子どもにプールの楽しさを教えよう!親子で楽しくプールデビュー
子どもの習いごとで人気のある「プール」。しかし子どもが嫌がったり、送迎が大変だったりするかもしれません。そんなときは、パパやママから、プールの楽しさについて教えてみませんか?今回は、楽しくプールデビューする方法や、パパやママでも教えられる「泳げるようになるための基礎」などを紹介します。
水に慣れよう!お風呂やプールで遊ぼう
お風呂遊びから始めよう
たとえば、お湯のかけ合いっこをしてみましょう。はじめは手加減してくださいね。少し顔にかかる程度からはじめて、慣れてきたらバシャバシャと本格的にかけて遊んでみましょう。
また滝行のように、頭からシャワーをザーッとかける遊びもよいですよ。怖がるようなら、パパやママが抱っこをして一緒にシャワーをあびてみると、意外とできるものです。楽しい遊びの中で、水に慣れることが大切ですよ。
浅いプールで遊んでみよう!
お風呂とはまた違い、たくさんの水に囲まれながら遊ぶことで、より水に慣れ親しむことができるでしょう。プールの端から端まで、水の中を歩き回ってみるのもよいですよ。水中での移動を体験することは、水になれる上では大切なことです。
周りの子どもが上げる水しぶきや、水の揺れを体全体に感じさせてあげましょう。慣れるまでは手をつなぐなど、子どもが安心するように、支えてあげましょうね。徐々に水の感覚がわかれば、一人で上手にバランスをとることができますよ。
プールのルールを守り、準備運動を忘れずに
「プールサイドを走らない」は、みなさんご存知ですよね。プールサイドは水に濡れて滑りやすく、転ぶととても危険です。特に小さな子どもは、手をつないで歩くようにしましょう。またそれぞれの施設によって、決まりごとが違います。使用できる浮き輪の種類や、水着、スイミングキャップの着用などさまざまです。事前に調べておきましょう。
そして、準備運動も忘れないでください。手首や足首など、体の関節をまんべんなくゆっくり回します。その後軽くジャンプして全身をほぐし、深呼吸で呼吸を整えましょう。
顔つけ、息継ぎができるようになろう!
基本は鼻から吐いて口から吸う
子どもは、水が顔にかかったときや、水に顔をつけているとき、必死で息を止めていませんか?もしかすると、口や鼻で水を吸い込み、苦しい思いをしたことがあるのかもしれません。このような経験から、水に顔をつけることが苦手になってしまう子どももいます。
そんなときは、はじめに顔つけの練習するのではなく、水中で鼻から息を吐く練習をしてみましょう。水の中で基本の呼吸は、「鼻から息を吐いて口から吸う」です。この呼吸は、のちに泳ぐためにも大切なポイントになります。
洗面器、お風呂、プールと練習しよう
水中で鼻から息を吐く息継ぎの練習は、鼻と口を水につけることから始まります。もし怖がる場合は、洗面器よりさらに小さなコップからはじめるとよいですよ。コップの水に鼻だけ入れ、鼻から息を吐く練習をします。慣れてきたら徐々に洗面器、お風呂、プールと練習の場所を変えていきましょう。
基本の息継ぎが上手になったら、顔つけに進んでみます。手ですくった水からはじめてもよいのです。徐々にステップアップして成功体験を積むことで、子どものやる気もおきますよ。
プールでボビングしてみよう
ボビングは泳ぐときの息継ぎを練習することができます。練習するにあたって、まずしっかり頭まで潜ることができるようにしましょう。はじめは、パパ、ママが子どもの脇に手を入れ支えたまま「ブクブク」といって潜らせます。そして「パッ」といって水面から顔を出してあげましょう。リズムよく潜ったり出たりすると呼吸がしやすいので、「123パッ」の4拍子のリズムで行うとよいですよ。
さらにボビングは、水中で体のバランスをとる練習にもなります。両足をしっかりそろえて床を蹴り、ジャンプをすることも上手にできるコツですよ。
力を抜いて浮いて、泳いでみよう
だるま浮き、けのびの練習をしよう
まずは、だるま浮きです。その名の通り、水の中で両ひざを両手で抱え体を丸め、「だるま」の形になって水に浮きます。このとき、頭が後ろにそってあごが上がると、うまく浮きません。おへそをみるように、あごを引きましょう。また力を入れて膝を抱えても、浮きにくくなります。程よく力を抜くことがポイントです。
水に浮く感覚がつかめたら、こんどは体を伸ばして浮く「伏し浮き」を練習してみましょう。浅いプールで行うと、成功しやすいですよ。
伏し浮きができたら、「けのび」に挑戦です。上半身を伏し浮きの姿勢にし、足を浮かすときに壁を蹴り、伏し浮きの姿勢のまま進んでみましょう。