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男の子が話すようになるのはいつ?赤ちゃんの言葉を引き出す方法

男の子が話すようになるのはいつ?赤ちゃんの言葉を引き出す方法

男の子を育てていると、同じ月齢・年齢の女の子に比べて言葉の成長が遅いのではと心配になることがありますよね。ここでは、発語から多語文を話せるようになるまでの目安と、男の子と女の子の言葉の発達の違い、言葉の発達を促す方法をご紹介します。

子どもが話せるようになるまでの発達段階

喃語を発するようになる

赤ちゃんは、産まれて4カ月から6カ月くらいで「喃語(なんご)」という言葉を話し始めます。「喃語」というのは「あぶぶぶ」や「まんまんまん」など、母音以外の音を含んだ言葉のことで、意味のある単語を覚える前に赤ちゃんが使います。

赤ちゃんによっては、喃語が遅れる場合もあり、自閉症などの症状を心配することもあるようですが、6カ月から7カ月ごろからという赤ちゃんも珍しくないので、喃語の進み具合に一喜一憂しないようにしましょう。

どうしても心配というママには、絵本の読み聞かせや、喃語を使ったコミュニケーションがおすすめです。赤ちゃんとのコミュニケーションをはかることによって、感情をたくさん出せるように誘導してみてくださいね。

単語や二語文を話すようになる

「喃語」がさらに進み1歳前後になってくると、少しずつ単語を話し始め、単語と動作が結びつくようになります。犬のぬいぐるみを持って「わんわん」と呼ぶようになるのがこの時期ですね。

この時期から、名前や名称を理解し始めるので、ママの話す言葉や身の回りに対する興味が強くなり、コミュニケーションも少しずつとれるようになってきます。

そこからさらに発達が進み、1歳6カ月ごろから少しずつ「二語文」を話せるようになってきます。「二語文」というのは「ママ、あっち」や「わんわん、来た」といった言葉の使い方のことです。まだまだカタコトですが、「わんわん、来たね」という感じで「◯◯ね」という使い方もでき始め、会話を楽しめるようになります。

多語文を話せるようになる

「喃語」「単語」「二語文」という順に少しずつ発達していき、2歳6カ月~3歳前後で三語文を使い始めるようになります。「三語文」というのは、「ママ、おかし、ほしい」「砂場、遊ぶ、楽しい」のように、単語を三つ使った言葉で、慣れてくると「ママ、おかしがほしい」「砂場で遊ぶの楽しいね」と文章になってきます。

そして、3歳から4歳になると、4語以上の言葉を使う「多語文」でおしゃべりができるようになっていき、周りの人や絵本の登場人物の気持ちや感情を理解するようになっていきます。

言葉に対する興味も強くなってくるので、「しりとり」「歌」「数や文字」を楽しむ子どもや、自分で考えたストーリーを話す子どもが増えてくるのもこの時期のようです。

男の子は言葉の発達がゆっくりでも大丈夫

脳の違いが言葉の発達にも影響している

「男性脳」「女性脳」といった言葉で、大人の男性と女性の行動や処理能力を説明することがありますよね?実はこの脳の違いというのは、小さな子どもにも当てはまり、脳の使い方の違いによって「言葉の発達スピード」に差があるように感じられるようです。

また、発達段階の男の子と女の子では、脳が発達する順序も違うといわれています。男の子の場合は、女の子に比べて言葉に関係する部分の発達が遅く、空間記憶などに関する部分の発達が早くなる傾向があるようです。

同じ年齢の女の子と比べると、女の子の方がたくさんおしゃべりをしているように見えてしまいがちですが、発達順序の違いも影響するので、女の子と比較して悩まないようにしましょう。

発語がなくてもママの話を理解している

子どもの発語は一般的には1歳前後といわれ、1歳6カ月健診のチェック項目になっているので、このころまでに発語がないと少し心配になります。では、子どもの発語が遅れていると感じたママはどうしたらよいのでしょうか?

子どもの発語は「言葉を理解する」「言葉を発する」という2段階の力が必要になります。発語がないという場合、発達の問題を心配する必要がありますが、この「言葉を発する力」が遅れているだけの場合もあります。

まず「言葉を理解する力」がしっかりと備わっているかをチェックしてみましょう。例えば、話しかける内容を理解していたり、指さしで興味を示したりすることができれば、発することが遅れているだけということもありますので、もう少し様子を見てもよいかもしれませんね。

育児書にとらわれずゆったり成長を見守ろう

言葉の発達には、大まかな目安があります。1歳前後で発語して、1歳6カ月ごろから二語文が話せるようになるなどです。育児書を見るとこういった情報がさらに詳しく書いてあり、発達障害などのことが併記されているものや、専門医に診察してもらおうという内容になっているものもあります。

しかし、育児書はあくまでも育児全般について書かれたものであり、あなたの大切な赤ちゃん専用に書かれた本ではありません。言葉が遅れていて心配していたけれど、気がつくとほかの子以上におしゃべりできるようになっていたという話をよく聞くものです。

育児書の目安にとらわれすぎて、子どもが委縮してしまうということもあるので、子どもがのびのび成長できるように、ママは成長を見守ってあげてくださいね。

言葉を引き出すためにママができること

たくさんコミュニケーションをとろう

ここでは、赤ちゃんの言葉を引き出すためにママができることをご紹介します。普段から少し意識するだけで変わるので、ぜひ実行してみてくださいね。

まず最初にご紹介するのは「赤ちゃんとのコミュニケーション」です。

発語に必要な「言葉を理解する力」は、赤ちゃんがママのお腹にいるころから備わっています。そのころからママの言葉を栄養に発語に向けて成長しているので、出産後もママの言葉や行動に影響されやすくなります。

ですから、ママは赤ちゃんとたくさんコミュニケーションをとるようにしてみましょう。例えば赤ちゃんの発声を真似してあげるとか、赤ちゃんが楽しそうにしていたら「楽しいね」と話しかけをするだけでも、赤ちゃんの言葉を引き出す準備になりますよ。
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