみ食べにチャレンジしてみましょう。手づかみ食べはカミカミ期を目安に始めていきます。

手づかみ食べでは目で見たものを手でつかんで口に運ぶという目と手の協応性が求められます。こうして、「自分で食べられた」という経験を重ねることで自立を促すこともできますよ。目に映る物をなんでも口に入れていたころに比べると、成長を感じることでしょう。

しかし、ママにとってはぐちゃぐちゃに汚されるので片付けが大変と思うかもしれません。食材を持ちやすい形に調理したり、テーブルクロスを敷いたりなど、事前準備に配慮してママもイライラせずによく手づかみ食べができるようにしましょう。

1歳ごろには指を器用に動かせるように

指差しなどのジェスチャーができる

1歳ごろには指差しができるようになります。指差しと聞くと人差し指を伸ばすイメージですが、最初から人差し指だけを伸ばして指差しできる赤ちゃんは多くはありません。

手をパーのように広げていたり、人差し指以外の指も伸びていたりすることがありますが、何かを差しているようであれば指差しの始まりでしょう。この指先の形も赤ちゃんが成長するにつれて変わってきますよ。

指差しは「何かに興味を持ったとき」「共感してほしいとき」「欲求を伝えたいとき」「応答するとき」に見られます。赤ちゃんが指差ししたときには、共感したり、言葉を教えたりしてみましょう。

また、ジェスチャー指差しに限らず、ママの動きを身振り手振りでマネする子もいますよ。

親指と人差し指で「つまむ」動作ができる

以前までは親指とほかの4本の指を使って物をつかんでいましたが、1歳ごろになると親指と人差し指で「つまむ」動作ができるようになります。小さなものも2本の指で器用につまんで運ぶことができますよ。

1歳を過ぎると運動機能の発達だけでなく、情緒の安定や豊かな感性など心の発達を促すことが重要になってきます。上手に物をつまむことができたときはママがしっかり褒めると、赤ちゃんも嬉しくなって「できた!」という自信につながることでしょう。

この時期は正しい指や手の動作を教え込むのではなく、赤ちゃんが「楽しい」「もっとやりたい」など、意欲が高まるような声掛けをしてくださいね。積極的にコミュニケーションを図って、親子の絆も深めていきましょう。

スプーンやペンなどの道具も使ってみよう

1歳を過ぎると正しい持ち方はできないもののスプーンやペンなどの道具を使うことができます。まずは食事のときにスプーンを使ってみましょう。

最初はスプーンに興味を示さないかもしれません。そんなときはママがスプーンで食べてみたり、遊びの中で人形にスプーンで食べさせるマネをしたりしてみましょう。

道具を使う練習はうまくいくときばかりではありませんよね。赤ちゃんもうまくご飯が食べられないと機嫌が悪くなってしまうこともあるので、最初は1日1食ずつ練習をしていきましょう。偶然でもスプーンを使って上手に食べられたときはしっかり褒めてくださいね。

また、ペンを使ってなぐり描きができるようになります。初めて赤ちゃんが描いた絵は記念の1枚になりますよ。
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