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子どもの紫外線対策はしっかり!理由と対処法を知って外出を楽しもう

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子ども用日焼け止めの選び方のポイント

肌に負担の少ない低刺激なものを選んで

「子ども用の日焼け止めはどんなタイプを選べばよい?」と迷ってしまうこともありますよね。そんなママ向けに、子ども用の日焼け止めの選び方のポイントをご紹介します。

子どもの肌は乾燥しやすく、外部刺激にも影響されやすいので、肌に負担の少ないタイプを選ぶことが大切です。パッケージに「子ども用」や「赤ちゃん用」または「低刺激性」と記載されている商品を選ぶようにしましょう。

特に紫外線吸収剤を使用していないノンケミカルタイプ、着色料や香料なしの無添加、植物由来成分のタイプを選ぶと低刺激です。

どの製品を選んだとしても、最初から腕や脚などの広範囲への使用は避け、腕の内側や太ももなどでパッチテストを行って子どもの肌に合っているか確認してから使用しましょう。

石けんやお湯で落としやすいものが便利

子ども用の日焼け止めを選ぶ際には、毎日のクレンジングが楽に行えるタイプがおすすめです。

日焼け止めには、石鹸やお湯で簡単に落とせるタイプと専用のクレンジング剤が必要なタイプがあります。クレンジング剤を必要とするタイプは、肌に留まりやすく日焼け止めの効果が長く持続する効果がありますが、肌に負担がかかってしまう可能性もあります。

また、低刺激タイプであっても長時間塗りっぱなしにしていると、肌の表面の汗や汚れと混ざってしまい刺激を感じてしまうこともあります。帰宅後はできるだけ早くオフする方が安心ですね。

「石鹸で落とせます」、「お湯でオフできます」などと記載されている製品を選ぶと、シャワーや入浴で簡単に落とすことができて便利ですよ。

利用シーンに合った使いやすいタイプを

子ども用の日焼け止めを選ぶ際には、テクスチャータイプやSPFの数値で迷うこともありますよね。ここでは目的別に日焼け止めの選び方をご紹介します。

SPF数値ですが、毎日のお散歩や公園遊びなど日常的な使用はSPF数値が10~20ほどでOKです。長時間日の当たる屋外にいる場合や、レジャーなどはSPFの数値が30程度のタイプがおすすめです。

SPFは赤くなる日焼けを、PAは黒くなる日焼けを防ぐ効果を表しています。長時間屋外で過ごす場合や塗り直しが難しい場合はPAの+が2~3個のものを選びましょう。

テクスチャーは、塗り広げやすく適度な保湿もできる乳液タイプ、外出先でも手軽に塗り直しやすいスプレータイプが人気があります。利用シーンに合わせて選びましょう。

子どもに日焼け止めを使うときの注意点

塗るときは少しずつこまめに塗りなおす

子どもの肌を紫外線から守るためにも、日焼け止めを使うときの注意点もご紹介しておきますね。

日焼け止めは肌に均一に塗り広げることが大切です。一度にたくさんの量を塗ってしまうとムラができやすく、かぶれの原因にもなってしまいます。ママの手のひらに少量ずつ出してから、子どもの体に塗り広げるのもおすすめです。

使用する量は、顔は乳液タイプで1円玉程度、クリームでパール1個分程度、スプレーで1プッシュ程度です。体にはベトつかない程度を意識して、螺旋を描くように塗り広げ、塗り足りないところには再度日焼け止めを足すとつけ過ぎによるベタつきやかぶれが防げます。

また、2~3時間ほど経ったら塗り直しをするようにしましょう。しっかりと汗を拭き取ってから塗り直します。

ほかの薬を使うときは塗る順番に気をつける

子どもと一緒に外出する際には、日焼け止めだけではなく虫よけなどのほかの薬を併用したいこともありますよね。そんなとき「どれから塗ればよいのだろう?」と悩んだことはありませんか?

日焼け止めとほかの薬を併用する場合の基本的な順番は、「塗薬→日焼け止め→虫よけ」です。
例えば、乾燥肌が気になる子どもなら、保湿剤を塗った後に日焼け止めを塗るのも効果的です。また、夏場には子どもに虫よけを使用することもありますね。その場合は日焼け止めの後に虫よけを塗るようにしましょう。

小児科や皮膚科などで塗薬を処方されている場合には、医師や薬剤師に「日焼け止めや虫よけとの併用時には、どの順番で塗ったらよいか」を確認しておくと安心です。

かぶれ予防に!帰ったら早めに洗い流す

肌に優しい日焼け止めを使用したとしても、外出が済んだらできるだけ早めに日焼け止めを洗い流しましょう。

日焼け止めに配合されている紫外線拡散剤は、肌を乾燥させてしまう特徴があります。また、子どもはたくさん汗をかくので、日焼け止めの成分と汗が混ざったままにしてしまうと、肌が刺激されて痒みやかぶれを引き起こしてしまうこともあります。

外出から戻ったら、できるだけ早く日焼け止めの成分を洗い流し、保湿をして肌のバリア機能を保つようにしましょう。

日焼け止めがしっかりと落ちているのか気になるときや、石鹸を使いにくい顔などは、ベビーオイルをコットンにとり優しく肌に馴染ませて日焼け止めを浮き上がらせ、濡れたガーゼなどで優しく拭きとります。

体の中から!食べ物でもできる紫外線対策

予防にはビタミンやリコピンが効果的

UV加工の衣類や日焼け止めの使用以外にも、食べ物で紫外線対策を行うのもおすすめです。

紫外線ダメージは、日焼けすることで体内にできる活性酸素が肌を酸化させることが原因ですが、身近にある栄養素や食材でも、紫外線ダメージを予防できます。

肌の酸化の予防には、リコピンやビタミンA・C・Eが効果的です。

リコピンはトマトに多く含まれ、朝に摂ると吸収がよくなるといわれています。トマトソースやケチャップもおすすめです。

かぼちゃや人参に含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変換されますし、ジャガイモやさつまいもはビタミンCの含有量が高く、豆類や玄米にはビタミンEが多く含まれます。

馴染みの食材で紫外線ダメージを予防することができますね。

日焼けケアにはビタミンCや温かいものを

日焼けのケアにはビタミンCや温かいものを摂るのがおすすめです。

ただ注意しておきたいのが、ビタミンCの摂り方です。ビタミンCというと柑橘類が浮かびますが、柑橘類に含まれるソラレンには、紫外線を吸収しやすくする特徴があります。日焼けケアに柑橘類を摂取したい場合は朝食を避けて、昼食のデザートやおやつに食べるようにしましょう。

イチゴやキウイもビタミンCの含有量が高い果物です。酸味も少なく子どもも食べやすいのでおすすめです。

また、温かいものを摂って体を内側から温めるのも、日焼け後のケアに効果的です。体を温めると新陳代謝が活発になり、肌の再生力、修復も早くなります。

冷たい飲み物や食べ物を多く摂りがちな時期こそ、温かいものを摂るように心がけましょう。

紫外線対策しながら上手に太陽とつきあおう

私たちは太陽の光を浴びることで体内で昼夜を区別していますよね。それだけではなく、紫外線を受けることで体内でビタミンDを作り出しています。

ビタミンDは、免疫機能や脳、皮膚の働きをも担っている栄養素で、不足すると肌疾患や骨が弱くなるなどの症状にも繋がります。つまり、子どもの成長には紫外線を浴びることも必要なのです。

ただ、2017年に発表された小児科医師らの研究では、ビタミンD欠乏症と診断された子ども(1~15歳)の割合が5年間で3倍以上にも増加したという結果が出ていて、その原因は外遊びの減少、偏った食生活、過度な紫外線予防が挙げられています。

紫外線対策をしながら、お散歩やお買い物の時間で日光浴をさせるなど、上手に太陽とつきあっていきましょう。

まとめ

紫外線対策で覚えておきたいのは、子どもの健康や成長には「適度な紫外線も必要」ということです。日光浴の目安はおおよそ「夏は15〜30分程度、冬は1時間程度」とされています。

紫外線を気にし過ぎて屋外での行動を制限してしまうのではなく、安心して外遊びやお散歩を楽しめるように日焼け止めを使用する、UV加工された羽織物や帽子を着用させるなどして、紫外線によるダメージを予防していきましょう。

同時に毎日の食事にも目を向け、紫外線ダメージを軽減する栄養素や肌の回復を促す栄養素を上手に摂り入れたいですね。
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