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シングルマザーが考えたい親の介護。育児や仕事との両立に向けた対策

シングルマザーが考えたい親の介護。育児や仕事との両立に向けた対策

シングルマザーに役立つ支援制度を再確認

母子家庭への公的な支援はさまざまありますね。その一部をご紹介します。

・児童扶養手当
すべての子どもがいる家庭に支給される児童手当とは違い、母子家庭や父子家庭を対象とした手当である

・ひとり親家庭医療助成制度
子どもだけでなく、保護者の病院診療代を助成してくれる制度である

・遺族基礎年金、遺族厚生年金
夫または妻が死亡したとき、18歳未満の子どもがいる場合に受け取れる年金

・児童育成手当
市区町村ごとに設けられた制度のため、手当の有無や条件は自治体により異なっている

このほかにも、発達の遅れや障害をもつ子どものママへの支給などもあります。それぞれ、自治体により種類、数、条件などが違いますので、お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。

親が元気なうちに介護についての話し合いを

子どもはいつか巣立っていきますが、介護はあとから負担がくるものです。自分を育ててくれた両親の面倒を見たくても、現実の生活のなかでこなすには難しい状況は誰にでも起こることでしょう。

親が元気なうちに、介護も含めた今後のことをきちんと話し合っておくことが大切です。また、親とだけでなく兄弟姉妹も一緒に話し合いましょう。話し合いには、下の六つを参考にしてくださいね。

1.在宅介護と施設介護の選択
2.施設の場合の金銭負担をどうするか
3.在宅介護になったときに負担がくるのは誰になるのか、その負担割合や連携をどうするのか
4.兄弟姉妹間での金銭負担と労力負担はどのように分担するのか
5.親の年金や預貯金などで介護費用をまかなえるのか
6.行政支援の使い方

まとめ

シングルマザー家庭にかぎらず、いつかは親の介護をするときがくるものです。それが近年の晩婚化や高齢出産に伴い、ダブルケアの様相が強くなってきているようですね。

夫婦がいる家庭でも介護に関しては女性の負担が大きく、孤立し疲弊していくのですから、シングルマザー家庭にはそれ以上に重くのしかかるでしょう。そのため、どうにかして負担を軽くする方法を考えなければなりません。

行政支援、兄弟姉妹間の協力や連携なども視野に入れて、ひとりで抱え込まなくてすむような手立てを親が元気なうちに検討しておきましょう。
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