赤ちゃんがしゃべる時期はいつ?話し始めの目安と言葉を促すポイント
子どもが1歳を過ぎる頃になると、同じ月齢の子がしゃべり始めているのをみて、うちの子はいつしゃべり始めるのかと気になったり、不安になってしまうこともあるのではないでしょうか?今回は、赤ちゃんがしゃべり始める時期、しゃべらない時はどういう時なのか、また言語発達を促すためにできることを紹介していきます。
赤ちゃんがしゃべり始める時期と前兆や言葉
赤ちゃんがしゃべり始める平均的な時期
しかし、しゃべり始める時期は、歩き始める時期よりも個人差が大きいといわれています。しゃべり始めるのが早い子と遅い子だと、8カ月以上も差があります。そのため、自分の子どもがなかなかしゃべらなくても焦らないでくださいね。
赤ちゃんは周りの大人がしゃべる言葉を聞いて真似をします。そのため、赤ちゃんとコミュニケーションを取ることはとても大切です。また、まだ言葉にもなっていないような喃語であっても、ゆっくりと聞いてあげると赤ちゃんは嬉しくなってもっと話したくなります。
しゃべり始める前兆はあるの?
このように、生後間もない頃から赤ちゃんは話す準備をしているのです。そして1歳前後でようやく、「まんま(ご飯)」や「ぶーぶー (車)」といった意味のある単語を話せるようになっていくのです。
何か欲しいときや怒ったときなどに、「んーんー!」といったりするようになれば、もうすぐしゃべり始めるという予兆でもありますね。
初めてしゃべる言葉で多いのは?
その次に、バ行やパ行も発音しやすい子音であるといわれており、「ぶーぶー(車)」や「バイバイ」、「パパ」なども初めて話す言葉の上位に入っています。
日常生活で赤ちゃんがよく耳にし、興味を持っている言葉を初めてしゃべることが多く、食べることが大好きな赤ちゃんであれば「まんま」という言葉、散歩中によく車を見ている赤ちゃんであれば、「ぶーぶー」という言葉を最初にしゃべることが多いです。
赤ちゃんがしゃべらない原因。練習は必要?
赤ちゃんがまだしゃべりたくない場合も
子どもの考えていることを理解してあげるのはとてもよいことですが、子どもは言葉で伝えなくても分かってもらえると思うと、言葉を話そうとしなくなってしまいます。
ほかにも、1人でテレビを見る時間が長い子どもは言葉が遅れることが多い、という研究結果も発表されています。テレビは見ているだけで情報がどんどん入ってくるため、子どもも夢中になってしまいますが、時間を決めて見せた方がよいのかもしれませんね。
1歳半健診の言葉の発達基準
その上で、「わんわん」や「ママ」など意味のある単語を話せているかどうかを見ていきます。1歳半健診の時点で話せる言葉の数は、10個ともいわれています。しかし、1歳半健診では2〜3個話せればよいとしている自治体が多いです。
1歳半健診で言葉の遅れを指摘されると、自分の子どもになんらかの問題があるのではと不安になりますよね。しかし、1歳〜2歳は個人差の大きい時期ですし、1歳半健診では緊張してうまくしゃべることができない子どももたくさんいます。1歳半健診で話せないからといって、必ずしも異常があるというわけではないので安心してくださいね。
言葉を理解している場合は様子をみよう
まだしゃべることができていなくても、名前を呼ぶと反応したり、「ちょうだい」というとおもちゃを渡したり、大人が話す言葉を理解できているようであれば問題ありません。そのうちしゃべり始めるようになるでしょう。
しゃべり始める時期は個人差が大きいので、ほとんどの場合は3歳くらいまで様子を見ても大丈夫なことが多いです。それでもどうしても気になるようであれば、専門機関に相談してみるのもよいですね。