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 セスキ炭酸ソーダを知りたい!作り方や汚れの落とし方と注意点

セスキ炭酸ソーダを知りたい!作り方や汚れの落とし方と注意点

ナチュラルクリーニング剤として重曹が有名ですが、最近では「セスキ」の人気もジワリと上がってきています。掃除や洗濯で使用する洗剤の安全性を気にして、重曹やセスキに興味を持つママも増えているようですね。セスキを上手に使って、環境や赤ちゃんに優しいナチュラルクリーニングライフを始めましょう。

今注目されているセスキっていったいなに?

セスキとは「セスキ炭酸ソーダ」のこと

洗濯やお掃除の強い味方として最近話題になっている「セスキ」。正式には「セスキ炭酸ソーダ」と呼びます。

セスキの特徴は「水に溶けやすいこと」「弱アルカリ性であること」です。アルカリにはタンパク質や油汚れを分解する作用があり、優れた洗浄力をもっています。

「洗浄力が優れている」と聞くと、ママは「強い洗浄力は赤ちゃんによくないのでは」と思いがちですが、セスキはもともと自然界に存在している成分です。環境に優しいナチュラルクリーニング剤としても人気なのです。

セスキはキッチン周りの掃除や赤ちゃんの衣類の洗濯にも適しています。ナチュラルクリーニングに興味のあるママにおすすめしたい、使いやすいアルカリ剤です。

重曹との違いはアルカリ度

セスキよりも有名で、代表的なナチュラルクリーニング剤が「重曹」ですね。セスキと重曹にはどのような違いがあるのでしょうか。

重曹もセスキも、同じ弱アルカリ性です。違いはアルカリ度で、セスキの方がアルカリ度が高いため、洗浄力が強めです。またセスキは重曹に比べて、水に溶けやすい性質をもっています。

これだけ見るとセスキの方が優れている印象を受けますが、そうでもありません。水への溶けにくさから、少量の水を混ぜた重曹はソフトな研磨剤として使用できます。粒子が細かく角がないため、傷をつけにくいので使いやすいですよ。

掃除や洗濯をするときはそれぞれの特徴を生かすことが大切です。上手に使い分けられれば、楽に汚れを落とすことができます。

簡単!セスキ炭酸ソーダ水を作ろう

セスキは洗濯やお掃除に大活躍します。手軽に使うために「セスキ炭酸ソーダ水(セスキ水)」を作っておきましょう。

セスキ水は、スプレー容器に入れて汚いところに吹きかけたり、汚れた洗濯物を浸け置きしたりするときに利用します。簡単で効果が高く、また安全なのでぜひ作ってみてください。

セスキ水の作り方です。
・材料
セスキ 5g(小さじ1)
水 500ml
・作り方
容器にセスキと水を入れて、よく振って溶かせば完成!1~2週間で使い切ってください。

セスキと水の割合は、1g:100mgです。容器によって作る量を変えてください。スプレー容器に作ると使いやすいですし、用途によってはペットボトルに作っておくのもよいですよ。

ママも安心のセスキで汚れを落とそう

子どもの食べこぼしはスプレーで吹きかけて

子どもはよく食べこぼしをしますね。例えば醤油やケチャップなどの調味料類やジュースなど、食べこぼすと服に落ちにくいシミができてしまいます。

こうした食べこぼしの汚れは、じつは酸性が多いです。酸性の汚れにはアルカリ性のセスキを使って汚れを落とすことができますよ。

汚れを落とすときに便利なのがスプレー容器に入れたセスキ水です。子どもが食べこぼした部分にセスキ水をシュシュっと振りかけておきましょう。あとは通常どおり洗濯をします。このとき40℃のぬるま湯を使うと洗濯効果が上がりますよ。

出かけ先で食べこぼしたときは、セスキ水をしみこませたタオルを汚れの部分に押し当ててください。ある程度きれいにしたら、帰宅後すぐに洗濯してくださいね、

うんちの汚れや消臭には浸け置き

セスキ水はうんちの汚れや臭い落としにも効果がありますよ。布おむつを使っているママにおすすめです。

もちろん紙おむつを使っている赤ちゃんやおむつを卒業した子どもが、服や下着にうんちの汚れをつけてしまったときにも活躍してくれます。セスキ水を使って汚れや臭いを落としましょう。

セスキ水の使い方は簡単です。まずは布おむつや衣類についたうんちを軽く落とし、容器に溜めたセスキ水に浸け置きするだけです。一晩浸け置きして翌日すすげば、きれいになりますよ。

浸け置きするときは布おむつや衣類全体がセスキ水にしっかり浸かるようにしてください。セスキ水から布がはみ出ていると雑菌が繁殖して、布がピンクになることがあります。

電化製品や家具の手垢は雑巾で拭き取る

家電や家具が汚れてしまう原因の一つが手垢です。とくに子どもはあちこち触って手垢で汚してしまいます。また鉛筆を使ったあとなどは手が黒くなり、手垢+鉛筆の汚れで黒ずんだ汚れをつけてしまうことも少なくありません。

手垢の成分はタンパク質なので、掃除にはセスキが有効です。スプレー容器に入れたセスキ水を気になるところにシュシュっと振りかけてお掃除しましょう。鉛筆の黒ずみも取ることができますよ。

電化製品のお掃除のときには、直接振りかけると故障の原因になる可能性があります。雑巾などにセスキ水をスプレーして汚れを拭き取ってください。

テーブルやイスなどの家具には直接スプレーして雑巾で拭き取ってください。黒ずんでいた汚れもスッキリ落ちますよ。

ママがセスキ使うときに気をつけるポイント

セスキには落としにくい汚れもある

掃除や洗濯の強い味方「セスキ」は、皮脂汚れや血液汚れ、排水溝のぬめり、換気扇のべたべた汚れ、お風呂の皮脂汚れ、ステンレスの曇りなど、様々な汚れ落としが得意な頼れるクリーニング剤です。

そんなセスキでも落としにくい汚れがあります。例えば水垢で、電子ケトルの底にできる白い水垢や、シンクや洗面台などの水回りにできる水垢を落とすには、酸性の性質を持つクエン酸に軍配が上がります。

また子どもが泥遊びをしたときについた激しい泥汚れや、機械油や口紅などの強い汚れもセスキでは落ちにくいです。これらの汚れには漂白剤や石鹸などの界面活性剤が有効です。

セスキだけでなく汚れの種類によってクリーニング剤を使い分けることがポイントになります。
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