幼稚園の年長児の遊びを知ろう!楽しめる室内遊びや外遊びをご紹介
入園時から比べて、心も体も見違えるほど成長した年長児。遊びにおいても、友だちとルールのある遊びを楽しめるなど、幼児期から学童期へと変化が起こり始める時期です。今回は、年長児が楽しめる、おすすめの室内遊びや外遊びを紹介します。就学前の大切な1年間、遊びを通して成長を後押ししてみましょう。
年長時期の子どもの特徴について知ろう
平均体重や身長について
【平均体重】
・男の子 平均21.8kg
・女の子 平均21.3kg
【平均身長】
・男の子 113.3~119.1cm
・女の子 112.7~118.3cm
年長児は丸みを帯びた幼児体型から、スラッとした学童体型に近づいてくるころ。しかし、これらの平均値はあくまで目安となります。特に体重に関しては、運動量や食べる量などに大きく左右されるものと考えてくださいね。
年長児の体や心の発達について
【体の発達】
・ブランコの立ちこぎができる
・平均台が上手に渡れる
・スキップができる
・大人と同じ速度で歩ける
・ボールを蹴る、投げるができる
など。体力や筋力、バランス能力が発達し、より複雑で活発な動きが増えてきます。また、ハサミで曲線が切れたり、リボン結びができたり手先も器用になります。
【心の発達】
・自分の意思を言葉で伝えられる
・自分の気持ちを押さえ、ルールに従って遊ぶことができる
・自分の経験などから、相手の感情を想像することができる
・相手の気持ちを考えた上で、自分の行動を決めることができる
など。年長児は、精神的な成長がかなり感じられる時期といえますね。
多くのママが悩む中間反抗期について
なにかにつけて突っかかってきたり、ちょっと注意しただけで急に怒りだしたり、注意しても無視したり、屁理屈や上げ足を取ったり、子どもによって反抗の仕方は様々。親としては、戸惑ってしまいますよね。
しかし反抗期は、親から少し離れて自立してきた証であり、自己主張ができるように成長したということ。ここは一呼吸おいてから、子どもと向き合うようにしてみましょう。
年長児に楽しんでほしい室内遊び3選
創造力をきたえる「KAPLAブロック」
一つ目は、想像力をきたえる「KAPLAブロック」。フランス生まれの木製ブロックで、大人から子どもまで夢中にしてしまう大ベストセラー商品です。パーツはたった1種類。この1種類で建物、乗り物、動物などすべてを表現でき、欧米では「魔法の木」と呼ばれています。
その秘密は「厚さ1:幅3:高さ15」の三次元の黄金比率だからできること。高い加工精度で造られ、しっかり積むとぐらつくことがなく、高さ15m以上積み重ねられるのだとか。
遊びながら、創造力、集中力、器用さ、コミュニケーション能力など、様々な力を総合的に育むことができるブロックとなっています。
KAPLAブロックとは|カプラジャパン公式ホームページ
「KAPLAブロック」は、「ワンサイズの板」を積み重ねるだけで、建物や乗り物、動物まで作れるフランス生まれの木製ブロックです。考案者トム・ブリューゲンの15年に及ぶ試作研究から生まれました。
手先が器用になる「アイロンビーズ」
小さなビーズを並べることは、集中力を高めるだけでなく、手先も器用にしてくれます。本などお手本を見ながら作る場合は、図の解読力を高めてくれますし、カラフルなビーズで、色彩感覚を養うこともできますよ。
最後のアイロンがけは子どもには危ないので、必ず大人が手伝うようにしましょう。キーホルダーやコースターを作ってみたり、様々なパーツを立体的に組み立ててみたりしても面白いですね。
知能も発達する「トランプ遊び」
トランプ遊びは楽しいだけでなく、様々な知能を刺激してくれる遊びの一つ。たとえば「神経衰弱」は、子どもの集中力や記憶力を育てることができ、「ババ抜き」では「自分の手札を人に見られず、人の手札を想像して駆け引きする知恵」を養うことができるのです。
トランプ遊びに慣れてきたら、レベルアップして「七並べ」「スピード」「大富豪」にもチャレンジしてみましょう。初めは、難しく感じるかもしれません。しかし、覚えてしまえば年長児でも楽しむことができますよ。これらは、数字の並びに強くなるだけでなく、判断力や頭の回転、勝つための作戦など、様々な知恵を楽しみながら刺激することができるゲームです。