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乳児の急な発熱に慌てない!病院受診の目安と自宅ケアの方法

乳児の急な発熱に慌てない!病院受診の目安と自宅ケアの方法

熱以外にけいれんなどの症状が出たとき

子どもの発熱時には体温だけに注目するのではなく、けいれんなどの症状がないかもチェックしておく必要があります。熱が一気に高くなるときに起きやすいけいれんを熱性けいれんといいますが、子どもの年齢が低い場合に起きやすい症状です。

熱性けいれんは両手両足をピーンと伸ばし、体をこわばらせてピクピクとけいれんします。目は白目をむき口から泡をふく場合もあります。けいれん自体は5分以内で落ち着くことがほとんどで、その後意識がしっかりしていれば大丈夫です。

しかし、パパママもとてもびっくりすると思います。また、熱性けいれんだと思っていても何か違う理由でけいれんを起こしている可能性もありますので、この場合は夜間であってもすぐに病院へ向かいましょう。

受診に迷うときは小児救急相談に電話を

夜間には発熱に限らず嘔吐やケガをした場合であっても救急外来を受診するべきか悩むことがあると思います。熱が高すぎて子どもの意識が朦朧としている、何度も嘔吐をしていて水分をまったく摂取できないなど、誰が見ても緊急性が高いと分かるときにはすぐに病院へ行こうとも考えますが、そこまでの症状がない場合もあります。

とはいっても、ママは万が一のことを考えてしまい、朝を迎えることが怖くて仕方がないというときもあるかもしれません。そんなときには小児救急相談に電話をしてみましょう。

小児救急相談は♯8000に電話をかけます。小児科医や看護師につながりますので、子どもの状態を伝えましょう。必要に応じて処置の方法や病院の受診必要有無を聞くことができます。

発熱時に自宅で様子を見るときにすること

受診時に役立つ!熱を測ったら記録する

子どもの体が熱っぽいなと感じたら、まずはすぐに体温を計測しましょう。37.5℃以上の場合には発熱とみなしますが、少しだけ熱があるかなと思った場合にも時間と一緒に記録をしておきます。

その後もこまめに熱を測り、記録をつけておくことをおすすめします。発熱後、初めて病院を受診する際には、問診で何時頃から何度の熱が出ているか、ほかの症状の有無を確認されることがほとんどですので、しっかりと答えられるようにしておくとよいでしょう。

病院受診後も定期的に体温を計測しておくことで、再度受診したときの参考になります。熱の動きを見ながら薬の調節をしたり点滴や血液検査を実施することもありますので大切な判断材料だともいえます。

暑そうなら室温調節して薄着にしてみる

熱が出たらとにかく厚着をして体を温め続けなければいけないと考える人もいるようですが、これは状況によっては行うべきではない場合もあります。

熱の上がり始めには、寒気を感じて布団や毛布を使ってもブルブルと体を震わせることもあります。この場合にはさらに厚着をして体を温めるのが正解です。しかし、その後寒気がおさまり、暑そうにしている場合には室温を調節して薄着にしてあげましょう。

特に小さい子どもの場合には、布団や服で体を覆いすぎると体の中に熱がこもってしまう恐れがあります。熱がこもった状態のままだと体力を消耗する原因にもなり回復が遅れてしまう可能性もあります。

子どもの表情や汗のかき具合などを見て上手に調節してあげましょう。

発熱以外の症状が出ていないか確認する

風邪やインフルエンザなど、子どもは本当に多くの病気にかかります。病気のスタートが発熱だけで徐々に鼻水や咳などが出てくるパターンと、その逆で鼻水や咳などの症状からスタートして数日後から発熱するパターンと様々です。

最近では、発熱だけの場合には薬を使わず自分の力で治癒するのを待つ方がよいという考え方の医師も増えてきました。しかし、発熱以外の症状がある場合にはそれにあった薬を使った方が回復が早くなる場合もあり投薬してもらえる場合もあります。

咳や鼻水以外にも、体の湿疹や口の中の状態なども細かくチェックしてくださいね。何度も繰り返す嘔吐や下痢がある場合には脱水の心配もありますので特に注意が必要です。

乳児が発熱したときの自宅ケアの方法

汗をかいたらこまめに着替えて

発熱すると最初のうちは寒気を感じ、ある程度熱が上がるまではガタガタと体を震わせる場合があります。その場合には体を温めるように布団や毛布を増やしてあげましょう。

熱が上がりきってからは今度は汗を体から出して熱を下げようとします。ですので、暑さを感じたり、汗をびっしょりとかくようになります。

汗でベタベタの状態だと不快感もありますし、症状をさらに悪化させる恐れがあります。汗で服が濡れているなと気づいたときにはこまめに着替えをさせてあげましょう。

お風呂に入れないくらいぐったりしている場合には、このときに濡れタオルで体を拭いてあげるのもよいですね。こまめに着替えをしてあげて清潔な状態をキープできるようにしてあげてください。

脱水状態にならないように水分補給を

熱が出ている間は、想像以上の汗が体から出てしまっている状態です。しっかりと水分を取らないと脱水症状を起こす恐れがありますので注意が必要です。

発熱と一緒に下痢や嘔吐の症状がある場合には特に気を付けなくてはいけません。口や舌、肌の状態を見る、おしっこの回数や量が極端に減る場合にはすぐに病院へ受診しましょう。

発熱時の脱水を予防するためにはとにかくこまめな水分補給がポイントです。お茶やお水などでもよいですが、一番理想なのが電解質が入っている飲み物、スポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。

子ども用に飲みやすい味の経口補水液も販売されていますので、急な発熱時に備えて何本かストックしておくと安心ですね。

お風呂は機嫌がよければシャワーで

熱があるときにはお風呂に入らない方がよいのではという意見も多くありますが、子どもの機嫌がよい場合には入ること自体は問題ありません。しかし、湯船に入るのではなくシャワーを浴びるだけにしておきましょう。

体の調子がよいときに湯船に入ると体もポカポカしますし気持ちもリラックスできます。しかし、発熱しているときには、湯船に入ること自体でかなりの体力を消耗する恐れもありますので避けた方が無難です。

特に小さい子どもの場合には大人以上の体力を使いますので注意しましょう。短時間で済ませられるシャワーでしたらそれほど体力の消耗もしませんし、体の不快感も軽減できます。

お風呂の後も湯冷めしないように素早く体を拭いて十分な水分補給を心がけましょう。
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