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お盆に帰省するときのマナーを知ろう!時期やお墓参りと初盆について

お盆に帰省するときのマナーを知ろう!時期やお墓参りと初盆について

子どもにお墓参りの意味や作法を教える

お墓参りでは、先祖や故人に思いを馳せますね。しかし子どもにとって「思いを馳せる」という行為はなかなか理解しにくいものです。とくに会ったことのない故人を思うことは、子どもにとって難しいことだと考えられます。

そんなときはママやパパが、知っている故人の思い出を話してください。例えば事前に「パパのおじいちゃんは優しい人で、パパは大好きだった」などと話し、墓の前では「パパのおじいちゃんはこのお墓に眠っているよ。ご挨拶をしようね」と、一緒にお参りしましょう。

一緒にお参りをすることで、子どもは作法を知ることができます。お線香をあげて手を合わせることや、線香やろうそくの火は手で仰いで消すことなど、一般的作法が自然と身につきますよ。

墓地の周りでは騒がず静かにしよう

お墓参りは子どもにとって楽しい行事とはいえません。退屈でぐずる子も少なくありませんが、できるだけ静かにするよう事前に約束をしておきましょう。

まずは「おじいちゃんたちが眠っている大切な場所だから走らないようにしようね」と約束します。動き回って迷子になることもあるので「ママやパパの側を離れないように」とも伝えておきましょう。

また「大きな声で騒がない」ことも大切です。墓地を訪れる人の中には、故人に対して深い悲しみを持つ人も少なくありません。子どもの騒ぎ声は反感を買うこともあるので気をつけましょう。

ただ、いくら約束をしても子どもが長時間静かにしていることは簡単ではありません。子連れの墓参りは短時間で済ませることもポイントですよ。

パパママが初盆の家へ行くときの準備

服装は略式喪服が一般的

初盆とは四十九日の忌(いみ)が明けて初めて迎えるお盆のことです。親族や親しかった知人を招いて自宅やお寺などで法要を執り行います。

お盆に帰省したとき、初盆と重なる可能性もあるので、初盆の家へ行くときのマナーも知っておくと安心ですよ。

服装のマナーを確認します。初盆では略式喪服を着用するのが一般的です。黒や紺色など暗い色のスーツやワンピースを着用し、ネクタイは黒、ストッキングは黒かベージュで無難にまとめましょう。

一方、地域によっては私服で法要を営むなど、服装の基準が違うことがあります。ママもパパもその地域の初盆の服装マナーに詳しくない場合は、主催者に「そちらの風習では初盆はどのような服装でされていますか」など聞いておくとよいですよ。

香典の相場は5,000円~10,000円

初盆の家へ行くのであれば、お金を包んで持参するのが一般的なマナーです。香典は5,000~10,000円程度が相場になります。

相場に幅があるのは、故人との関係性や地域の風習によって金額が異なるためです。金額を決めかねる場合はほかの参列者に相談するのもよいですね。実家の初盆に行くならママのきょうだいなど、義実家の初盆ならパパのきょうだいなどと、事前に話し合っておくと安心です。

初盆では、法要のあとに会食が設けられている場合があります。そのときは香典と別に食事代も包んでお渡しします。相場は1人当たり3,000~10,000円ほどですが、4や9など不吉なイメージを持たれやすい数字は避けるようにしましょう。

お供え物の定番は「五供」

一般的に初盆へ行くときは香典として現金を包みますが、香典に加えてお供え物を持参するケースもあるようです。

お供え物の定番は「五供(ごくう)」で、お香・花・灯明(とうみょう・神仏に供える灯火)・浄水・飲食の五つの品です。これらは仏教において理想的なお盆のお供え物といわれていますが、すべて揃えて持参するのはなかなか大変です。

そのため一般的な初盆のお供え物としては「五供」の中から、持参しやすい線香や仏花、またお菓子や果物などがよく選ばれます。

その中でもとくに人気のお供え物がお菓子の詰め合わせです。日持ちがして個包装タイプのお菓子なら、すぐに食べられないときでも安心ですし、初盆に集まった親戚に配ることができて便利ですよ。

子どもと一緒に初盆の家へ伺うときは

親戚以外の初盆には小さい子は遠慮を

初盆は故人を偲ぶ大切な場です。そのため小さな子どもを連れて行くことに不安を感じるママは多いと思います。

基本的に、日ごろから親しいつき合いのある親戚のお宅に伺うのであれば子どもを連れて行くことに問題はありません。とくに故人とも親しくしていたのであれば、喜んでもらえることも多いようです。心配なら事前に確認すると安心です。

あまり親しくない親戚や親戚以外の家へ伺うときは、子連れで行くのは遠慮しましょう。とくに3歳以下の小さな子どもは長い法要に耐え切れず、途中でぐずってしまう可能性が高いです。

4歳以上の子どもでも、じっとしているのが上手な子ならよいですが、そうでないならほかの参列者の迷惑になるので控えたほうがよいでしょう。

子どもは通っている園の制服か平服

子どもを初盆へ連れて行くときは、相手先に失礼のないよう、大人同様子どもも服装を整える必要があります。

もし幼稚園や保育園が制服であれば、それを着用するのが一般的です。デザインによっては赤や青など鮮やかな色が使われていることもありますが、よほど派手でなければ失礼にならないので大丈夫です。

制服が無い場合は「平服」を着用します。白いシャツかブラウスに、紺か黒、またはグレーのパンツやスカート、ワンピースなどを合わせるのが一般的です。

また初盆では男性がスーツを着ることが多いため、エアコンが低めに設定してあることも少なくありません。寒いときの対策として、紺や黒のカーディガンなど羽織れるものも用意しておきましょう。

黒か白の靴下でサンダルなどは避ける

夏真っ盛りのお盆の時期、裸足で過ごす子どもも珍しくありません。しかし子どもとはいえ、初盆に裸足はマナー違反です。必ず靴下を履くようにしましょう。

幼稚園や保育園の制服とセットになったものがあればそれを履きます。制服が無い場合は服と合わせて黒や紺、また白い色の無地の靴下にしてください。もし「無地の靴下を持っていないので購入する」のであれば、無難な黒がおすすめです。

靴の色は黒、しかも革靴が正式なものになります。しかし子ども用の黒い革靴を持っているご家庭はなかなかありませんね。

子どもであれば幼稚園や保育園に履いて行く運動靴でOKです。わざわざ購入する必要はありません。ただしサンダルや足の先が出るような靴は失礼に当たるので避けましょう。
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