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魔の2歳児のあやし方とは!イヤイヤ期の子どもを落ち着かせよう

魔の2歳児のあやし方とは!イヤイヤ期の子どもを落ち着かせよう

些細なことでも大泣きする2歳児に困ったり、なかなか泣き止まない様子に戸惑ったりしていませんか?赤ちゃんの頃とは違い、幼児期の子どもはいったん泣き始めると手が付けられなくなることもあって大変ですよね。「魔の2歳児」と呼ばれるイヤイヤ期の子どもの特徴とどのように接すればよいのかをご紹介します。

2歳の子どもが泣く主な理由を知ろう

自分の思いを通したい!

2歳頃になると子どもは、ひととおり体を自分の意思で動かせるようになり、自分の中に生まれた気持ちや感情を表に出すようにもなります。「これをしたい」「あれが欲しい」と主張や欲求が強くなってきます。そのため、自分の意思に反することをいわれたりされたりすると、「イヤ!」と拒否するようになるのです。

しかし、まだ感情のコントロールがうまくできないので、思いどおりにならないとすぐ怒って泣き出してしまいます。泣くことで自分の思いを通そうとし、いったん泣き出すとなかなか自分では抑えられなくなってしまいます。

例えば駅の改札で「切符を入れたかったのにママが先に入れてしまった」という、大人にとって些細なことでも、2歳児にはショックなできごとなのです。

思いどおりにしたいのにうまくいかない!

とにかく我を通したいのが2歳児です。しかし、まだまだ主張や欲求を自分の思い描いていたとおりに相手に伝えたり、行動したりするのは難しい年齢です。そうした思いどおりの言動ができないことや相手がわかってくれないことに、イライラして泣き出してしまうのです。

何もできない赤ちゃんだった頃に比べ、成長してできることが増え「何でも自分でやりたい」と思うのに実際にできないので、「やりたいようにできない」「どうしたらよいのかわからない」とストレスを抱え込んでしまいます。イメージとのギャップに苛立ちを感じているのです。

よく「ママはあっちに行ってて!」と聞きますが、あれは「自分でできるから!」という思いから発せられる言葉なのでしょうね。

引っ込みがつかなくなっている

自分の思いどおりにしたいけれどうまくいかなかったとき、2歳児だとまだすぐに気持ちを切り替えることは難しく、いつまでもこだわりがちです。とにかく我を通そうと泣き続けてしまったので、子ども自身引っ込みがつかなくなっていることがあります。しまいには、何が原因で泣いていたかを忘れてしまっていることもあります。あるいは、「今さらどうしたらよいのか」と頭の中が混乱していることもあるかもしれません。

子ども自身はしっかり気持ちを伝えているつもりなので、「はっきりいいなさい」などと怒ってしまうと、泣き止むタイミングを逃してしまうかもしれません。この時期の子どもにはすでに大人と同じように意地やプライドがあるのです。

2歳の子どもをあやすコツやポイントとは

優しく抱きしめてあげよう

子どもがイヤイヤで泣き出してしまったら、まず優しく抱っこしてあげるとよいでしょう。スキンシップはお互いの愛情をわかち合う瞬間であり、子どもを落ち着かせる効果があります。また、距離を縮めることにもなるので、その後の声かけもしやすくなります。

抱きしめてからちゃんと目を見て話すこともポイントです。そうすることで子どもは、「ママは自分のことを気にしてくれている、愛してくれているんだ」と自己肯定感を得ることができます。

すぐに泣き止んではくれないかもしれませんが、こうした形で愛情を伝えることは今後の子どもの成長や親子関係にプラスになります。子どもが暴れる場合は無理に抱き上げず、降ろしてハグするとよいでしょう。

上手にいえない気持ちを言葉にしてあげよう

イヤイヤ期の子どもが泣き出すのは「ちゃんとわかってくれていない」「こうなるはずだったのにならなかった」とイライラすることが主な原因です。

そこで、ママが「自分で取りたかったんだよね」などと悔しい気持ちを代弁してあげると、子どものもどかしさをやわらげることができます。子どもが泣き出す前の状況を振り返って、どんな気持ちなのかを推測してみてください。

しかし、例えば「このおもちゃが欲しかったんだよね」と理解できても、買ってあげられないときもありますよね。そうした場合は「でもね…」とママの意見を説明してあげてください。大人の姿勢を崩さないことも大事です。納得してくれたら「わかってくれてうれしいな」と褒め言葉をかけてあげるとよいでしょう。

気をまぎらわしてみよう

泣いている子どもは自分で泣き止むタイミングを失っていることがあります。また、「もう夜だから外は暗いよ」など正論を説明しても納得してくれないことがありますよね。そういうときは好きな遊びや歌などで関心をそらせることも落ち着かせるためには効果的です。ポイントは、そのときの状況とまったく別の話題をふって、泣いている理由にこだわらせない方向に持っていくことです。

イヤイヤ期は個人差があり3歳になっても4歳になっても続くことがあります。早いうちから自分の気持ちに折り合いをつける練習をさせておくとよいですね。これから保育園や幼稚園に通い出すと様々な理由で気に入らない場面に出くわします。少しずつ乗り越えられるように促すとよいでしょう。

イヤイヤ期の子どもと接するママの心構え

感情的にならないようにする

何をいってもママの言葉に耳を貸さずに泣き続けることもあります。しかし感情的になるのは禁物です。感情的にまかせて怒鳴ると、「ママはわかってくれないんだ」と子どもはネガティブな気持ちになってしまいます。「置いていくよ!」という不安にさせる言葉もNGです。かえって延々と泣くことになるかもしれませんし、泣き止んだとして、どうして怒られたのかわからず、自分の気持ちも未消化のままなので、同じことを繰り返してしまいます。

ママもストレスを溜め込んでしまっては体によくありません。普段から感情のコントロールを意識することが大切です。怒鳴って後悔する前に、「ちょっと待った」と理由を考えてみる、または一瞬キッチンやトイレなどの違う場所に行くなどすると気分が変わるでしょう。
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