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【第2回】自分を表現!楽器でのコミュニケーションで「音」を楽しむ

【第2回】自分を表現!楽器でのコミュニケーションで「音」を楽しむ

いろんな音が集まってつくられる「音楽」は、歌や演奏で自分を表現して楽しむ「音」の遊びの一つです。でも幼児にとって楽器の演奏は難しいかも、という気持ちもあります。今回は、音楽教室も実施している楽器屋さん「第一楽器」さんで子どもと楽器についてお話をお伺いしました。

様々な楽器や音楽に触れて楽しむ

幼児期に音楽が大切なのはなぜ?

幼児期に音楽に触れるといいという話を一度は聞いたことがあると思います。

幼児期(特に4~5歳頃)は、耳の発達が進み、音や音楽を聴きとる力や音などを記憶する力が育つ時期で、この時期にいろんな音、音楽との触れ合っておくことで、リズム感や音の違い、強弱などのニュアンスなどの音楽の基礎を身につけることができると言われています。

また、音楽の表情を掴むこともだんだん出来るようになるため、感受性も伸びますし、感情表現の幅も広がるというこころの発達にもよいとされています。

音を「聞く」ことで育つ感性

大人が音楽を聴くとき、その曲を聴いて感動したり、切なくなったりと心が動くかどうかを感じていることが多いと思います。それはその人の感受性と過去の経験やイメージから生じます。

ただ、子どもの場合は少し違っていて、音や音楽をいろいろ聴いていくうちに、様々な表情があり、その違いを感じとるようになります。曲の明るさ、暗さ、早いゆっくり、楽しい、悲しい寂しいなどの雰囲気や感情表現を体感、直感的に感じることができるようになります。

音楽に対する感受性が育つと、成長していく中で音楽の位置付けができるようになり、例えば雰囲気に合わせて気分を変えたり、音楽からリラックスや楽しさなどを得ることにつながり、人生や生活を実りある豊かなものにしてくれます。

自己表現やコミュニケーションの楽しさ

演奏は「自分の思い描いたものを表現すること」です。1人で演奏することもできますが、アンサンブルなど人と一緒に演奏する楽しさもあります。

人と演奏する中で、音のバランスを考えたり、周りと合わせたりする経験が増え、やがて人として必要なコミュニケーション能力、協調性が身につくきっかけの一つにもなります。

楽器を始めたい時はどうする?

楽器を始める適齢期はあるの?

音楽の中で楽器は、聞く楽しみというより「自分で演奏をすること」を楽しむものです。

楽器が楽しく弾けるようになるには、手先がしっかり使えたり、力が必要であったり、弾くために必要な身体の発達も必要ですし、練習も必要になるため、4~5歳くらいから始めるといいかもしれません。早く始めても問題はありませんが、これらの力が備わっていると、より演奏を楽しめます。
演奏をするためには、演奏に必要な感性を伸ばすことも大切です。楽器はまだ難しいかなと思ったら、「いろんな音楽を聞く」「歌を歌う」ことからはじめてみましょう。いろんな音楽と出会うなかで、やりたい楽器が見つかることもあります。
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