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乳児の急な発熱に慌てない!病院受診の目安と自宅ケアの方法

乳児の急な発熱に慌てない!病院受診の目安と自宅ケアの方法

乳児の発熱時の体の冷やし方のポイント

冷やすのは手足が温かくなってから

発熱時にはアイスノンや氷枕で体を冷やす人も多いと思います。しかし、体を冷やすタイミングを間違えると効果が期待できないこともありますので注意が必要です。

体を冷やすベストタイミングは子どもの手足を触って確認することが大切です。発熱して間もないタイミングで手足を触ってみると、ひんやりと冷たさがあると思います。

手足が冷たくて体をガクガク震わせている状態であれば熱がまだ上がる途中なので、布団や毛布を追加して温かくなるまでしばらく待ちます。手足がポカポカ温かくなってきたら体を冷やし始めてもよいでしょう。

あっという間に体が温まるときもあれば、時間がかかるときもあります。こまめに体を触って様子を見てあげてくださいね。

嫌がらないなら脇や足の付け根を冷やす

体を冷やす部位は脇や足の付け根が効果的です。脇や足の付け根の部分はリンパの集まる部位ですので、この部位を冷やすことで熱を逃がしやすくします。

ただ、発熱時には子どももグズグズしていることが多く、アイスノンや氷枕を嫌がる可能性もありあます。嫌がって泣くだけでも体力の消耗につながりますので、この場合には無理に体を冷やすことは避けた方がよいかもしれませんね。

どうしても体を冷やしたいという場合には、ぐっすりと眠っているタイミングがおすすめです。このときに注意したいのが、長時間同じ部位を冷やしすぎないこととタオルなどを使って直接肌に触れないようにすることです。

低温やけどの恐れもありますので注意してくださいね。

冷えぴたを使うときはかぶれや事故に注意

子どもが発熱したときに、冷えぴたを使うママもいると思いますが、冷えぴたをおでこに張ること自体では、熱を下げる効果はあまり期待できません。

あくまでも熱を吸収させてひんやりと気持ちよくするのが目的です。冷えぴたを使う際にはかぶれや事故に注意する必要があります。

長時間同じ位置に使用しているとかゆみや赤みがなどのかぶれ症状が出ることがあります。体調によってもかぶれが起きるときと起きないときがありますのでその都度、肌の状態をしっかりとチェックしましょう。

また、冷えぴたで起こりうる事故の例として窒息があります。最初はおでこに張っていたものの、何らかの衝撃で口元を覆ってしまい窒息する恐れもありますので注意しましょう。

発熱時の過ごし方と乳児の薬について

外出は控えて自宅で安静に過ごす

発熱時には必要以上の外出を控えて自宅で安静に過ごすことが大切です。たとえ子どもが元気そうな様子であったとしても外出することで体力を消耗してしまう恐れがあります。

発熱にはのパターンとして、日中は解熱し、夜にまた熱が上がるというケースが多く当てはまります。これは夜になるにつれて体力が消耗していることも関係しているといわれています。

ですから、できるだけ安静に過ごす時間を増やして体力を温存させましょう。ただ、子どもの場合調子がいいときには大人しく寝ていることが難しいこともあります。

遊ぶことができる状態であれば無理に安静にさせる必要はありません。ただ、自宅内で遊ぶことと、激しすぎる遊びは極力控えるようにしましょう。

乳児は市販薬よりも処方された薬を

パパやママの中には、自分が体調を崩したときにドラッグストアにある市販薬を飲んで様子をみるという人も多くいます。病院に行くことが一番だとは思っていても、待ち時間が長すぎて行くことをためらってしまうこともありますよね。

しかし、乳児の場合には市販薬ではなく病院で薬を投薬してもらうことをおすすめします。新しく使用する薬でアレルギーの症状が起きてしまう恐れもありますし、体重に合わせて細かい量の調整が必要な場合もあります。

そもそも、乳児の場合には病気の診断自体が難しく様々な症状を考慮したうえで薬の選択をしています。こんな症状だからこの薬で大丈夫かなというママの判断で薬を選ぶことはときには症状を悪化させる恐れもあります。

解熱剤は使い方に気をつける

少し前までは、熱が出たらとにかく解熱剤を使って熱を下げた方がよいという考え方が多くあり、病院でも座薬や頓服などの解熱剤の投薬がありました。しかし、最近では、熱は体の中で菌やウイルスと闘っているときに出るものなので、むやみに下げるべきではない、熱を下げてしまうと回復までに時間がかかるという意見もあります。

解熱剤を使用する目安は熱のせいで子どもが眠れないときです。しっかりと眠ることができないと余計に体もつらくなりますので、しばらくの間熱を下げて眠れるようにしてあげましょう。

高熱になると脳に障害が残るのではと不安になる人もいますが、その点は安心してください。大きな病気が隠れている場合を別として、熱だけでは脳に障害を残す恐れはありません。

急な乳児の発熱で慌てないためのポイント

赤ちゃんの普段の平熱を知っておこう

赤ちゃんの場合、ある日突然発熱することがあります。季節の変わり目や風邪が流行する時期は特に注意が必要です。

急な発熱に慌てないためにも日頃から赤ちゃんの平熱を把握しておくことが大切です。子どもの場合、発熱は37.5℃以上ではありますが、その子によって平熱が37.5℃近くある子もいますし、36℃台の子もいます。

平熱が低い子にとって、38℃くらいの熱が出るとぐったりしてしまうこともありますが、平熱が高い子の場合には40℃近く熱が上がってもケロッとしている子もいます。どのくらいの平熱でどの程度発熱するとぐったりしてしまうのか記録をつけておくと今後の発熱時の目安になるかもしれませんね。

毎日熱を計測する習慣をつけるのもおすすめです。
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