2歳児がスプーンを練習するコツ!進め方を知って楽しく習得しよう
子どもが自分でご飯を食べられるようになったら、まず初めに使うのがスプーンではないでしょうか。ぎこちないしぐさでスプーンを口に運ぶ姿は可愛らしいですが、2歳になったらそろそろこぼさず食べる練習をさせてみましょう。スプーンの正しい使い方を学ぶステップをご紹介します。
2歳児にスプーンの練習が必要だと思うとき
手づかみを好みスプーンを使いたがらない
フォークは食べ物を刺したり、巻きつけたりというテクニックが必要なため、まずはスプーンから子どもに渡してみたというママが多いのではないでしょうか。ヨーグルトやスープなど、手では食べにくい食べ物を出すと自然にスプーンに移行できることが多いですが、中には手づかみ食べが習慣化していてなかなかスプーンを使ってくれない子もいるようです。
手づかみはよいとはいわれていても、2歳を超えて手づかみしかできないのはママも心配ですね。
スプーンを使うが食べこぼしが多い
スプーンからこぼれ落ちた食べ物で服やテーブルがベタベタ、床も食べこぼしだらけと、むしろ手づかみで食べるよりも被害は甚大になる恐れがあります。ママがこぼさず食べるように促すと、癇癪を起してスプーンを投げてしまうなんて経験をしたママもいるようです。
イヤイヤ期とも重なって、子ども自身もスプーンを上手に使えないことに憤っているのかもしれませんね。散々汚した挙句に手づかみ食べに逆戻りしてしまうなど、ママもがっかりの食事タイムになってしまいます。
スプーンを赤ちゃんのように上持ちで握る
それでも、お行儀がよいとは判断されないようなので、くせになる前に子どもの持ち方を矯正したいですね。子どもにとって下から手を添えるスプーンの持ち方は複雑な指の形を維持しなければいけないため難しいのかもしれません。
正しい持ち方を教えても、結局食べやすい方法、握りやすい持ち方に戻ってしまうこともあります。子どもにすれば口に食べ物が入りさえすればよいので、ママがなぜそんなに持ち方にこだわるのか不思議に思っているかもしれませんね。
2歳児のスプーンの練習はどう進める?
食べやすいもので成功体験を増やす
つるつる滑ってスプーンにうまく乗せられないようであれば、ママがすくって子どもに手渡すようにしてみましょう。上手に口に運べたら「上手だね」「美味しいね」と声をかけて、嬉しい、美味しい成功体験を増やすようにしてみます。
とろみのあるもの、ペースト状のものが最初は挑戦しやすいでしょう。徐々にスプーンに乗る大きさの固形や小さめの具材が入ったスープ、みそ汁などで練習していきます。
こぼすのは仕方ないと割り切って、おおらかな目で見守るのも大切です。
パパとママも一緒に食事をしてお手本を示す
カレーやシチューなどは一緒にスプーンを使えるよいメニューです。アイスクリームなどのデザートタイムにスプーンを使うのもよいですね。最初はママが手を添えて、徐々にひとりで食べられるように練習を進めましょう。
また、子どもは大人と同じだと感じることで満足する傾向にあるので、デザート用の小さいスプーンをおそろいで使ってみると喜んで使ってくれるかもしれませんね。
正しい持ち方は自然に身につくもの
物を握るからつまむ、そして道具を使うなど、教えなくてもだんだんと高度なテクニックを使って遊びや学びをレベルアップさせていく子どもの様子をママも見ているはずです。スプーンの持ち方も一緒で、これから成長していく過程で自然に正しい持ち方が身についていくことが考えられます。
幼稚園や保育園で教えてもらったり、周りの友だちや大人を見て自分で直していったりするなど、何かをきっかけにすんなり直ることもありますよ。
2歳児のスプーンの練習は楽しむことがコツ
スプーンを持つのが楽しくなる言葉かけ
そこで、スプーンを持つのが楽しくなるような言葉をかけて食事をしてみましょう。正しいスプーンやフォーク、箸の持ち方にまで使えるのが「バンバン持ち」です。
子どもの手をグーにして「バンバン!」と言いながら親指と人差し指を伸ばしピストルの形を作ります。2本の指の間にスプーンを乗せて持つようにすると正しい持ち方に近づきます。
形が崩れてきたら「バンバン!」と声をかけて、自分で修正できるように促していきましょう。ほかにも、スプーンを擬人化してみるなど楽しく食べられる工夫をしてみてくださいね。