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子どもが転ぶときの傷は消毒しない!湿潤療法の仕組みと手順や絆創膏

子どもが転ぶときの傷は消毒しない!湿潤療法の仕組みと手順や絆創膏

転んだときにできる傷の手当て。皆さんはどうされていますか?消毒し乾かしてから絆創膏を貼るという従来のケアに代わって、湿潤療法という新しい手当の仕方が注目されてきています。大切にしたい子どもの体。傷跡は少ない方がよいですよね?跡が残りにくい湿潤療法とはどのようなものなのか、ご紹介したいと思います。

子どもの傷は消毒しない?湿潤療法について

傷が治るまでの仕組みを知ろう

切り傷や擦り傷などの皮膚の損傷はどのようなメカニズムを通して治っていくのでしょうか。

私たちの体には自己治癒力という、体の損傷を自ら修復しようという機能があります。皮膚上に傷ができると傷口の出血を止めようと血小板が集まり、白血球が死滅した組織や細菌を除去して、様々な細胞が傷口を覆ってふさごうとします。

乾かし、かさぶたを作って治す方法に慣れていると、傷口がジクジクと湿ってくると化膿してしまうかも?と不安になってしまいますが、実はこの滲出液(患部に見られる透明の液)には傷を治すために必要な成分が多く含まれています。滲出液によって細胞の増殖が促され、皮膚の再生が活発になるのです。潤っているということが、傷を治すための大切な条件になります。

擦り傷の傷口を乾燥させない湿潤療法とは

モイストヒーリングともいわれるこの治療方法の狙いは、体が持っている自己治癒能力を最大限に活かすことにあります。野生の動物は怪我をすると自分でなめて治しますが、それと似ています。

その目的は、皮膚を再生しようと集まる細胞が活発に働けるよう、傷口の滲出液を保つことにあります。ラップや創傷パッドで潤った状態をキープするため痛みも少なく、傷跡が残りにくいのも特徴です。

湿潤療法では消毒もガーゼも使いません。消毒は細菌だけでなく正常な細胞も同時に破壊してしまいますし、ガーゼは大切な滲出液を吸いとって乾燥させてしまいます。

ですから消毒の痛みも、ガーゼを交換するときの、新しい皮膚がはがれて起こる痛みもありません。より子どもにとって優しいケアだといえそうです。

先輩ママたちの体験談

湿潤療法を日常の軽い傷のケアに取り入れて2年のママ。かさぶたができるとつい指ではがしてしまう娘さんがいて、ケガをするたびに治りが遅くて困っていました。

でも、この療法だとかさぶたがそもそもできないので、傷の治りが驚くほど早くなったそう。今では擦り傷などのケガをするたびにラップ貼って!というそうです。

息子さんがテーブルの縁に顔面をぶつけて、目のすぐ上を、浅くですが切ってしまったというママもいます。

湿潤療法タイプのハイドロコロイド素材でできた絆創膏を貼ってケアしました。10日もたつと、目に見えて傷がきれいに浅く小さくなっていたそうです。数カ月たつと、肉眼ではもうほとんどわからないくらいに、まわりの皮膚となじんだということです。

子どもが転んだ傷の湿潤療法の手順

まずは傷口を流水で洗浄しよう

子どもが転んだら、まずは流水で傷口をきれいにし、異物や汚れを取り除きましょう。つい手が伸びてしまいそうになるかもしれませんが、消毒液は使いません!

充分にきれいになったら水分をしっかり拭って、もし出血が続くようならば傷の上を手で押さえて圧迫し、血が止まるのを待ちましょう。使う水は普通の水道水で大丈夫です。

傷を化膿させないために一番大事なことは、細菌が繁殖する場所を作らないことです。砂や泥がついたままだとそこをベースに繁殖します。水で異物をきれいに洗い流すことがしっかりとした感染予防に繋がります。

もしも異物を水で洗い流しきれないときは、濡れたガーゼなどで取り除けるか試してみましょう。それでも無理な場合は病院を受診してくださいね。

傷口の状態をよく見てケアしよう

表面の汚れをきれいに取り除き血が止まったら、まずは傷をよく観察してみてください。傷と一口にいっても、その程度や深さによって肌へのダメージは変わってきますし、傷が深い場合は自分の治癒力だけでは対処しきれません。

奥深くまでばい菌が入っている可能性のある刺し傷や切り傷、動物による噛み傷、またトゲや金属片、砂や泥が入り込んでしまって水では洗い流せきれなかった場合は、病院を受診した方がよいでしょう。

湿潤療法によるジクジクなのか、化膿しているかは傷の状態をよく見ればわかります。周囲が赤くなってきたり、なかった痛みが出てきたり、熱や膿などの症状が見られた場合はすぐに中止し、医師の判断を仰ぐようにしましょう。

保護をして傷口が乾かないようにしよう

湿潤療法で一番大切なことは、傷口が乾かないように常にカバーすることです。湿潤療法に適した絆創膏でもよいですし、例えばどの家庭にもあるラップでも大丈夫です。

ラップを傷よりひとまわり大きく切ったら、あればワセリンを塗って直接患部にあてます。そして浸出液が漏れ出るくらいの隙間を残してテープなどでとめます。

湿潤絆創膏では数日貼ったままにしておけるものもありますが、どちらにしても傷の観察もふくめ1日1回は取り替えたほうがよいでしょう。ラップの場合は特に、夏場は蒸れやすくかぶれなどを起こしてしまうので、1日3回ほどこまめに交換します。どちらも新しいものを貼る前に傷の周りをよく洗って、よけいな水分・滲出液を吸いとるようにしましょう。

傷の湿潤療法ケアに使える絆創膏3選

コスパがよい「クイックパッド」

「クイックパッド」は、とてもしなやかで体の動きにしっかりついてきながらも、しっかりとした粘着性ではがれにくいため隙間が作られず、しっかりと傷口をガードします。中心は厚めでクッション性があるので、外からの刺激からも優しく守ってくれますよ。

防水なので、手を洗ったりお風呂に入るたびに交換したりしなくてよい点が便利です。はがしにくいときはお湯でふやかすようにしながら、ゆっくりと取っていくとよいそうですよ。

普通の絆創膏に比べると1枚の単価は高いですが、そのパフォーマンスを考えると他社の湿潤絆創膏と比べてもコスパがよいといえます。滲出液が漏れたり、はがれ始めたりしたら替えるタイミングで、最大5日間貼ったままにできるそうです。
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