赤ちゃんの泣き声にイライラしたら。泣く理由とイライラへの対処法
心に余裕があるときは、どこかで赤ちゃんが泣いていても「泣いているな~、可愛いな~」と思えるのに、自分が子育てに追われていると、赤ちゃんが泣くたびにイライラしてしまうというママはいないでしょうか。赤ちゃんが泣く原因と、イライラしたときの対処法についてご紹介します。
赤ちゃんがずっと泣いているのはどうして?
泣くことは赤ちゃんにとって唯一の意思表示
それでも赤ちゃんはたくさんのことをママに伝えたいのです。そこで唯一の意思表示「泣く」という方法をとります。
「お腹が空いた」「眠い」「寒い」などの不快感で泣くことはもちろん、「つまらないな」「甘えたい」などの心理的要求も泣くことで伝えています。様々な対策をとってもダメ、万策尽きたというとき、ある先輩ママは赤ちゃんが「ママ好きだよ!」「愛してるよ!」といった心の叫びで泣いていると考えるようになってからイライラが減ったそうです。素敵なエピソードですよね。
赤ちゃんが泣く理由は様々
夕方になると激しく泣きだす「黄昏泣き」や夜中に起きて泣きじゃくる「夜泣き」などは、なぜ起こるのか諸説ありますが、明確にこれが原因と判断できるものではありません。どちらも赤ちゃんが成長すれば自然となくなるので、気長に待つのがよいとされています。
また、赤ちゃんは泣いて心肺機能を高めている、ストレス発散しているといわれることもあります。「大声で泣くのは元気な証拠」と思えるママの余裕が必要なのかもしれませんね。
体調不良を訴えている場合も
赤ちゃんには泣くことしか何かを伝える手段がありません。その中でも病気やケガなどで起こる痛みや不快感は、見逃すと一大事にまでつながる可能性があります。深刻なものでなくても、お腹にガスがたまっていたり、どこかにケガをしていたりするかもしれません。
なかなか泣き止まない場合は、全身をくまなくチェックして熱を測り、ミルクを飲む量やうんちの色はいつもどおりかなどもう一度確認してみましょう。心配な場合は病院へ行ってくださいね。
泣き止まない赤ちゃんへの対応法と注意点
不快の原因を取り除いてみる
また、かゆい、痛いなども泣くことでママに伝えています。いつものお世話をしても泣き止まない場合は、全身をくまなく見て、腫れや炎症、傷などがないか確認してみましょう。
お腹にガスがたまっていると黄昏泣きの原因になるともいわれます。授乳の際に空気を飲み込まないように注意する、毎回げっぷを出すようにするなどでガスがたまるのを防げますよ。
場所を移動したり音を鳴らしたりする
たとえば、赤ちゃんを抱っこして違う部屋へ移動したり、外に散歩に出たりすると効果的ですよ。音の出るおもちゃを鳴らしたり、ママが歌ったりすると赤ちゃんは興味をひかれて泣き止むかもしれません。赤ちゃんが好きな音楽などを探して流してみるのもよいかもしれませんね。
ママがいつもと違う動きをしたり、声を出したりするなど、泣き止ませるのではなく赤ちゃんを笑わせるつもりで挑んでみるとママのストレスもたまりにくいのではないでしょうか。赤ちゃんの好みもあるので、色々試してみましょう。
あやそうと強く揺さぶるのはNG
ただ、ゆらゆらの度がすぎるのは心配です。激しく揺さぶられることで起こる「乳幼児揺さぶられ症候群」は、最悪の場合命を落とすことがあり、そうでなくても将来重い後遺症が残る可能性もあるものです。
「1秒間に3~4回往復する速さ」を激しい揺さぶりとする研究結果もあります。これがどのくらいの早さなのか、枕やぬいぐるみを使って疑似体験してみるとよいでしょう。意外と「激しい」という速さではない印象を持つかもしれません。
イラッとしているとつい早くなるので、赤ちゃんをあやすときはくれぐれも注意しましょう。
赤ちゃんの泣き声が辛いと感じたときは
安全な場所に赤ちゃんを置いて離れてみる
赤ちゃんの安全が確保できているならば、ヘッドホンをして好きな音楽をワンフレーズ聞くのもよいでしょう。新生児のころの写真を見たり、妊娠中の日記を読み返したりして赤ちゃんへの愛しさをよみがえらせるのもアイデアです。
とにかく気分を一新して赤ちゃんに笑顔で向き合えるように、上手に感情のコントロールをする必要があります。リフレッシュして心にゆとりができたら、また赤ちゃんの元に戻りましょう。