子どもと一緒に三輪車を楽しもう!選び方や上手に乗るポイントも
まずはこぐ前に足で地面を蹴って進もう
ペダルをこぐことよりも、バランス感覚やハンドルの操作方法を身につけるためには、足で地面を蹴って三輪車を進ませることから始めるとよいですよ。
後輪が二つある三輪車は転倒リスクは少ないと考えがちですが、ハンドルを切るとバランスが崩れやすいため注意が必要です。また、前輪とペダルが一緒に回転するため、足で地面を蹴った反動でペダルに足がぶつかり怪我をすることがありますよ。取り外せる場合は外したほうが安全です。
コツをつかむために緩やかな坂を使う方法も
コツをつかむために、こぎ出しやすい環境を作ることもよいですね。こぎ出しだけはママやパパが後ろからそっと押し出すこともおすすめです。ただ、三輪車の練習を始めるころはちょうど何でも自分でやってみたい「イヤイヤ期」真っただ中で、ママやパパの手助けを嫌がることがあります。
このようなときは緩やかな下り坂を使う方法もありますよ。長い坂や斜度がきつい坂道だと勢いがつき過ぎスピードが出てしまうので、注意が必要です。車いすで利用するスロープくらいの斜度がおすすめです。
三輪車を使う上での注意点を知ろう
乗ってもよい場所をきちんとお約束
子どもが成長してくると三輪車をこぐスピードも増し、ママやパパは走って追いかけることが困難になってきます。スピードが出ている状態で人にぶつかってしまうと、怪我をさせてしまったり、子ども自身も転倒し怪我をしたりして万が一の事故になりかねません。
三輪車は乗ってもよい場所で遊ぶことや、スピードを出しすぎないことなどしっかりとお約束しましょう。自分でうまく三輪車をコントロールできないうちは、ママやパパのサポートの上で乗ることも大切ですね。
保管も大切!雨風を避けて劣化を防止しよう
玄関の中に入れられればよいのですが、スペースの都合で難しい場合もありますよね。屋外にそのまま置いておくと盗難の心配もありますし、直射日光や風雨の影響も考えられます。屋外に置くときにはカバーをかけ、フェンスやポールなどにワイヤー鍵などで持ち去りを防ぐと安心です。
保管を考え、収納しやすい折り畳みタイプの三輪車や小さめの三輪車を選ぶのもよいですね。
ママやパパの目の届く範囲で楽しく遊ぼう
赤ちゃんのころに比べると成長し、大きくなったと感じるわが子でも、まだ幼く判断力が未熟です。何か問題が起こった場合には、ママやパパがすぐに対処する必要があります。そのためには、ママやパパの目が届く範囲で遊ぶお約束をするとよいですね。公園でママ友との話に花が咲いてしまうときがあるかもしれませんが、子どもが三輪車に乗っているときに目を話さないことが大切です。
三輪車から自転車に移行するタイミングは?
自転車は14インチからのサイズ展開
自転車販売店では、身長95cmから110cmごろの子ども向けに14インチの自転車が販売されています。12インチの自転車の販売もあるようですが、三輪車の代わりとして手押し棒や補助輪つきのものが多く、三輪車から自転車への移行につかうモデルとしてはやや不向きです。自転車への移行と考えると14インチ以上のものを選ぶとよいですよ。
16インチを超えるとデザインも豊富で選択肢も増えます。対応身長も105cmから120cm前後と小学校入学くらいまで使えます。
三輪車を使わず二輪から始める子も
二輪車に比べ安定性がある三輪車は、バランス感覚が未熟な幼児でも乗りやすい乗り物ですが、最近では三輪車を使わずに二輪から始める子どもも増えています。二輪といってもペダルがある自転車ではなく、ペダルがなく足で地面を蹴って進むタイプの二輪車が多いようですよ。
ペダルのない二輪車を使うことで、自転車に乗るためのバランス感覚が身につきやすく、集中力や体力、反射神経も身につくそうです。補助輪なしの自転車への移行もスムーズといいます。
こぐ力が強くなったら自転車も検討を
このような様子が見えたら、そろそろ三輪車を卒業して自転車への移行を検討するとよいですね。自転車のペダルをこぐためのコツはすでに三輪車のペダルをこぐことで掴んでいますので、あとはバランス感覚さえつかめればスムーズに移行ができます。
ペダルなしの自転車だけではペダルをこぐコツやペダルをこぐ力は身につかないため、三輪車に乗ることもメリットがありますね。