子どもと海で遊ぶのは何時間くらい?子どもと海で遊ぶときのポイント
夏になると海水浴に行きたくなりますが、小さい子どもと一緒だと色々と不安もあるでしょう。ここでは、小さい子どもと一緒に海で遊ぶときの注意点やポイントを紹介したいと思います。赤ちゃんでも生後7〜8カ月から海デビューすることができるんですよ。正しい知識を身につけ、準備を万端にして海に遊びに行きましょう。
子どもはいつから海へ連れて行ってもいい?
7~8カ月頃から海デビューはできる
実際に海の中に入るのも2〜3歳になるまで待たなければなりません。というのも、海水には塩分のほかさまざまなミネラルが含まれており、赤ちゃんのデリケートな肌にダメージを与えてしまう危険性があるからです。大人でも海水浴の後肌がかゆくなったり、ヒリヒリしたりすることがありますよね。
また、海水浴場に降り注ぐ直射日光にも注意が必要です。赤ちゃんに塗っても大丈夫な日焼け止めを塗り、どんなに暑い日でも赤ちゃんの肌を守るため、長袖を着せてあげましょう。
赤ちゃん連れでよく耳にするトラブルは、赤ちゃんが砂を食べてしまう、動き回って大変、ぐったりしてしまったなどです。上の子がいてどうしても赤ちゃんを一緒に連れていかなければならないということもあると思いますが、常時しっかりと大人の目が届くような状態にしておきましょう。
海に入るのは、2~3歳以降がおすすめ
その子の性格にもよりますが、せっかく来たのに怖がって海に入ろうとしない子も少なくありません。「この日のために浮き輪も買ったし、せっかく来たんだから楽しまなきゃ」「1度海に入れてみればきっと好きになるはず」などと思うかもしれませんが、嫌がる子どもを抱きかかえ無理に海に入れるのはやめておいた方がよいでしょう。強制的に海に入れられ怖い思いをしてしまったら、海に対して嫌なイメージがついてしまい、その後しばらく海を楽しめなくなってしまう可能性があります。
海を怖がる子は2〜3歳になったからといって絶対に海に入れようと思わず、砂で遊んだり、波打ち際で遊だりして徐々に海に慣らしていくのがよいでしょう。
海に入る前に自宅でビニールプールなどを使って水に慣れさせておくのもおすすめです。浮き輪を膨らませ、実際に装着してみるなど、少しでも初めての経験を少なくできたらよいですね。
子どもが海で遊ぶのは何時間くらい?
遊ぶ時間帯は夕方がおすすめ
1日のうちで紫外線量が高いのは10:00〜14:00、最高気温になる時間帯は14:30〜15:00が多いからです。しかし、最高気温に到達する時間帯については、その日によって変わることも多く、16:00以降に最高気温に達することもあります。夕方だからといって安心せず、日焼け対策や水分補給などを忘れないようにしてくださいね。
16:00以降であればビーチの混雑も一段落つき遊びやすくなります。しかし、海水浴場によっては遊泳時間が16:00までという所もあり、それ以降はライフガードが不在となるので気をつけましょう。
海の中で遊ぶのは5分から10分程度
乳幼児が海やプールで遊ぶときに、入水できる基準があります。気温+水温=50℃以上、水温も24℃以上あることが入水の条件です。いくら外気温が高くても海水温が低い場合、子どもの体温を奪い、低体温症や風邪をひいてしまう原因になってしまうことがあります。
先ほどもお話しましたが、海水には塩分やそのほかのミネラルがたくさん含まれており、海の中で長時間遊ぶと肌にダメージを与えてしまうことがあります。小さい子の繊細な肌を守るためにも、海からあがったらすぐに真水のシャワーを浴び、海水を洗い流しましょう。
日差しの下での砂遊びも10分ごとに休憩を
砂遊びが大好きな子であれば、なおさら海を訪れる時間帯を工夫するとよいかもしれませんね。日差しの強い時間帯を避け朝の涼しい時間帯や、夕方16:00以降に遊ばせるとよいでしょう。
小さい子どもがすやすや寝ている姿を見て「たくさん遊んで眠ってしまったのかな?」と思いきや、熱中症でぐったりしていたなどということもあるようなので、注意が必要です。
子どもや赤ちゃんと海に行くときの注意点
海へ持っていきたい持ち物リスト
【必需品】
1.タオル
2. 日焼け止め
3. ラッシュガード
4. ビーチサンダル
5. 帽子
6. 浮き輪
7. 砂遊びグッズ
8. 水あそび用おむつ
9. 日よけテント・パラソルなど
10. ビニール袋
11. 飲み物、おやつなど
12.絆創膏など救急グッズ
13.着替え
【便利グッズ】
1.貴重品入れ
2.ゴーグル
3.水入りのポリタンク
4.スマホの防水ケース
5.車での移動時間が長い場合、車の中で子どもが遊ぶおもちゃや絵本など
こまめな水分補給で脱水症状を予防
熱中症対策は水分だけを補給していたのでは十分ではありません。大量に汗をかく場合、水分だけではなく体内の塩分やミネラルも一緒に失われてしまいます。
スポーツドリンクを飲んだり、手作りの塩入りのドリンクを作ったりするとよいでしょう。塩分の目安は1リットルの水に対して塩1〜2グラムです。水に塩を入れただけでは飲みづらいので、砂糖を入れるなど工夫してみてくださいね。