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瞑想でマタニティ期間も心身ともにリラックス。方法や注意点を紹介

瞑想でマタニティ期間も心身ともにリラックス。方法や注意点を紹介

瞑想中に気をつけるポイントって?

静かで落ち着ける場所で行おう

瞑想中は音や人の気配で気が散らない場所がよいので、人がこない場所や時間、あるいは人がいても気にしなくてもよく、自分自身も人に紛れられるような場所を考えましょう。たとえば朝早い時間、お風呂の中、ヘッドホンから流れる瞑想用の音楽で周りをシャットアウトできる電車の中などです。

たとえ目をつぶっているとしても、汚れて雑然としている部屋は「掃除しなきゃ」と気が散ってしまいます。なるべく清潔で片付いた部屋がよいでしょう。

できれば自然の明かりがあるところがおすすめです。明るすぎる蛍光灯や真っ暗な中だと気になってしまうことがあります。

とはいえ、いつも完璧な場所を求めると瞑想が難しくなるので、できる限り落ち着く場所を見つけられるとよいですね。

腹式呼吸を意識しよう

瞑想中は「腹式呼吸」をするとリラックスしやすいです。呼吸には普段している浅い「胸式呼吸」と睡眠中などにしている深い「腹式呼吸」があります。

「腹式呼吸」は瞑想だけでなくお産のときにも役立ちます。「胸式呼吸」の約3倍の酸素が体に行き渡るので、肺や心臓への負担が減り体力を消耗するお産で体力を保つことができます。

また、自律神経を整えるので緊張がほぐれて痛みを逃しやすくなり、赤ちゃんが産道を通りやすくなるのです。「腹式呼吸」は、ゆっくりと口から吐いた後、お腹に空気を送り込むように鼻から吸うとよいですよ。

緊張を解き、お産の準備になる呼吸ですが、お腹に張りがあったり安静が必要だったりする場合は腹圧がかかることを考え、医師と相談した上で行いましょう。

自分らしい方法で大丈夫

瞑想は形が大切なのではなく、心の落ち着きを取り戻し心身をリラックスさせることが目的です。たしかに瞑想しやすいといわれる形はありますが、必ずそれを守る必要はないでしょう。

妊娠中には人それぞれの体調もありますので、背筋を伸ばして座ることができなかったりつわりで短時間しかできないこともあります。自分のリラックスしやすい体勢や時間で行いましょう。

形にとらわれると、「正しい姿勢をしていないから瞑想ができないかもしれない」などと、雑念の元になりかねません。「腹式呼吸」も上手にできないからと焦る必要はありません。

静かに落ち着いて座ったり寝たりしていると自然に深い呼吸になってきます。ゆったりとお腹の赤ちゃんとの会話を楽しみましょう。

まとめ

妊娠中は幸せいっぱいで、お腹の赤ちゃんと自然とお話できることもありますが、マタニティーブルーという言葉があるように、理由もなく不安や心のつらさを感じることがあります。けれどもお腹の中では、約5億年の人類の進化をたった10カ月というスピードでたどるという特別な現象が起きているのです。

体が自由にならず、感覚が研ぎ澄まされてさまざまな感情を体験する妊娠から出産の時期は、自然の神秘を感じる期間といえるかもしれません。瞑想を利用して心身ともに赤ちゃんを迎える準備ができたらよいですね。
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