赤ちゃんの毛量が多いと大変?先輩ママの体験談と多い髪を楽しむ方法
生れたときにはすでに髪が生えている赤ちゃんですが、その毛量は個人差がありますね。髪の毛が多い赤ちゃんは「しっかり生えていていいね」と言われることも多いですが、毛量の多い子をもつママやパパならではの悩みやトラブルがあるようです。今回は先輩ママの体験談と赤ちゃんの多い髪の毛を楽しむアイデアを紹介します。
赤ちゃんの髪の毛の量についての基礎知識
髪の毛の量が多くても問題はない
例えば髪の毛です。ほかの赤ちゃんに比べて髪の毛の量が多いと「将来毛深くなっちゃう?」と心配してしまいがちです。しかし赤ちゃんの髪の毛の量には個人差がありますし、赤ちゃんの髪の毛は生え変わるので問題はないのです。
こんな話があります。ある赤ちゃんは生まれたとき全身に毛が生えていて、お見舞いに来たおばあちゃんに「サルみたいだね」と言われたそうです。
ママはショックを受けますが、看護師さんに「生え変わるから大丈夫」と慰められました。そしてその言葉どおり、3歳になるころには体毛はほとんど抜けてきれいな黒髪になったそうですよ。
月齢により髪の量は変わっていく
生まれてすぐの赤ちゃんの髪の状態には個人差が大きく、多かったり少なかったりと様々です。3カ月ごろには床に触れる部分の髪が擦れて薄くなることがありますが、お座りができるようになると生え揃ってきます。
半年過ぎると髪は少しずつ伸びていきます。生まれたころより太い毛が生え揃うのは1歳を過ぎてからで、初めてのヘアカットをする子どもが増える時期です。
1歳半ごろからはほとんどの子どもの髪の毛が生え揃いますが、個人差が大きいので薄い子もいます。薄くても髪の毛が若干伸びたり増えたりしているようであれば、3歳くらいまで様子を見ましょう。
3歳前後にしっかりした髪の毛に生え変わる
3歳ごろになると、それまでよりも少ししっかりした子どもの髪の毛になります。しっかりした髪の毛に落ち着くまでは、髪が生える量やスピードはまちまちです。
生まれたときに毛深かったのに、成長すると意外と普通の毛量になることは少なくありません。また、まっすぐな髪だったのにうねりのある癖毛になったり、細くて薄かったのに太くしっかりした髪の毛なったりすることもあるようです。
赤ちゃんのころの髪の毛はどんどん変化するので、その時々のかわいい姿を大切にしてくださいね。
髪の毛が多い赤ちゃんのトラブル体験談
皮脂が多くなるため頭皮ケアが大変
例えばある赤ちゃんはとても毛量が多く、頭皮にトラブルを抱えていました。ママは赤ちゃんの全身を洗うことができるソープで頭皮も洗っていたのですが頭皮が剥けてしまい、皮膚科を受診して薬を処方してもらったそうです。
ところがそれでも治らず、ママは赤ちゃんを連れて今度は小児科へ。すると医師から「髪の毛の量が多い子は皮脂も多いから、赤ちゃん用のシャンプーを使って洗ってください」とアドバイスを受けました。
病院をはしごした結果、赤ちゃん用のシャンプーを使ってからようやくトラブルは無事改善したそうです。
汗疹や乳児湿疹で完治するまで長期戦だった
赤ちゃんの髪の毛が多いと、汗で蒸れて汗疹が頭皮全体に広がることがあります。汗疹ができたときは患部をタオルで拭いて、濡らした冷たいタオルを当てて冷やしてください。長期戦になると薬を使用するママもいますが、使うときは医師に相談しましょう。
実際に頭皮が汗疹になってしまったある赤ちゃんは、髪の毛が多いために治りにくく、少しよくなっても今度はフケのようなかさぶたがたくさんできてしまったのだとか。1カ月健診のときにもらった薬を塗って「ようやく治すことができました」とママも安心したようです。
首がすわる前にカットが必要になることも
髪の毛が多いと新生児のころでも髪の毛で耳が隠れてしまったり前髪が眉毛にかかってしまったりします。髪の毛がなかなか生えない赤ちゃんからすると少々うらやましい話ですが、髪の毛が多すぎても皮膚のトラブルや、お風呂のあとはクシで整える必要があるなどなかなか大変なようです。
ヘアカットは、新生児は首がすわっていないため座った状態ではできません。あるママは寝ているときに新聞紙の上でザクザク切ったり、また別のママは嫌がる前にササッと耳周りと襟もとだけカットしたりするなど工夫をしています。