1歳児の外での遊び方と影響とは?おすすめの外遊びと気を付けること
1歳児は、心と身体が大きく成長する時期です。自我が芽生えて強い好奇心を示すのも1歳児の大きな特徴です。我が子が1歳前後になると、外遊びを考えるママやパパも多いのではないでしょうか?そこで、今回は外遊びの大切さや楽しい遊び方、外遊びの注意点についてご紹介します。
外遊びって重要?外遊びの大切さ
1歳はたくさん興味や関心が出てくるとき
手先を器用に動かせるようになるのも1歳ごろからです。それまでは5本の指全部を使って握っていた赤ちゃんも、親指と人差し指の2本を使って「つまむ」ことが上手にできるようになっていきます。
好奇心がますます旺盛になってくるので、ティッシュペーパーを箱からすべて出してしまう子どもや、ママの口紅などで鏡や壁にいたずら書きをする子どもも出てくるでしょう。ママとのお散歩では、突然立ち止まってアリの動きをじっと観察する姿なども見られるようになります。
外遊びすることで心身ともに健やかに育つ
外遊びは、子どもにとって興味や関心を引くものばかりです。落ち葉を踏んだときのカサカサとした音や、虫たちの不思議な動きや鳴き声は、子どもの好奇心をくすぐります。自然の中でのこれらの貴重な経験は、子どもの感性を育てていくのです。
また、外で運動すれば丈夫な身体になります。外気に触れることで臓器や皮膚も強くなり、風邪をひきにくい身体になるといわれています。免疫力が高まって病気になりにくい身体になるのは、ママとしてもうれしいですね。
のびのび遊べるように環境を整える
安全な環境を整えた上で、子どもに共感するママやパパであればもっと素晴らしい環境になります。子どもが「赤や黄色のチューリップが咲いているよ!」といったら「きれいだね」と応えて、子どもと一緒に花壇の花々を見てあげましょう。
また、子どもの試行錯誤を大切にすることも親の役割です。外遊びの中で、子どもは数多くの失敗を経験します。そのとき、すぐに口出しせずにしばらく見守ってあげることも大切です。子どもは、失敗から多くのことを学ぶからです。
子どもと一緒に楽しく外遊びしよう
まずはお散歩から始めてみよう
小さなことでも興味を示す1歳児は、家の周りをお散歩するだけでも多くの刺激を受けます。散歩は、子どもの成長によい効果をもたらしてくれるんですよ。天気のよい日に我が子と散歩をすれば、ママもリフレッシュできるかもしれません。
でも、お散歩が大好きな1歳児であっても、途中で抱っこをせがむことがあります。慣れないうちはベヒーカーを用意しておけば、ママも楽ですよ。水筒やおやつなどのかさばる荷物も収納できるので、便利です。
夢中で遊んでくれる砂遊びで想像力を養う
砂は、どのような形にも変化します。砂山やトンネルだけではなく、動物や大きな建物だって作ることができるのです。葉っぱをお皿にして、おままごとを楽しむこともできます。
また、水を混ぜればそれまでサラサラしていた砂が、ドロドロの砂に変わります。さまざまな感触に変化する砂に触ることで、子どもの手のひらに刺激を与えて脳の発達が促されていくのです。
なお、砂場はいつでも清潔だとは限りません。砂遊びをするときには砂を口に入れないことや、遊び終わったらしっかりと手を洗うことを教えてあげることもママやパパの大切な役目です。
ボールの追いかけっこで全身運動を
色が鮮やかで、子どもでも握れるような柔らかなボールを用意してください。できれば、公園の芝生など転んでも痛くない場所で遊びましょう。
まず、ママやパパがボールを少し離れたところに転がします。そのボールに向かって走り出そうとすれば、子どもは夢中で追いかけてくるはずです。初めはボールをうまく転がすことはできませんが、少しずつ上達していきます。
投げたり蹴ったりしたボールを親子で追いかけっこをすることで、子どもは本気で走り回ります。ボールの追いかけっこは、子どもが楽しみながら体力をつけるには最高の遊びの一つです。
外遊びで気を付けなければならないこと
服装や水分補給に気を付けよう
夏の外遊びでは、熱中症や日焼けを防ぐためにも帽子を着用させ、袖のある上着で外出させてください。靴もサンダルは避けて運動靴にした方が安全です。
冬の外遊びでは、防寒はもちろん、活動量に合わせて脱ぎ着がしやすい服装がよいでしょう。また、肘や膝が伸ばしづらい服では、子どもの動きを邪魔します。フードや紐がついた服は思わぬ事故につながってしまう可能性があるので、避けた方がよいでしょう。
さらに、季節を問わずこまめに水や麦茶で水分補給をさせることも大切です。子どもは遊びに夢中になると喉が渇いていることにも気付かないので、特に注意をしてあげましょう。