デビットカードの特徴や使い方。メリットを知って上手に活用しよう
クレジットカードやキャッシュカードは認知度が高くよく使いますね。しかし、デビットカードについては「それなに?」というママも多いでしょう。最近ではCMでも流れているので、聞いたことがあっても実際に使っている人は少ないかもしれません。そこで、デビットカードの特徴や使い方、メリットなどをご紹介します。
目次
- デビットカードにはどんな特徴がある?
- 引き落としのタイミングにポイントあり
- お金の管理がしやすいのもメリット
- 海外で現地通貨として引き出せることも
- デビットカードの使い方と支払方法
- 使い方はクレジットカードとほぼ同じ
- 支払方法は一括払いのみ
- あらかじめ口座残高を確認しておくとよい
- 日本のデビットカードは2タイプある
- 金融機関が発行する「J-Debit」
- VISAやJCBなどのブランドデビット
- 利用できる条件などが違うので確認しよう
- カードを利用するときに気をつけること
- カードローンなどの借り入れはできない
- 盗難など不正利用への補償に限度がある
- ポイント還元率はクレジット払いに劣る
- ママにデビットカードがおすすめな理由
- カードの利用履歴を家計簿代わりにできる
- ATMでお金を引き出す手間が省ける
- 利用審査がなくカードが作りやすい
- まとめ
デビットカードにはどんな特徴がある?
引き落としのタイミングにポイントあり
一番の大きな違いは、銀行から引き落としをされるタイミングです。クレジットカードは、各クレジットカード会社が設定する引き落とし日に利用した金額が引き落とされますが、デビットカードは、カードで決済するとすぐに銀行から引き落とされます。
これは、デビットカードは銀行から発行されるという性質が関係しています。そのため、デビットカードを持つためには、発行している銀行の普通預金口座を開設する必要があるでしょう。また、カード決済するとすぐに引き落としがされる都合上、使用限度額は口座残高を超えない範囲になっています。
お金の管理がしやすいのもメリット
最近では、銀行の残高が分かるアプリが多くありますね。デビットカードの口座を持っている銀行の専用アプリや無料の一括口座管理アプリを使う方法もありますので、自分が扱いやすい方を使って残高を管理するとよいでしょう。
デビットカードはクレジットカードと違い、一回払いのみです。そのため、管理もしやすくなりますよ。
海外で現地通貨として引き出せることも
デビットカードは、ATMで現地通貨を引き出すと手数料はかかることがありますが、金額が明確なため安心です。一方、クレジットカードでキャッシングを利用すると、利用日数により金利が変わるため、借入金額や返済の仕方により返済額が大きくなってしまうでしょう。
JCBやVISAと提携している銀行が発行するカードは海外でも使えますが、それ以外のカードは使えないこともありますので、注意が必要ですよ。
デビットカードの使い方と支払方法
使い方はクレジットカードとほぼ同じ
使い方は、会計のときにクレジットカードと同じようにデビットカードを渡し、支払回数は一括払いを選びます。次にサインまたは暗証番号入力を求められることがありますので、その場合は対応しましょう。
JCBやVISAのついたカードは、Amazon、楽天市場などの大手ショッピングサイトでも使えますよ。しかし、個人サイトなどではクレジットカードの使用は可能でもデビットカードは遠慮してほしい旨が書かれている場合もありますので、購入前に確認しましょう。
支払方法は一括払いのみ
ここで心配になるのが「もし残高不足だったらどうなるの?」ということでしょう。これは発行した各銀行のカードにより対応が変わってきます。
残高不足時は使えないカード、立て替えて支払われたのちに遅延金とともに立て替え分を請求されるカード、立て替え決済をしてくれ期限までに入金をすませれば使えるようになるカードなど対応はさまざまです。
自分が持っている、または持とうとしている銀行のカードは、残高不足のときにどのような対応をするかを使う前にきちんと把握しておきましょう。
あらかじめ口座残高を確認しておくとよい
「子どもが小さいしATMでいちいち残高確認するのは面倒だわ」と思うママもいますね。そんなママはデビットカードを発行している銀行専用アプリか、口座一括管理アプリを利用してみましょう。
銀行専用アプリには、銀行が作っているアプリとアプリ会社が作っているものとがあります。前者は入金や振込などもできますが、後者は管理のみとなります。一括管理アプリも管理のみですね。
自分に合うものを選んで、残高を確認するようにしましょう。
日本のデビットカードは2タイプある
金融機関が発行する「J-Debit」
デビットカードとの共通点は、銀行残高から即時引き落としがされるところです。そのため、使い過ぎを防ぐことができますね。
二つの違いは、手持ちのキャッシュカードをそのまま使用できること、手数料・年会費などが不要なところでしょう。また決済のときにサインは不要で、暗証番号のみで使用できます。
ただし、J-Debitは日本独自のサービスのため、日本以外では使うことはできません。国内でも利用できるコンビニはまだ少なく、オンライン決済もできない不便な面もあるので気をつけましょう。