赤ちゃんの1日の生活とは?生活リズムの特徴と気づかいポイント
待望の赤ちゃんが誕生し、ママの生活はがらりと変わります。赤ちゃんとの生活は初めてのことばかりで、どう過ごしたらよいのか、悩んでしまいますよね。そんな新米ママのために、ここでは赤ちゃんの生活パターンや、赤ちゃんとの過ごし方をご紹介いたします。
赤ちゃんの1日の過ごし方の特徴とは
1歳までは1日12時間以上は眠って過ごす
生まれたばかりの頃は、およそ17時間は眠ります。生後3カ月になると、およそ15時間眠り、生後6カ月ではおよそ13時間、生後9カ月から1歳くらいになると、およそ12時間眠ります。
この眠る時間は、夜にまとめて眠る時間ではありません。1日何度も繰り返す、お昼寝の時間が含まれています。
赤ちゃんはまだ大人のような体力が備わっていないので、泣くだけでも体力を消耗します。夜にたくさん眠れなくても、お昼寝をしっかりすることで体力を養っていきます。
体内時計が整っておらず昼夜逆転することも
体内時計は月齢が浅いうちは、なかなか調整することができません。生後3カ月くらいから、徐々に昼夜の区別をつけることで、体内時計が機能し始めます。昼夜が逆転したままですと、ママにとってつらい毎日になりますので、赤ちゃんの様子を見ながら、生活環境を見直しましょう。
夜泣きが始まる生後6カ月くらいから、再び昼夜が逆転する可能性があります。夜に眠れなかった分、お昼寝はしっかりとりましょう。赤ちゃんのお昼寝時間は、ママの休息時間ととらえて、のんびり過ごしてくださいね。
昼寝の回数や時間がだんだん減っていく
生まれてから生後5カ月までは、2時間ほどのお昼寝を3回します。
生後6カ月頃から、お昼寝に変化が現れ、お昼寝の回数や時間が減っていきます。離乳食を始める赤ちゃんも多く、生活に変化が訪れたことで、赤ちゃんの生活スタイルが変わっていきます。
この頃から1歳になるまでに、1~2時間ほどのお昼寝を2回します。
お昼寝が少なくなっても大丈夫かな…と心配になるママも多いと思います。ですが、お昼寝の時間や回数が減ったことは、成長の証ですので、安心してくださいね。お昼寝の時間や回数が減った分、夜にたくさん眠るようになりますよ。
成長時期別!赤ちゃんの1日の生活リズム
新生児期は1日中飲んでは寝るを繰り返す
新生児期の赤ちゃんは、ママのおっぱいやミルクを2~3時間おきに飲み、眠ります。これを1日中、昼夜関係なく繰り返します。目が覚めたときに泣くことが多いので、新生児期の赤ちゃんのお世話で、ママはへとへとになるかもしれません。
泣く行為には、赤ちゃんのいろいろな気持ちが含まれています。お腹が空いていたり、おむつが汚れていたりするので、一番初めにチェックしておきましょう。
この時期は2~3時間ごとにおっぱいやミルクを飲みますが、まだ体が小さいため、一度にたくさん飲むことはできません。細かく何度も与えるので、ママは大変な時期ですよね。
生後3カ月頃には生活リズムにメリハリが
体内時計が整いだすと、赤ちゃんの生活リズムにメリハリがつきます。昼夜が逆転することが少なくなり、ママにとっては夜中に起きる辛さが減って少し楽に感じるかもしれません。
お昼寝は午前に1回、午後に2回必要です。生活リズムにメリハリがついたことで、明るい時間に起きていることが長くできるようになった分、赤ちゃんは疲れてお昼寝を必要とします。赤ちゃんがぐずり始めたら、抱っこをしたり、お布団を用意したり、お昼寝の準備をしましょう。
1歳頃には昼間起き夜長く眠れるようになる
それまで1日2~3回していたお昼寝は、1歳頃には1日1回で十分になります。これは大人の生活リズムを身につけるために、とても重要です。
体力がついてきた1歳頃は、昼間に起き続け、夜に長く眠る生活リズムを身につけるため、お昼寝の回数を最小限にする必要があります。
お昼寝をしすぎて、夜に寝付けなくなったことがあるママもいるのではないでしょうか。赤ちゃんも同じように、お昼寝が多いと、夜に眠れなくなり、次第に生活リズムが乱れてしまうので、ママは気をつけておきたいですね。
赤ちゃんとの生活で気をつけたいポイント
生活リズムを整えるため規則正しい生活を
授乳や離乳食の時間を決めたり、午前中は外出やお散歩、午後は自宅で遊ぶ、といったようにママの中で時間割を決めたりしておくと、赤ちゃんの生活リズムが整いやすくなるのでおすすめです。
夜に決まった時間に眠れるように、お昼寝のタイミングを毎回合わせることも大切です。夜は成長ホルモンが分泌されるので、早めに寝かしつけておきたいですね。
赤ちゃんが規則正しい生活をおくることは、ママの生活も見直すチャンスです。赤ちゃんもママも、規則正しい生活で、心身ともに健康になりましょう。